うちのお嬢様ネコが盗まれ、(99%の確率で)食べられてしまったことに、
怒りがおさまらない。
今頃
うちのネコを捕まえてネコ料理屋に売り渡したクズどもは
10万ドンのあぶく銭を得て、
一生懸命トランプばくちに精を出してることだろう。
そんなことも知らないネコ肉屋の客は
フルコース50万ドンに化けたうちのネコちゃんを平らげ、
トイレで気張って、うんちとともにネコちゃんの肉片でもひねり出したのだろう。
腹立たしい。
毎日キャットフード食わしてたのだから、
うちのネコちゃんはさぞや美味しかったことだろう。
いつかネコ肉屋の店主とともに、
盗人も、食った客も、ネズミにチンチンかじられてペストになって死ねばいい。
さて
3年以上前のことである。
夕方くらいからサイゴンの中心の居酒屋で酒を飲み、
そのあとは酔いさましのためサウナでひとっ風呂浴びて帰ったのだが、
サウナから出る頃には
すでに夜なかで日をまたいでおり、外の人通りがまばらになっていた。
人が少ないので気持ちよくバイクを走らせて、
中心のハイバーチュン通りと呼ばれる通りをまっすぐ飛ばして、
そのままファンディンフン通りを進んでいた時、
時速60kmくらいで走ってると、
突如地面がギラギラ輝きだした。
瞬間に何かがばら撒かれてあると気づいたのだがバイクは停止させられず、
そのままハンドルが取られ始め
リアタイヤが滑り出した。
思わず停止しようと思ったが、
その時間でも周囲は明るく、
横のほうに待機していた若い男どもの集団に気づいた。
停まれば絶対こいつらにボコられて、金を巻き上げられるだろう。
殺されるかもしれない。
その場で停まるのだけは避けようと
そのままぶれるハンドルをなんとか操って、
とりあえずタイヤが裂けて走れなくなるまでピューと逃げた。
そしてもうこれ以上は無理でしょうというとこで停まって後ろを確認したところ、
待機してた奴らが追っかけてくることもなく、
もっと先に行ったとこにある十字路で、
道端で道具を並べてる
バイクの修理屋がいたので直してもらった。
チューブはもう裂けてしまって交換しなければならず、
タイヤには太く長いクギが刺さっていた。
向こうのほうでやられたと、
修理屋に言ったが
こちらの発音が通じなかったようで
なんかよくわからない感じであった。
昔住んでた下宿の日本人大家さんは、
夜中になるとロケットランチャー背負った連中が狙うから、
絶対夜中に道を走っちゃダメと言っていた。