初めから読む下矢印

 

 

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そして、1番の課題は患者さん本人の意思と、家族の意思が食い違うことだ。患者さんは退院したいと言っていても、家族がそれを認められない…というケースは非常に多いらしい。(また別の機会があれば書きますが、うちも同じようなことを経験しました。「あ、これが先生が言ってたやつか〜」と思いましたね…)

 

それから、今後母に起こりうる症状についての説明を聞いた。くも膜下出血の後は、脳血管攣縮(のうけっかんれんしゅく)による脳梗塞を引き起こす可能性があるが、母の場合はその壁は乗り越えている。

 

では次にどんな壁があるのかというと、水頭症のリスクだ。起こる可能性のある時期は、だいたい半年後らしい。水頭症を発症すると、素人目でもわかるくらい様子が変わるのだとか。代表的なものを挙げると、認知や歩き方だ。

 

ただし「認知」といっても、いきなり極端に話が食い違うことはないらしい。どちらかといえば、歩き方によって水頭症が起きていることに気づくことが多いそうだ。

 

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