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滋賀県の滋賀銀行から観光まで、滋賀ニュース情報局

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 専門知識を生かして被災地を支援しようと、東日本大震災で津波被害にあった岩手県陸前高田市立博物館のチョウの標本修復に、草津市の琵琶湖博物館が取り組んでいる。標本を収めた収蔵庫にも津波は達し、標本の多くは泥をかぶっている。同館職員は「地域で採集した標本を修復し、住民の故郷への愛着を守りたい」と、気持ちを込めて元の姿に戻している。 ■「郷土愛 守ってあげたい」  陸前高田市立博物館は震災当日、2階の天井まで海水につかり、全職員6人が行方不明となったり、亡くなった。被災地で混乱が続く中、1カ月半後に、陸前高田市職員と盛岡市の岩手県立博物館職員らが、収蔵庫から昆虫や植物などの標本約5万点を運び出した。  修復の人手が足りず、岩手県立博物館の担当者は全国の博物館などに協力を求め、13府県の19博物館・昆虫施設が応じた。滋賀県と京都府からは、琵琶湖博物館が参加した。  5月下旬、琵琶湖博物館にチョウの標本10箱、計千点が届いた。早速、同館職員の武田滋さん(62)が中心となって修復作業に入った。  標本は羽が落ちたり、胴体が欠けるなど、大きな被害を受けていたという。水で湿らせた脱脂綿などで、丁寧に羽の表面についた泥を拭き取り、欠けた羽や胴体は、接着剤でつける。1箱に1カ月かかり、根気のいる作業が続いている。  武田さんは「被災地では、昆虫の分布が変わった場所もあると聞く。だからこそ、この標本が貴重な資料になるはず」と、手を緩めない。年内には岩手県立博物館へ送り返せるようにしたいという。
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人がいてこそ、自分がいる。
でも、なかなかそう思えないんですよね、
私って小さい人間です・・・。