滋賀県は26日、2030年ごろに実現を目指す「滋賀交通ビジョン」を策定するため、第1回懇話会を大津市の県大津合同庁舎で開いた。北陸新幹線やリニア新幹線など高速交通網が県内交通に及ぼす影響を検証するほか、少子高齢化、地球温暖化対策も議論する方針を決めた。 県は1990年に交通基本構想を策定したが、びわこ空港計画の凍結や新幹線栗東新駅の建設中止など情勢の変化に対応する。 懇談会は、学識者や交通事業者、国や市町の関係者、経済団体代表ら14人で構成した。京都大大学院の文世一教授を座長に選出した。今後数回開き、来年度中に交通ビジョン案を答申する。嘉田由紀子知事は「交通は生活に欠かせない基盤。県民側からの課題に幅広く目を配ってほしい」とあいさつした。 県は本年度の業務計画書案を公表し、議論の課題や進め方を提示した。敦賀以西のルートが未定の北陸新幹線については、県内を通る場合の波及効果や既存鉄道網の活用策などを探る。米原ルートは「県への影響が大きいと想定される」として動向を注視する考えを打ち出した。 また車社会の進展状況を説明したうえで、マイカーから公共交通への転換や交通空白地での交通手段の確保などを課題に挙げた。少子高齢化に伴う交通需要の減少で公共交通が衰退する可能性や温暖化対策としての視点の重要性も指摘した。
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人がいてこそ、自分がいる。
でも、なかなかそう思えないんですよね、
私って小さい人間です・・・。