第93回全国高校野球地方大会は28日、13地区で行われ、5地区の代表が決まった。東日本大震災に伴う原発事故により放射線対策を実施して大会を行った福島は、昨夏の甲子園8強の聖光学院が5年連続出場を決めた。関商工(岐阜)が春夏を通じて初出場を果たしたほか、英明(香川)は2年連続、藤代(茨城)は6年ぶり、八幡商(滋賀)は5年ぶりの甲子園。北大津(滋賀)は2年連続出場を逃した。今春センバツ4強の日大三(西東京)、同8強の加古川北(兵庫)は決勝進出。栃木と新潟の決勝は雨天順延となった。 ▽福島大会決勝(開成山) 須賀川 000000000◆0 01011100×◆4 聖光学院 (須)須藤-小針(聖)歳内-福田 (聖光学院は5年連続8回目) ◇聖光学院(福島) 1962年創立のキリスト教系私立校。部員数は県内最多の126人。08、10年夏に8強入り。 ▽茨城県大会決勝(水戸市民) 霞ケ浦110030000◆5 藤代001102002◆6 (霞)片野、伊藤、山口-笹島(藤)鵜沢、内藤-佐藤 (藤代は6年ぶり2回目) ◇藤代(茨城) 1973年創立の県立校。卒業生に楽天の美馬学投手ら。硬式テニス、吹奏楽など、部活動が盛ん。 ◇劇的サヨナラに涙 ○…茨城大会は藤代が劇的なサヨナラ勝ちで甲子園切符をものにした。九回に同点に追いつき、なお2死一、二塁。ここで6番の3年生・佐藤がカウント3ボールから、外角高めの直球を右中間にはじき返した。「ヒットを打ったことより、仲間の涙を見てうれしくなった」と佐藤。主戦の鵜沢を五回途中からリリーフし、六回以降を無失点に抑えた内藤は「(ともに3年生の)鵜沢を甲子園に連れていきたい」との思いを、打たせてとる投球内容で具現し、逆転勝ちにつなげた。チームメートとともに優勝を喜び合った内藤は「茨城県の代表に恥じないようなピッチングをしたい」。 ▽岐阜大会決勝(長良川) 大垣商000000000◆0 関商工02200001×◆5 (大)森川-千田(関)内城-前澤 (関商工は初出場) ◇関商工(岐阜) 1943年創立の市立校。商業科、工業科、定時制がある。ラグビー部は全国大会の常連。 ◇投打かみ合い勢い ○…関商工が勝負強い打撃とエース内城の好投で最後まで大垣商に流れを渡さず完勝した。初の甲子園出場に北川英治監督は「紙一重のプレーにこだわってきた結果」と笑顔。3回戦は1点差、4回戦は逆転サヨナラ勝ち、準々決勝は優勝候補の大垣日大に1点差で逃げ切りと接戦を制して勢いに乗った。この日は序盤に相手のミスから4点を先行し、投打がかみ合った会心の勝利。佐藤主将は「甲子園でも謙虚に組織力で戦いたい」と話した。 ▽滋賀県大会決勝(皇子山) 北大津201001000◆4 八幡商00006000×◆6 (北)岡本-谷村(八)吉中-日紫喜 (八幡商は5年ぶり7回目) ◇八幡商(滋賀) 1886年創立の県立校。卒業生に宇野宗佑元首相(故人)ら。春は7回出場し57、62、93年に8強。 ▽香川県大会決勝(レクザム) 英 明000140120◆8 丸 亀000000000◆0 (英)松本-橋本(丸)田所、楠本-松本▽本塁打 渡辺(英) (英明は2年連続2回目) ◇英明(香川) 1917年創立の私立校。女子校から01年に共学化され、野球部の創部は05年。陸上部などの活動も盛ん。
「この記事の著作権は毎日新聞 に帰属します。」
京都の工房より発送日当日に漬けたものを直送させていただきます。※北海道、沖縄への発送は別...
ピックアップ名言:
私たちの生き方には二通りしかない。
奇跡など全く起こらないかのように生きるか、
すべてが奇跡であるかのように生きるかである。
by アインシュタイン
全てが奇跡だと思えたら、
何でも挑戦してみようという気になりますね。