私の働いている会社は、毎週、営業目標がある。

自分に、どうも目標達成意識が足りないと自覚していたため、

明日の仕事始めを前に、話題のこの本を手に取った。


この本の主題は、

感情をコントロールする技術


読みやすく、わかりやすいため、すっと入ってきた。


著者は、「達成の科学」という表現を用いながら、

目標を達成することは、運でも才能でもなく、ただのスキルなのだ

ということを説明している。


人は、やるべきことがわかっているのに、行動しない。

理由はやるべきことに「感情」が伴っていないからだ。

感情が人生のすべての行動の要因だと述べている。


たしかに、営業成績を伸ばす知識は、いろいろな方から学んだので、知っている。

だが、それを実際行動に移さない。

なぜ?

絶対に営業成績を伸ばさなければならないという強い感情を持っていないからだ。

なぜ切迫感がない?

それなりに売れているから。

その状態が、居心地の良い状態だから。


こんな状態の自分に、著者からストレートのパンチが飛んできた。

「心地よい状態というのは、成長することと反対のこと」

「あなたの成長は、居心地の悪さをどれだけ、居心地良くするか」


どうすれば、今の状態から抜け出せるのだろうか。

それは、理想の自分のビジョン・目標を見つけ、

「そうなるために、今の自分で大丈夫か?」

という質問をぶつけ、

ダメだと納得させることが大事だろう。

まずは、営業の目標ではなく、自分の究極のビジョンを見つけてみよう。


本の中で著者が述べていることで、印象的な言葉があった。


「あなたの身に起こるどんな出来事に対しても、

あなたの好きなように意味付けができます。

どんな意味付けをしてもいいのです。」

「出来事そのものに意味はありません。あなたが意味を付けるのです。」

「この出来事から得られるギフトはなんだろうか?」をいつも自分に質問しよう。


自分は就職活動の時期に大きな不運に見舞われた。

そんな、誰が見ても最悪の状況の中、

「もうこれ以上悪いことはない。むしろ自己紹介のネタにしよう」

そう考えることで、最終的に就職活動は大成功に終わった。

どんな出来事も、自分次第で、解釈が変わるのだということを、改めて思いだした。


すっかりはまってしまった海堂尊シリーズ。

桜宮市の世界観にどっぷり浸かってしまった。


本作では、2点考えさせられる点があった。


一つめは「死」について。

デスコントロールという言葉が出てきたが、

死にたいと思っている人を殺すことは善が悪か。


倫理の問題で言うと、人を殺すことは、

たとえ同意があっても許されることではないだろう。

ただ…

非常に難しい問題だ。

簡単に結論が出せない。


もう一つは、桜宮巌雄の次の言葉。

「人は誰でも知らないうちに他人を傷つけている。

存在するということは、誰かを傷つける、ということと同じだ。

だから、無意識の鈍感さよりは、意図された悪意の方がまだマシなのかもしれない。

このことがわからないうちは、そいつはまだガキだ」


自分の気づかないうちに、誰かを傷つけているかもしれない。

例えば、自分がコンペで競合に勝ったとき、

競合の営業マンの成績が悪くなり、クビにされ、

その家族が路頭に迷う。


大げさか。


ただ、このようなことが連鎖的につながって、

世の中が回っているのは事実。


いつも想像力を働かせることが大事だな。


本書の冒頭で書かれているアリグモの話。

本質はそういうことだろう。

全員がアリグモになりうるのだ。

1年というのは、あっと言う間に過ぎてしまうもの。


油断していると、何も成し遂げずに終わってしまう。


仕事では、週、月、四半期、半期で目標があり、

それぞれを成し遂げることが、一番わかりやすい成長の証。


やはり目標とは、定量で、達成したことが具体的にわかるものが、好ましい。


そこで、今年の目標は、こうしよう。


「1年間で72冊本を読む。」

※ビジネス書、小説を問わない。


1ヵ月に6冊×12ヵ月=72冊


1週間にだいたい1.5冊。


がんばろう。


残72冊