『ハゲタカ』の続編。


企業買収は企業vs企業だけでなく、

政治的な裏の根回しが本当にあるのだろうか。


前作同様、すごくおもしろかった。


続編が早く文庫になることを祈る。

先日、映画『ハゲタカ』の感想を書いたが、

すごく面白かったので、小説も読んでみた。


鷲津と芝野が本当にかっこいい。


企業再生ビジネスの陰と陽のような存在として描かれているが、

実際やっていることは、ほとんど同じ。


ハゲタカの本質は本来銀行がやらなければいけない仕事とイコールなのでは?と感じた。



上下で1000ページほどの分量だったが、すぐに読みきってしまった。


とてもフィクションとは思えない、非常にリアルな内容で、

本当に面白かった。

注目の作家、伊坂幸太郎。


いつか読んでみようと思っていた。


彼がどんな小説を書くか、全く知らなかったため、

最初、ミステリー小説を読んでいる気分で読んでいた。


ミステリー小説として読んでみると、謎がわかりやすく、

途中でほとんど結末がわかってしまった。


しかし、ミステリー小説ではなかった。

家族、親子、兄弟。

重い題材を、ユーモアの溢れた陽気な書き方で本質を描いている。


特異なキャラクターの設定と、様々な文献からの引用を巧みに内容に織り込んでいく筆力は素晴らしいと思った。


流行っている意味がわかった。

同じ題材を、同じストーリーで書こうとしても、

彼のような書き方は誰も出来ない。


そう感じた。