ベストセラーの絵本、「100万回生きたねこ」。主人公の猫は、不毛な人生を100万回繰り返したのちに、ついに真実の愛に出会います。満足のゆく人生を送ったねこは、それ以上生まれ変わることはありませんでした。ちょっと生意気な顔をした猫に、自分を重ねる大人も多かったのではないでしょうか。
この本を書いたことで知られる佐野洋子さんが昨年11月に亡くなりました。乳がんで余命2年の宣告をうけた彼女は、病院から帰るその足で以前からほしかった外車、ジャガーを買ったといいます。
先のある人生だからこそ貯金もしていたけれど、あとは自由に生きる。そんな佐野洋子さんを見て御子息が「死ぬ気まんまんだね」と言ったことから、最期のエッセイのタイトルはそのまま「死ぬ気まんまん」に。早く書籍化してほしいですね。
思ったのは、「死ぬ気まんまん」とは、精一杯ベストを尽くした人にしか言えないであろうということ。
今の私の気持ちは「生きる気まんまん」。合理主義を標榜すれば楽だと分かっていても、心の中では感情が渦巻いて、納得ができない私。明日死ぬと分かっていても、女は子供を作りますし、満身創痍でも走り続けます。
佐野洋子さんはジャガーでしたが、私はガルウィングのSLRマクラーレンに乗って。そうしないと後悔してしまいそうな気がします。
明日も素敵な一日をお過ごしください。
皇居の森を見ながらランチをしたくて、ペニンシュラ東京に行きました。24階のPeterに入ろうとすると、ランチは11時半からです、とのこと。あと15分くらいあります。仕方なく1階のザ・ロビーに入ろうとすると、こちらも11時半からで、飲み物しか出せないと言われてしまいました。
何時でもきちんとしたものがいただける、オールデイ・ダイニングがあってこそ、ホテルと言えるのではないでしょうか。少し驚きました。個人的には、ペニンシュラ東京の客室はインテリアが好きでした。
が、香港上海ホテルズ社が経営するこのホテルは東京では回転率の低下に苦しみ、現在、苦肉の策で低価格なランチを提案しています。その結果、安っぽい客層が増え、時間の融通も利きません。ペニンシュラ東京、迷走中です。
気持ちを切り替えて、ペニンシュラ向かい側の丸の内「COVA TOKYO」へ。時々行きます。ミラノ スカラ座の横で200年近くの歴史を誇るミラノ本店には、ヘミングウェイ、ヴェルディなどが通ったといいます。
こちらはいつ行ってもサービスが行き届いたお店です。ちょうど、ゴットファーザー風タリアテッレが今月の雑誌「LEON」で紹介されていました。
ミラノ料理ということもあり、お肉が比較的おいしいお店です。別オーダーで頼んだサンペレグリノを注ぐタイミングも絶妙でした。
COVAはチョコレートも有名。ディナー前はショコラバーも利用できます。ヘミングウェイの「武器よさらば」では、主人公がキャサリンにCOVAのチョコレートをお土産に買うシーンがあります。そのせいか、チョコレートを使ったデザートも満足のいくお味でした。
少しの努力で顧客満足度はぐっとあがるもの。少しフレキシブルになるだけで、私も自分の周囲の人に対してもっと貢献できるのかもしれません。
明日も素敵な一日をお過ごしください。


