過去物語 Ver35 最終章 僕が僕である為に① | 今の気持ちを綴ったブログVer 2.0

今の気持ちを綴ったブログVer 2.0

自分の心と向き合って言葉を詩に乗せて紡いでいきます

年が明けて2005年になった。
僕はもう23歳。そんなに若くも無い年頃となったけれど、学歴の中で生きて来て、しかも大学中退後、夢も希望も無く、ただ生きる為だけに仕事を探していた。

あの、大学内での競争主義と、そこから二度に渡る堕落した日々とで、すっかり将来に対して夢が持てなくなっていたのだ。

愛知県から京都まで歩いた時の疲れも、向こうで受けた心の傷も癒えて、僕はやはり
生きる為に
仕事を探していた。

そして、そうやって仕事を探すと、辿り着く先は派遣会社となる。
広島県にある大手の自動車の車両組立工場へと行き、そこでの仕事が始まった。

僕に仕事を教えてくれたのは、そこの社員の方で、凄く気さくな方だった。

ある日僕がこのままで良いのか良く解らず、相談をした事がある。

その時、その人は丁寧に頷いて聞いてくれた。そして、

『資格を取った方が良い。今から先、生きていくには経験も必要だと思うけど、何より自分の能力を示す証明が必要になる。
何がやりたいのかを、よく考えてそれに合わせた資格を取っていく。
基本的な学力があるなら、絶対にできる』

と、アドバイスをくれた。
僕は『資格』なんて考えた事も無かった。また、今を生きる事に必死になり過ぎていた僕には、一刻も早く仕事をしなければ、と思うのが先で、全く頭に無かったので、ショックを受けたのを今も忘れられない。

それから、僕は何がしたいのか、そもそも資格を持つとどんな事が出来るのか、
それを調べる所から始めた。

そんなある日、書店で見た、会計学の本に凄く惹かれた。
立ち読みでは飽きたらず、購入して本格的に読みふけって行く内に、僕がやりたいのは監査や会計の分野だという事に気づいた。

しかし、その分野の資格試験は、困難を極めていた。
頂点に立つ、公認会計士は当時まだ僕は一次試験から受ける必要があったし(現在は、学歴条件が無くなっている為、高卒でもいきなり本試験受けられます)、他もかなり難しい…。

だから、時間が掛かる事を承知の上で、まず全ての基本になる簿記から勉強を始めたのだ。

だけど、仕事が忙しい中での勉強は、バランスを取るのが非常に難しいのだった。

―――――――――――――――――――――――――

拍手を送る
↑ 
記事に何かを感じて下さった方は応援のクリックをお願い致します。


↑ 
ブログランキングにも参加しています。
クリックして頂けると嬉しいです。
携帯の方は此方から

人気ブログランキングへ