母の入院は続いていたけれど、手術後は安静にしていて、少しずつ肺癌の方は収まっていた。
この頃は、僕は自分がしっかりしないと生活すら成り立たない事を認識して、
僕は自分を強く持とうとしていた。
ところが、僕は20歳を迎えていて、しかも最終学歴が高卒という事になる。
高卒では、新卒でないと仕事は正社員の形では、殆ど無い時代へとなっていた。
その為、面接を受けても決まらず、
書類選考で落ちる事も多々あった。
それも今考えれば、当然だった。
中途採用の意味を良く分かっていなかったのだ。
中途採用で必要な、社会人としての常識を持っていないのだから、仕事が決まらないのも、今なら納得出来る。
…だけど、あの頃は
少し前まで、日本で最も上位の大学に居た事もあって、プライドがあり自分の学習能力に欠けていた…。
また、そのプライドのせいで、不採用の度に気持ちは落ち込み、泥沼へと陥っていく…。
不採用が重なっていく毎に、僕は次第に気力をも無くしていくのだった。
夜には、全く眠れなくなり、毎日睡眠薬を飲んで眠りに付くも、朝になって起きるのが辛くて、外の朝日をみるのが堪らなく辛い日々が続いた。
それでも母の前では、なるべく強くあろうとした。
病院では、密かに睡眠薬と安定剤を処方して貰っていたが、母には一言も言わず、ただ仕事を探している事だけを告げていた。
そんな日々が続いていく中で、この世で僕は価値の無い人間。
中途半端に学力があって、
普通の生活を送る為の仕事に就く事も出来ず、
このまま何ともならない人間…。
そんな考えに次第と侵されていき、僕は人生の中で最も辛い、無気力という物を経験する事となる。
―――――――――――――――
(以下、追記です)
中途半端に学力と学歴がある分、プライドが邪魔になって、謙虚さと言うものが薄れてしまっていた時期だと言えます。
そして、そのプライドは本人が自覚していない分、余計タチが悪く、不採用になる現実を受け入れられない…
と悪循環する訳なのですよね。
此処の堕落は、言葉にすると簡単ですが、実際の苦しみは思い出したくもありません…。
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