merrymoreさんのブログ -3ページ目

頭痛の話

ふわりと、頭の中に霧がかかったような浮遊感。
痛みが麻痺してくる前兆。
あと少し。
あと少しで痛みは完全に消える。
『成人1回1錠』と側面に書かれた鎮痛剤を、もうひとつ手に取った。

今日は朝から酷い頭痛で吐き気がした。
いやもっと言えば昨日からの頭痛だ。
昨日は仕事で遅くなって寝たのが2時だったのに、彼が4時に帰って来て私を犯すので眠れなかった。
今日も彼が5時に帰って来た音で目が覚め、不要になった目覚ましを止め、昨日から少しも改善していない頭痛にうんざりしながら出社した。
パソコンに向かうも、頭痛と吐き気で効率が悪い。
ああ今日中にこれを終わらせないといけないのに。
あまりに酷い頭痛でいろんなことが馬鹿らしくどうでもよくなってくる。
例えば今現在、明日客先にプレゼンする資料を作っていて昼食も食べられないままに20時を過ぎてしまったこととか、
彼は今頃家で寝ているだろうこととか、今日もまた私が働いて得たお金でどこかに出掛け、また4時過ぎに帰ってくるだろうこととか。
そういえばそろそろ彼が起きて出掛ける時間。
どこに出掛けているかはわからないが聞いてもどうせろくでもない話しかないだろうから聞かない。
パソコンに向かうとまた頭に煉瓦を積み重ねられているような頭痛が戻ってくる。
絶対パソコンのせいだ。
パソコンから毒電波が出ているに違いない。
頭が痛くて食欲も出ないけど、きっともうすぐ鎮痛剤が効いて治るはず。
治ったらきっとお腹が空くはず。だって今日は昼食を食べられなかった。
今日はお寿司でも食べよう。
もし彼が出掛けていなかったなら、彼も呼んで。
特上のお寿司を食べよう。何時までやっているだろうか。
するとだんだんと気分が良くなってきて、鎮痛剤ってやっぱり凄いし便利だなぁと思う。
頭痛は既に軽い鈍痛になった。
さぁ、今からもうひと頑張りだ。

a flood of circle@UPSET

今日は敢えてNOVEMBERSと書かずに a flood of circle と書く。
いやNOVEMBERSは相変わらず良かった。
ライブとしてもとても良かった。
でもa flood of circleには度肝を抜かれた。
今日は4組出たがみんな良かった。
良い日だった。

まず今日OAがあるの知らなくて、辻くんでも小林くんでもない人が出てきて驚いた。
キャロラインロックスという。
これがまたなかなか良かった。
デモCDを無料配布してるって言ってて貰って帰ろうと思ったくらい。
(残念ながら帰り際には既に頭の中はa flood of circleでいっぱいだった)

次は年功序列でcinema staffだと思ってて、小林くんが出てきてまた驚いた。
事前にCDを聴き過ぎて緊張してしまう俺。
好き過ぎて冷静を保てなくなっているっていう。
先に出てきてくれてよかったかも。
待ち焦がれなくていいからね。
今日はさすがに全曲わかった。
philiaそんなに好きじゃなかったけどライブだと凄い気持ちいいんだな。
不思議な疾走感と浮遊感があった。
chilも良かった
あとアマレット
思えば初めて買ったNOVEMBERSのCDはアマレットだった
白痴/アマレットのdemo3
picnicよりも粗削りな白痴がこれには入っている
こちらのほうが好きだったっけ
懐かしい気持ちでアマレットを聴いた。

cinema staffはライブやる毎に演奏良くなってる気がするな
気のせいかもしれないけど妄想回路って歌詞変わった?
俺が知ってる詞と違う気がした。
聞いてから帰ろうと思ったけど物販が混んでて断念。

そしてa flood of circle。
実は1年?くらい前にたまたまシェルター行ったときが彼らの企画だったんだけど、
People In The Box見に行ったんだけどあとQUATTROとa flood of circle。
(QUATTROも結構好きだった)
でもそのときは佐々木さんの声に度肝を抜かれて拒否反応を示してしまったんだ。
かなりガリガリのロックだったしパンクかと思ったくらいだ。
それでa flood of circleはダメだ、好みじゃないっつって帰ったんだけど。
昨日たまたまYOU TUBEでBUFFALO DANCEのPVを見て やべ かっこいいんじゃね? って思ったときからもう
ハマる予感はしてたんだよな…。
ライブ見たら声もすっかり好きになってた
メタルかと思うようなギターにガラガラのハイトーンボイス
ギターロックなのに乗ってるメロディはキラキラのポップなんだからまいっちゃうよな
あのキャッチーさは間違いなくポップだわ
俺には甘いくらいのポップ
アニメとタイアップしてても違和感ない
聴きやすい・ノリやすい。楽しいライブだった。
8月にまた名古屋来るとのこと!
行こう!と思ったが8月30日にまた会いましょう… …ん?
30日ってRUSH BALLやん(-_-)
残念。
とりあえずCD買おうっと。

ある男の話

いらっしゃいませ。
そう言うと、自動ドアから入って来たばかりの男はこちらを見て軽く会釈した。
男は話すことが出来ない。
紙をくれとジェスチャーし、私が傍のプリンターから拝借したA4のコピー用紙を渡すと意気揚々と文字を綴っていく。
彼は右手も不自由なため、左手で書き上げる彼の字は正直読み辛い。
見ることも話すことも出来る私だが、彼との会話は理解するだけで精一杯だ。
「かわいいね。いくつ?」
ふふ、と愛想笑いをし、本日はどういったご用件でしょうかと聞くと、彼は気をそらすように机をとんとん叩き、自分の話を『聞く』ようにと私に促した。
「仕事終わったらご飯食べに行かない?松坂牛が美味しいお店を知ってるんだ。ご馳走するよ」
彼は一気に書き上げると、顔を上げて照れたように微笑んだ。
私は、大変申し訳ございませんが、お客様と一緒に外出するようなことは会社の規程で禁止されておりますので、と出来る限りの申し訳ない顔で頭を下げた。
すると男は一変し、鬼のような形相で紙に向かった。
「なんなんだその態度は!嫌なら嫌だってはっきり言え!障害者を馬鹿にしてんのか!糞が!」
白熱してきたのか彼の字を書く速度はどんどん上がり、急ぎすぎて字が崩れて新しい図形のようだ。
「その高飛車な態度、たいそう良い教育をされてきたんだな!最高責任者を出せ!俺はお客様だぞ!茶も出さないで、障害者差別か!」
「お前も生意気なただの馬鹿だな!なんか言い訳しろよ!殴るぞ!」
私は殴られては困るので、警察を呼んだ。
自動ドアから入って来た警察は、私に障害者差別で逮捕すると言う。
男は今だ汗をかきながら自分が書いた告訴状を手に机をどんどんと叩いて唸っている。
私は両手に手錠をかけられパトカーに乗せられた。
隣の本屋の店長が常連客とひそひそと話しながら私を見ている。
パトカーの中で警察の制服を着た牧師に懺悔する。
私は彼を可哀相に思う。
「ああ楽しかった。次はどこに行こうかな」
窓の外で彼の声が聞こえた。






(フィクションです)