◯月◯日(月)に母上様から
電話出来る時に連絡ください…
お父さんことで…
なんて意味深な連絡がLINEに入ったのよ…
俺は、ちょうど通勤のバスの中だったからさ…
えっ (;´゚д゚)ゞ
亡くなったの?
脳ナンチャラで倒れて運ばれた?
痴呆が酷くて…?
一体なに???
きっと良い連絡ではない事は確かだろうけど、父上様に何があったの???
俺のこの先の人生、今の生活に大きく影響するの?しないの???
なんて事が、頭のなかをグルグル…グルグル…
バスを降りてから母上に電話を入れたら…
『ちょっと調子が良くなくて、大きな病院で診察してもらったら、進行性の肺ガンで、もって1ヵ月だって言われた…』
『こんな時だらか、それまでに顔見せに帰ってこい!!とは言わないけど…そういう事だから何かあった時の覚悟はしておいてね』
( ゚д゚)ガーン
「もって1ヵ月って、お父さん本人は知ってるの ?」
『お父さん本人が聞きに言ったから、本人も知ってるのし、少し落ち込んでる…』
という訳で父上様は入院する事に。
でもさ、
『もって1ヵ月』
って言うのはさ…
先生も短めに見積もって言っているだけでさ、それまで元気だった訳だし、フツーに野山に出向いては山菜採りやら竹の子採り出来るくらい元気だったんだから、きっと2ヵ月、3ヵ月…あれ?半年もっちゃった…なんなら年も越しちゃったし、また桜の季節迎えちゃったよ…
なーんて事を心の中では思ってんだけど…
何かあっても、すぐには駆けつけられない海外に暮らす弟が、お盆ごろから帰省していて、
面会したり…数時間だけど外出させて実家はへ連れて来たりしてくれていて…
その弟から
余命宣告から、ちょうど1ヵ月の木曜日に、食欲も結構落ちてきたって連絡があって…
1ヵ月と1日目の金曜日の夕方に、母上様から、いよいよヤバいかもって連絡あって…
土曜日に有給休暇もらえるように、急遽職場にお願いをして、最後に会いに行くために荷物をまとめて…
明朝は早いからと床につき…
でも、日付が変わっても、なかなか寝付けず枕元のスマホを手に取り…
基本、電話が来てもメールやLINEの着信あってもスマホは鳴らない様にしているんだけど…
こんな時だから音量低めでも鳴るように設定しておかなきゃってな…
と、鳴るように設定を変え…
そのわずか数分後の0時50分に母上様から父上様が亡くなったとLINEが入りました。
もって1ヵ月
って言われてたけど…
1ヵ月と1日多く生きれたから、安心して2日目に変わって1時間しないうちに逝っちゃったのかな…なんて事を思ってみたり。
そんな訳で、新型コロナウイルスなんてものが、こんなにも世界全体を混乱させるなんて全く予想していなかった3年前の夏の帰省したのが父との最後の一時になってしまいました。
土曜日に帰郷し、日曜日にお通夜、月曜日に葬儀…火、水、木、金と、これから一人になる母上様の為に出来る手続きを出来るだけして、これから日常生活のある地へ戻る高速バスの車内にて今これを書いています。
実は俺、何に起因してるのか不明なんだけど、なんだか父上様が苦手で…電話もしなかったし…帰省してもあまり話さなかったし…
いろいろしてもらったのに、ホントに親不孝な息子だった反省しております。
遅かれ早かれいずれも母上様との別れが来るので、父上様に返せなかった恩の分も母上様に返して行きたいと思います。
そうそう父親の御悔やみは葬儀当日の地方紙に載ったんだけど…
葬儀を済ませた翌日の朝刊の御悔やみ欄を見た母上の口から、俺にとって一番年の差のある従兄弟のお兄ちゃんの訃報が載ってると…
従兄弟のお兄ちゃん本人から入院しているという連絡が母上様宛にあったらしく…
『うちも(父上様)も入院中だから、お見舞いとかはお互い様って事にしようね』
なんて事を話していたらしい。
この従兄弟のお兄ちゃんは、60代後半でホントにまだまだ若い。
俺とは18才差くらいなんだけど、母上とは5、6才差…サザエさんで言えばカツオとタラちゃんのような同居するオジさんと甥っ子の歳の差関係。
母上様目線なら幼いころに同居していたほぼ弟のような存在。
遠く離れて暮らしているけど、この夏、夫と、ほぼ弟を一度に亡くした母上様をシッカリ支えていかなくては…と、思っております。
では…本日はこれにて!!