アパルトヘイトで出会い系なあたし | オカマな毎日

オカマな毎日

小声で教えてあげる。

二丁目の老舗のバーのママが語ってくれたことがある。

 

「この世でオカマはあたしだけだと思ってた。」

 

彼が性に目覚めたとき,ネットはおろか,その手の雑誌さえ発刊されてなかった。
田舎で生まれ育った彼の懊悩や絶望に,
やはり田舎生まれのあたしは深く共感し,胸が痛んだ。
幸い今は,オカマを対象にした出会い系アプリwwなンてなものまである。
あたしも,長い付き合いの旦那がいながら,
ときどきはイイ思いをさせてもらってる ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ

 

こんなアプリの登場もそうだけど,時代が変わったのねーと特に思わされるのは,
アプリに登録している連中の顔出しの多さだ。
職業的な理由などを挙げて,頑なに顔出しを拒むオカマも当然一定数いるンだけど,
多くのオカマが,老いも若きも,自らの顔や裸体の画像を上げてアピってる。
10年前には考えられなかった様相よね。
オカマに対する社会の寛容度が高まったからという側面もあるだろうけど,
実際は,ネット上での棲み分けがうまくいってるってだけの話だ。
隔離ともいえるし,もしかすると,アパルトヘイトなのかもしれないw
でも,多くのオカマに心の安寧をもたらしていることは間違いない。
文化の異なる人間の主体的な棲み分けは人類の知恵だ。正解の1つだ。