『産経新聞』が臓器移植法の改正に向けた動きを後押ししてる。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070522/shc070522001.htm
>改正案は２つある。一つは脳死を人の死とし、
>ドナー本人が臓器の提供を拒否していない限り、
>家族の同意だけで提供できるようにする案である。もう一つは、
>ドナーの生前の意思が確認できなければ提供できないという現行法の枠組みを変えず、
>ドナーになれる年齢を引き下げる案だ。
>前者は世界保健機関（ＷＨＯ）基準であり、ドナーを確実に増やせる。
>だが、後者はそれが難しいだろう。
つまり『産経』的には，家族が同意しさえすれば，
脳死患者の身体を切り刻んでいいと，そういう「主張」らしい。
あたしにはとても納得できる話じゃない。
そもそも脳死を人の死とするなど，簡単に受け入れられるはずもない。
すでに文化として定着した死の概念を，
移植医療のためというご都合で変える。これはもう暴走だろ。
「家族の同意だけで」ともなれば，
確か梅原猛が言ってたような，「菩薩行」とも言い難い。
あたしは絶対に賛成しかねる ヽ(`Д´)ﾉ