あたしの天皇機関説な産む機械 | オカマな毎日

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小声で教えてあげる。

とあるメルマガの「あとがき」で,大月隆覚っつー民族学者が,
柳沢厚生相の失言問題と,戦前の天皇機関説騒動との相似を指摘してる。
「正常化」したはずの国会で,今もってやってる馬鹿ヲンナの厚生相攻撃を見て,
「ナルホドこれかぁ」と唸ってしまった。
天皇機関説っつーのは,高校時代に学んだ「日本史」のあやしい記憶をたどれば,
(明治憲法下の)天皇を,国家を動かす最高「機関」であるとした学説で,
これは,社会科学の言葉で天皇を法的(?)に定義しようとしたってことだわな,多分 (^_^;)
で,この「機関」って言葉に極右な連中が脊髄反射的に反応(わざとだろうけど),
言葉尻をとらえた「欧米か?」って突っこみで,当時この説を主張してたエラい憲法学者,
美濃部達吉をつるし上げたっつーのが騒動のあらましかと。
大月によれば,この騒動を主導したのが実はマスコミ。おもには新聞だわな。
犯罪的に短絡すれば,こいつらマスコミが極右な連中や軍部と結託し,
過剰な全体主義を蔓延させ,日本を負ける戦争に導いたとも言えるわけ。
厚生相に集中砲火を浴びせ,贄を求める者どもは,
確かに美濃部を攻撃した極右集団とかぶるし,
民草を亡国へと導くマスコミの役割は,今も昔も変わらないと ( ´,_ゝ`)プッ