あたしの八百長相撲 | オカマな毎日

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小声で教えてあげる。

あたしが子供の頃の話だから,ほんの少し昔だ。
NHK(←多分)の番組で,雪に閉ざされた小さい村の娯楽として,
予想した相撲の星取表を持ち寄ってテレビを囲み,
その的中ぐあいで賞品を分け合うってのが紹介されたことがある。
老いも若きも屈託なく笑い,実に愉しそうだ。
厳しい環境の中でも,笑顔を絶やすことなくたくましく生きる,
そんな村民生活の一部を切り取った,
出来のいいドキュメンタリーだったと記憶してる。
けれど,この娯楽は,賞品がやたらに高額であった場合,
あるいは金銭そのものであったりすると,
たちまち賭博禁止法に抵触するグレーゾーンの遊びと言える,
などと言うと,これが「野暮」ってもンだ。相撲の八百長疑惑ってのが,まさにこれ。
誰もプロレスラーに向かって「八百長」などとは言わない。
相撲とプロレスが同じ,などと言うつもりはないけれど,
どちらも「スポーツ?」と問われれば,そりゃ違うでしょと言いたいわけ。
スポーツマンシップは,スポーツにだけ求めればいい。
相撲は「神事」あるいは「伝統芸能」に近い。そういうところに素人,
それもフリーライターなどという賤業の者に口をはさませるとは,
まったくもって嘆かわしいことだわな。
相撲協会も無視しろっつーの!!ヽ(`Д´)ノ