さば塩辛の歴史 | あのりさばの塩辛関連通販サイト

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三重県の伊勢志摩、安乗漁港で初夏に水揚げされる、脂の乗った真さば(あのりさば)の塩辛を利用した商品を紹介しています。

塩辛(しおから)は、魚介類の身や内臓などを塩漬けにし、酵素(自己消化酵素及び内含する微生物が持つもの)によって発酵、熟成した保存食品である。

内臓に含まれる酵素以外に、発酵を促進するために麹を加える場合もある。




歴史

古くは平安時代末期に成立した『今昔物語』に塩辛との文字が現れる。

しかし、江戸時代以降の塩辛と同じものと確認できないことと、時代的に孤立していることから、初出は『日葡辞書』とされる事がある。

16世紀から記録が確認できる『なし物』との併用がしばらく続いた後、江戸中期後半以降に塩辛という名称で定着した。

文献には、やや訛った『しょうから』(鳥取市)や、『しょから』(志摩市)の事例が掲載されている。

なお、沖縄県では、塩で辛くするという意味から「~ガラス(辛す)」という独自の方言で呼ばれている。
魚介肉及び内臓の約10%以上と、飽和量の食塩を使用するのが伝統的な製法とされてきたが、冷蔵保存が可能となったことにより、それよりも塩分濃度が低い塩辛も製造・販売されるようになった。