wide先生のブログで、膵がんの新しい治療薬のニュースを知りました!
https://ameblo.jp/anonymous-2020/entry-12613829586.html
で、書いた一般名オラパリブことリムパーザが、今年12/25付で、膵がんにも承認されたそうです。
で、書いた一般名オラパリブことリムパーザが、今年12/25付で、膵がんにも承認されたそうです。
膵がん組にクリスマスプレゼント





もっとも、私はブログにも書いたように、BRCA遺伝子変異は陰性なんですけどね…



BRCA遺伝子の変異は乳がんや卵巣がんのリスクを上げるということから、コンパニオン検査の対象者はもっぱら女性だったと思うのですが、リムパーザが膵がんにも使えるとなると、男性もこの遺伝子検査を受けることになるのかな。
変異が見つかると使える薬が増える。
でも、変異が見つかると子どもや親兄弟にも遺伝子リスクがある可能性が。
この辺りはジレンマですね。
もともと膵がんには「家族性」というカテゴリーがあって、今年8月にはBRCAもその要因遺伝子と特定されていたようです。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/0808/index.html
いずれにせよBRCA遺伝子の検査はすでに実績があるし、リムパーザも卵巣がんで既に使われている薬ですから、遺伝子カウンセリングなどのフォロー体制が整えば、比較的速やかに普及するんじゃないでしょうか。
いずれにせよBRCA遺伝子の検査はすでに実績があるし、リムパーザも卵巣がんで既に使われている薬ですから、遺伝子カウンセリングなどのフォロー体制が整えば、比較的速やかに普及するんじゃないでしょうか。
ただ「白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法」という能書きが、ネックになるかもしれません。
膵がんで白金系〜の標準治療ってオキサリプラチンを使うFOLFIRINOX しかない……
おまけに維持療法と書いてあるから、耐性ついてからじゃダメなんだろうなぁ、おそらく

ちなみに個人的にはアストラゼネカの上記リリース内の
「相同組換え修復欠損(HRD)を有する卵巣がんに対する一次治療後の維持療法におけるベバシズマブとの併用療法に対するリムパーザの承認」
が気になります。
BRCAは陰性だったけど、HRDはどうだろう?
FOLFIRINOX が効いているうちに、調べてもらえるかしら?
年明けにU先生に聞いてみよう
