下校の修行
先生あのね、
裏のどぶ川飛べました。
あれを飛ぶのはめっちゃ勇気いりました。
表の溝は余裕やけど
裏のどぶ川はかなり幅があります。
飛ぶ前は
もし飛べなかったら
あんなとこや
こんなとこを
擦りむいて
どろだらけになって
お母さんに怒られるのかなと怖かったです。
でも飛べました。
これで一目おかれそうです。
小学生の運動能力が低下 しているそうです。
この映像は驚きました。
これでは裏のどぶ川どころか
小さな水溜りさえ飛ぶことができません。
小学生たるもの
常に向上心を持ち、
意味のわからんハードルを自分で設定して
乗り越えていくものです。
ええ、僕のハードルはそれはそれは過酷です。
裏のどぶ川しかり、
横断歩道の白いところだけで渡ったり、
歩道の高いところを乗り続けて下校したり、
一個の石を家まで蹴り続けて貯めてみたり、
孫悟空なみの修行を毎日続けたものです。
もちろんこれらの修行の成果は
どろじゅん(正式名称:けいどろ)の結果に反映します。
道無き道を飛んで跳ねて進み、
もうそろそろみんな帰ってるんじゃないかと
不安になるほど物陰に隠れられる忍耐力
意味のわからんところからジャンプして
捕まった味方を開放する能力を身につけました。
先生あのね、
遊ぶことを教える時代だそうです。
僕の下校修行メニュー
いくらで売れますか?
運動会
先生あのね、
運動会でコケました。
せっかくあれだけ練習してきたのに・・・。
10月10日といえば体育の日
どこもかしこも運動会でしょう。
運動会で一番の見せ場は
色別対抗リレーでしょう。
赤、白、青、緑組に分かれて
クラスから選抜された精鋭が全力で疾走します。
そう、クラスから選抜された精鋭、
運動会前には、選抜の練習会が毎日開かれます。
給食時間の終わり頃、
キンコンカンコーーーン
「ただいまより、選抜リレーの練習会を始めます。」
「選手の方は運動場に集まって下さい。」
それで、
おおっと僕のことだぜ、
ちょい給食残してるけど、お前くっとけよっ
てな感じで教室を出て行くときは、
それはそれは嬉しかったものです。
各クラス、選抜されたメンバーが
昼休みの運動場を占拠し、
どこの色の誰がはやそうだ
どこの色が勝ちそうだ
と周りのギャラリーは僕達のことでもちきりでした。
そうです。
僕達、です。
僕も足が速かったので、
選抜に選ばれました。
今日、本番
低学年から始まるリレーで
3年生のバトンが、2位で僕に渡されます。
これで先頭を抜ければ、
1位になったら、
ヒーーローーに!
あの子は!!
あの子は僕のことを好きになるに違いありません。
と思った瞬間足がもつれました。
こういう時に、
人はなぜ優しいのでしょうか、
高学年の人も、もちろん低学年の人も
誰も責めません。
むしろおまえのせいじゃないと言ってくれます。
先生あのね、
今日ほど、
今日ほど、
今日僕がこけた日ほど、
生徒会長の運動会の挨拶、
1年生にとっては初めての運動会で、
6年生にとっては最後の運動会でした。
という挨拶が
うっとおしく思えた日はありません。
ウルトラマン
先生あのね、
今の地球には怪獣ばっかりです。
ウルトラマンはどこへ行ったのでしょう。
もう僕が行くしかないと思います。
でもどうやったらウルトラマンになれるのかな?
アメリカのフロリダで
大怪獣の死闘
が繰り広げられました。
そう、その大怪獣とは
ワニとニシキヘビ
しかも最後には合体して
見るに耐えない恐ろしい大怪獣になっています。
あんなことが起こっていいのでしょうか、
生態系の破壊とは恐ろしいものです。
本来であれば、決して混じることの
なかった生物圏が、人間によって
無理やり併せられると、
神も予想だにしなかった光景が広がります。
もう、なんというか
まさに見るに耐えません。
モザイクかけてしかるべきです。
ウルトラマンは
大怪獣が現れると
その怪獣に合わせて退治してくれました。
コテンパンにやっつけたり、
ときどき許して宇宙に逃がしたり、
仲良くなっちゃったり、
先生あのね、
僕がウルトラマンになりたいのですが、
変身できる兆候が一切ありません。。
普段何食わぬ顔をし、
ここぞというときに頻繁に居なくなり、
そのために付き合いも悪く、
人知れず苦労している人が
ウルトラマンなんだと思います。
あ、
出来村君、、、
このまえ塾とか言ってた、、、、
彼の成績にムラがあるのも
理由がありそうです。
すいません。
出来村ネタが続いていますが、
はっきり言って出来村君を気に入っています。
ノーベル賞
先生あのね、
将来はノーベル賞をとります。
すごい賞金もらえるんです!
でも、
ノーベル何賞をとろうかな
医学賞?化学賞?平和賞?
ノーベル賞受賞者が次々と決まっています。
その中でもまたもや注目される
朝日の記事 ノーベル化学賞
ノーベル医学賞の記事
が、
最後には自らの体を実験台にした
マーシャル教授のすさまじい研究意欲を
伝える中、
ノーベル化学賞の記事
の問題部分、
これらの有機物でのメタセシス反応では、
2種類の有機物が触媒を使って結合の相手を交換し合う。
ダンスでパートナーを替えて新ペアができるように、
新しい有機物ができる。
ダンスでパートナー??
新しいペア????
新しい有機物!!!???
もう僕の妄想はノンストップです。
この表現にストップかける人は ノーバデェ in asahi.com です。
妄想が頭を回りすぎて、
酷い表現になってしまいました。
気分を悪くされた方々には深くお詫び申し上げます。
繰り返し述べておきますが、
巷で流行っている朝日叩きを
しているわけではありません。
むしろ好きで見てるんです。
ネタが豊富で助かります。
先生あのね、
確かにノーベル賞に憧れを持たせるよう、
夢を持たせようとしてくれるのはわかるのですが、
この間のテストでのネーミング、
ノーベルがんばりましたで賞
これはないなっと思いました。
どろじゅん
やっぱり鬼ごっこはしないと駄目ですね。
脚力はもちろんのこと、
権謀術数を鍛えるにはもってこいです。
子供の頃、戦争ごっこができなくて、
大人になった人たちが
今日捕まりました。
鬼ごっこもろくにやっていなかったとみえ、
あっさり巡査に捕まってます。
「でーきーむーらー君!」
「"どろじゅん" しよー」
「塾あるから無理」
先生あのね、
成績の出来にムラがある
出来村君の将来が
やばそうです。