どーも、Aです。
いきなり暖かくなってきましたね
さてさて今回の映画レビューはピーター・グリーナウェイ監督の2作品、いきますよ♪
元々画家を志していたという監督、撮る映像も絵のように芸術的で美しいんですよね…!絵画を鑑賞している気分になる映画は私、大好物なのです
監督の作品といえば「コックと泥棒、その妻と愛人」の耽美な映像に驚きましたが、もうちょっと前の作品たちがアマプラに来ておりまして。飛びつきましたよ…!ご紹介しますね
★英国式庭園殺人事件
世界的に評価された名作ですね、面白いです…!
こちらはアートな作品とか言われがちですが会話劇が面白いし、サスペンスとしても良く出来ているんじゃないでしょうか
完璧な絵を描く若い画家。ある貴族夫人が彼に「屋敷などの風景画12枚」を依頼するんですよ、行方不明の旦那に贈るために…。ところがその画家がゲスい男で、お金だけでなく夫人の体も求めるんですな
どんな契約だよ!と思うんですが笑、ゲスい画家は絵を描く期間ず~っとその貴族たちを手玉に取りやりたい放題、となるわけです。…とにかくゲスい笑!
こりゃドロドロだわぁと思ったら…最後はアララ~で。結末は言わないでおきますが笑いました。絵に隠された秘密もあり、面白いです
衣装、屋敷、庭園…とにかくすべてが美しい!でも人間たちがゲスい!
貴族への皮肉とも思えるブラックさがありますね。映像はどれもバチバチにキマっていて本当に美しいです…!
あとアレね。あの全裸マンは何だったんだべ。謎です、シュールです笑。
映像美だけでもかなり楽しめるので、未見の方は是非♪音楽も楽しくてクセになりますよ~
★ZOO
こちらは衝撃でしたね…!中毒性の高い作品だと思います
妻を失った男2人が、その喪失感から「腐敗」に悦びを見出し執着する話で、何故そこまで…という感じではあるんですが。哀しい逃避でもあるんでしょうね。とにかくブッ飛んでいて良い!ですね~
死骸は気分の良いものではないしシンメトリーもそんなに興味はないけど(私、アシメ好きなので笑)。朽ちていくタイムラプス&徹底したシンメトリー映像… 常軌を逸した画の連続にはザワザワ~っとさせられるものがありましたね。退廃美を超えて、もはや狂気…!
あ、屋敷とか外のシーンとか何気ない映像は絵画的でただただ美しいんですよ。勿論、すべて計算されているからなんでしょうけど。
「ZOO」の逆向きネオンが意味ありげで印象的だったなぁ…
あと哲学的な会話も面白いですねー。聞いていて飽きない笑。
そして音楽!自分の世代だと「料理の鉄人だ!」ってなる、あの曲ですね。先に書いた英国式庭園殺人事件もそうですけど音楽はマイケル・ナイマン先生が手がけていて、本当にクセになります。素晴らしい…
観ているうちに「これ、何かの実験なのでは…?」な~んて被験者気分になってしまうほど独特で。美しい作品だと思いますね♪こちらも、未見の方は是非~
…というわけで、今回は以上です
まだまだ花粉が多くて大変ですが、頑張ってまいりましょう
それではまた次回、お会いしましょ〜