毎日暑いですね~!お疲れさまです、Aです
またまた良い映画を観たので早速レビューいきましょう♪
★DOGMAN ドッグマン
いやぁ~…シビれました。
リュック・ベッソン監督完全復帰!とか言われてる本作、本当によかったですよ…!
ベッソンといえばレオン以降はちょっとね~みたいな感じでディスられがちなんですが、私はずっと好きですよ。「フィフス・エレメント」は衝撃だったし大好きです。そもそもベッソン作品のヒロインって自分にはドンピシャなんですよ。
でもなんだかバカにされるんだよなぁ…レオンが人気ありすぎるせいなのかもですけど。
とにかくこの作品、いつも通り「深い愛」の物語だったんですよ…
(「ジョーカー」「ダークヒーロー」などと的外れなキャッチコピーがポスターや予告編で踊ってるようですけど、アレは無視しましょう。全然違います!作品をちゃんと観てない人が付けたんじゃないかなぁ)
犬を愛し犬に愛された男の壮絶な半生を哀しく美しくユーモラスに描いていて、とても沁みる作品なんです…!
彼の行動は、すべて愛する犬たちのため。
うちにもワンコがいるので主人公と犬達の関係には考えさせられるものがありました。彼らは主従関係ではなく信頼関係で繋がってるんですよね。従うのではなく、相手が大好きだから行動する… その信頼こそ愛だと思うのです。
私自身ワンコが悪さをするたびに叱ったりしてましたが何も改善しませんでした…愛情だけで接する様になってからの方が問題は起きてない気がします。自分の都合に合わせてワンコに生きてもらおう、なんてそもそも間違ってると思いますしね
これは人間の親子関係でもそうなんでしょうね。親が子を信じないで理不尽に𠮟りつける行為は何も良くしない。ましてや怒鳴るとか叩くとか絶対良くない。恐怖心と反抗心を植え付けるだけなんです。互いに敬ってきちんと会話ができている親子は…やっぱり仲良しですよね。人間の親子も主従関係ではなく信頼関係で良くなるんだと思います
なんか教育の話みたいになりましたが主役のケイレブ君がとにかく素晴らしいから観てほしい…!
彼はいつも繊細な演技で魅せてくれますが今回特に素晴らしかったです。悲しみをこらえる表情、犬たちの愛情を受け穏やかになる表情、そして言葉のひとつひとつ。そして彼が練習して実現した歌唱シーン。ベッソンのフランス愛を感じる選曲がこれまた良くて。ケイレブ君のすべての演技にグッときましたよ…!
子ども時代を演じた子役さんも恐ろしいほど素晴らしかったし、しっかり話を聞いてくれる医者役の女優さんも良かったです。
あとワンコたちはとにかく可愛くてカッコイイ!
社会風刺もちょっと入ってたりして、ベッソンの思いが詰まった作品になってるなぁ…!と感じましたね。富を得る人たち都合で法は作られてるとか…全然間違ってないと思います。この日本もそうだし、裏金問題もあんなんだしね。あり得んわ…
まだまだこれからも頑張ってほしい監督さんです、リュック・ベッソン
考えても考えなくても楽しめると思いますが、優しさでできた作品だと思いますので…ぜひ♪
という訳で、今回は以上です。
暑さ対策をしながらこの夏も頑張ってまいりましょう
それではまた次回に~