天気がおかしくて振り回されっぱなしですね
郡山はさっきまで猛吹雪… 今はちょっと晴れて静かになりました。
うーーーん、寒いのもうヤダ~~…
ではでは、今回も映画レビュー!いきますよ~~
「心霊ドクターと消された記憶」(2015)
タイトルを「心理ドクター…」と勘違いし、
心理モノは結構好きだぜぇ~なんて思いながらレンタル屋でなんとなく手に取った作品。
帰ってよく見てみたら「心霊ドクター」ジャマイカ…。霊…。
何はともあれオカルトホラーっぽい始まりに最初引いてしまったものの、
こちらはなかなかの当たり映画でごわした
邦題がなんとも残念ですが、作品としては面白かったですよ…!
ストーリーはこう。
精神分析医のピーターは事故で娘を亡くし、悲しみが全く癒えない。
それでも日々様々な患者を診てなんとか過ごしている彼だが、
奇妙な体験をするようになる。
家で物音を聞いたり、何かを訴えようとする少女が現れたり…。
ピーターを演じるのは戦場のピアニストもとい、エイドリアン・ブロディ。
困り顔のピアノマン…じゃないや、ピーターに、笑顔は戻ってくるのか…?
果たして少女の正体は…?
色々気になるミステリーホラードラマな展開です。
もうね、次々と気になる点が出てくるんですよ~。
★謎の少女が凄く暗い。んで、窓叩いたり、謎のメモ置いてったりする。
★電車が近くでやたらゴーーーーーーーッ。いい音だったけど。
★話に来てる患者が何故かみんな、何年も前に死んでる人だった。
しかも全員同じ日に亡くなってる。
★ピーターの記憶が曖昧… 娘が亡くなった時や、少年時代の頃のとか…
「患者が故人」…これに関しては、
あちゃ~、この人幽霊とお話してるんかいな……なんて思って観てたら、
その事でピーターが先輩医者のおっちゃんに相談するシーンがあるのです。
「でも患者全員、先輩に紹介してもらった人達だし…(僕オカシクナイヨネー)」と。
確かに死んだ人を紹介する訳ないもんね、先輩がさぁ。
幽霊とかありえないし、ダイジョーブよ、まだマトモよアンタは…!
なんておいらも思ってたらその先輩医者、
「…私が存在してないとしたら?ハッハッハッ…」…って、
スーーーーッと消えやがった! …おっちゃん!お前もか!
(…ハッハッハッとか笑ってはいないか。おいらの妄想か)
思わずワ~~~~~オと声が出たシーンでしたね。
そんなこんなで謎を解くためにもピーターは実家へ帰るのであります。
そこで少年時代の記憶が少し…戻ってくるわけです。記憶が大分消えていたんですな。
これが結構ショックな内容だったんですが、それで終わりではなかったんです。
記憶のゴールはさらに酷かった…。
酷過ぎる内容故、彼は自ら記憶を消し去ってしまっていたんですな。
幽霊たちに導かれるように、ピーターは真実を取り戻すことになるのです…
詳しくはこれから観る人のために書かないでおきますが…
あまり家庭的ではなかったと思われるピーターの父親、
そんな父に幼い頃優しくされたと話す女性警察官、
謎の少女がやたら窓ガラスをバン!と叩く、
幽霊たちは皆、電車からこちらに訴えようとしている、
娘を亡くす瞬間、ピーターは「何か」に気を取られていた、など…
張り巡らされた伏線の全てが回収された結末は、実にお見事でしたね~
スッキリと終わりました。内容は切ないですけどね。
さらに補足…
★全体的に映像と音楽が暗くて寂しいけど、嫌いじゃない。
エイドリアンにピアノの音がハマってた。
★幽霊が訴えたい気持ちは分かるけど、もう少し穏やかに登場は出来んもんかね…?
映画としては勿論ミスリードも狙っての事なんでしょうけど。
怒りと恨みがあるから仕方ないのだろうか…
あんな形相で「ついてきな」やられてもなぁ…(少女のシーン。般若かと思った
★少女の「窓バン」に意味があったのは見事な演出
ところどころドンバン音で驚かせるのは…上質なミステリー感が無くなる気が
★少女の名前の頭文字が娘につけた名前だった、っていうのがゾッとした。
ピーターの記憶に残っていた故じゃないだろうか。
強烈に嫌な記憶は後々に影響するのかも。
先日のTV「公開捜査」の方を思い出しますね…。
★おっちゃん幽霊がスムクリ立ち(byマイコー)。
これはやり過ぎじゃね?って思ったよ、おいらは。
★友人が自殺。ずっと苦しんでた感があった。
逃げや嘘は結果的に自分を不幸にするのねん。
★眩く明るいラストシーンに希望が見えた。
ピーターと妻はようやく前進できるのだろう。そして娘も…。
親やあの少女を救おうとしてたんだから本当に優しい子だったんだねぇ。
★張りまくった伏線をきちんと回収する丁寧な作り。
投げっ放しじゃなくてホント素晴らしい。
★幽霊たちはもっと手っ取り早くアイツ(ネタバレするから誰なのかは伏せます)に
復讐できなかったんかい!とも思うけど、
霊を感じる人が居ないと力を発揮できないのだろう…というのがおいら的な見解。
でもって、ピーターの場合は娘が亡くなったことで霊感がついたんじゃないかな。
(そんなわけで「心霊ドクター」。いや、納得できないけど、邦題
もしくは娘の為せる業によるものなのかもしれんけど。
…え~、以上です。映画ってホントにいいもんですね。
さて、当社のお知らせとしましては、
新オンラインショップ制作のサービスがいよいよ始まります
詳細はもうちょっとお待ちください…
ではまた次回に