きょうはダルいので、ダラーっとした記事を書いてさっさと終わらせたいと思います。

 

 

 みんなが夢中になった遊び、どんなのがありますか? 野球、鬼ごっこ、陣取り、缶蹴り、ままごと、ゴム跳び、縄跳び、チャンバラ、豚バラ、とんかつ、イヌ吠えられ・・・と、ひととおりやったことはあるんです。けれど私の場合は引っ込み思案というわけではなかったものの、かといってそんなに社交的というほどでもなかったので、どれもそこそこ止まりでしたね。強いて挙げれば、かくれんぼは好きですよ。いまでも機会があったらやりたいほどで。だいたい隠れたフリして帰るんですけどね。

 でもいちばん熱心だったのは「空想」でして、これをジャマされるのが嫌でしたね。ジャマする側からすると、私がボケーっとしてるふうにしか見えない。まさか私がいま空想で忙しくしてるなんて考えてもみないのでしょう。小学校生活も学年が上がるにつれ習い事で時間を取られ、大事な空想タイムを削がれていくことでストレスが強くなっていったものです。

 やっぱり習い事というのはよくないですねぇ。あれ往々にして親のエゴでしょ。自分で習いたいって言ったのならともかく、私の場合は自分で希望したものなんかひとつもなかったですからね。

 プライベートタイムがないのですから、じゃああとどこでその時間を作ればいいのかというと、もう授業中しかなくなるんですよ。だから私は授業中、一見おとなしくしてて誰にも迷惑はかけてないものの、実質、授業には参加していない。だって空想タイムで忙しいからしょうがないのです。
 運動系につきましては、ただ「走る」といった単純な動きなら問題はなかったものの、競技にされると途端に苦手意識が強くなる。とくに球技にはセンスがなかったなぁ。毬つきにしろドッジボールにしろ。球体のものを自在に扱うコツが、まったくつかめなかったものです。部活はテニスだったのに、テニスそのものに興味を持てませんでしたからね。

 


 ただ、そのテニス部へ入ってから野球のほうが好きになってきましてね。まぁ、うちの学校では男子野球部しかありませんでしたし自分で本格的にプレーしようとまでは思わなかったですが、観るのは好きでした。いや、最初は「聴く」からでしたね。プロ野球をラジオで。野球

 

⇕このタイプのラジオ。色は黒。まだ現役です。📻

 

 テレビではどうしても面白さがわからなかった野球なのに、ラジオ観戦だとものすごく面白く感じられたんです。ルールの細かさや競技の持つ奥深さが、ラジオだとみるみる理解できるようになっていきました。たぶん視覚的な情報がないぶん、実況や解説の方が丁寧に伝えてくれるからなんだと思います。目で見る観戦ではなく耳で聴く観戦。私にはそれが合った、ということなんでしょうね。RCCラジオですよ。ここしかまともに受信できませんでしたから。

 

 

 そんな時期のことです。体育の授業中だったか運動会だったか。ほかの人が何かをやらされてるときに、自分の出番がないとか出番が終わったりしたら待機してる時間ができるじゃないですか。地べたへ座って待ってるだけの時間が。そんなときにMさんとよくやったのが、オリジナルの野球遊びでした。ほぼ座ったままプレーできるやつです。
 まず、地面に野球盤のようなダイヤモンドを適当に描きます。その上空で、Mさんが直径1㎝くらいの大きさの小石を放ります。それを私が線香くらいの長さの小枝でカチンと打ち返すのです。ここまではオモチャの野球盤と似てますが、我々の開発したオリジナル野球では、守備側が打球(小石)を自分で拾って一塁ベースへタッチすることでアウトが成立いたします。いっぽう攻撃側は自分の指が走者と化し、ツツツーと一塁へすべらせる。もちろん守備側の対応より先にたどり着ければセーフとなりますが、大人げない高速移動は控えます。「いまの当たりはセカンドゴロくらいじゃろ」と思うようなら、ちょっと待ってあげるくらいの忖度をするのです。
 また、このオリジナル野球には野球盤に近いサイズのダイヤモンドはあるものの、グランド全体の広さは設けていません。ですので柵越え(=ホームラン)の基準も、とくにないのです。しかし、たまに強めにはじき返してMさんの後ろのほうまで打球が飛んでしまい、それをMさんが追う・・・いや、探す事態になった際。打球といっても何の変哲もない小石なので、どれがどれだか判別が不能になるのですね。そうするとホームランが成立いたします。

 

 

 そういうことをやっておりました。なので私とMさんは隠れ野球部だったんですよ。野球って、いちいちお金がかかるでしょ。グラブやバット、ボールもタダなわけじゃない。でも我々のオリジナル野球は、そこらへんに落ちてる小石と小枝だけなのでコスト0なんです。部費すらいりませんからね。
 この様子を見た周囲の人たちは「また陰険野球しよるんか?」と、呆れたような顔をして、誰も仲間入りしようとはしなかったものです。なんでだよ?

 

 

 さて。こんな私のブログはどうでもよろしい。本日は自由と平和を求める戦士=仮面ライター78さんの記事をご覧いただきたい。

 

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 熱心なタイガースファンでいらっしゃる78さんの、少年時代に遊んでいたゴムボールを使う野球の話がベース。さらにそこから派生する予想外な展開がおもしろい。うちのこんな記事なんかより100倍はおもしろい!

 

・迷宮入り事件発生からの事情聴取
・粟津號、登場(えーと、誰だっけ? ・・・ああ、なんか見たことある! やたらと目のキレイなおじさん)
・謎の老人の正体は、はたして・・・?

 


 いろんな方のブログめぐりを日課としておりますが、あまりないタイプの記事でした。
 このところ「あのときの自分ではそういう行動しかとれなかったけど、いまなら違う選択をするだろう」と思うことがいっぱいある。こちらの記事の場合だと厳密には、結果がわかってるからこそ「違う選択をしたらどうなっていたか?」が頭から離れないといった塩梅でしょうか。
 タイムマシンがあったらもういっぺんあの場面をやり直してみたいと思う案件がどっさり。ただ、当時の自分はそれしかできなかったんだから後悔してるわけではない。
 だけど78さんは・・・。78さんはなんにも悪くはないんだけど、この内容なら「しまったなー」って思うのも無理はないですよね。私が78さんの立場になっても、そう思うもんね。

 


 そんな78さんに、ひとつだけ言いたい。
 あなたは私のような陰険野球ではなくゴムボール野球をされてたのだから、少年としてきっと健全だったのだと思います!
 ただ、陰険野球でセカンドゴロを打ち、ギャラリーに見られるなか忖度しながら指をすべらせてるときの筆舌に尽くしがたい気持ちも、ちょびっとだけ味わわせてあげとうございます。

 

 

 ちなみに陰険野球やってたの、小学生のときの話だと思うでしょう? 違うんです、中学生でやってたんですよ・・・。