いささか時期を逃してしまった感アリアリだが、やはりスルーするわけにもいかないので記事にします。
リンクや動画の掲載も含め少々長めになってしまってるので、時間のない方は小分けにして閲覧されることをオススメしときます。
国際空手拳法連盟「誠心会館」の館長=青柳政司さんが7月に亡くなられた。青柳館長にまつわる名場面についてはここでは端折ることにしますが、個人的な思い出を書いておきたいと思います。
あれは私が福山に住んでた某年9月半ばのこと。三原リージョンプラザの屋上で新日本プロレスが試合をするというので出かけた。新日本プロレスはこの3日前にも岡山武道館で興行をおこなっており、そっちにも私は観戦に訪れている。このころの私は岡山武道館の試合へはかなりの頻度で足を運んでいたものだ。
・・・と記憶していたのだが、いま三原リージョンプラザを検索してみたら記憶にあるものとは違っていました。私の記憶ではショッピングセンターのような店という印象だったのですが、三原リージョンプラザはもともとスポーツをおこなうのが目的の場所であり、屋上でやる必要はない。屋上の画像もあったけど、記憶のものとはぜんぜん違う。
仕方なく当時のパンフレットを押し入れから引っぱり出してみました。そしたら私がその日に行ったのは三原市ではなく、東広島市にあった西条プラザだったことが判明。たしかにここはショッピングセンターで、屋上の様子も記憶と一致。いまはもうないそうですけどね。三原リージョンプラザは別の大会で行ったんだと思う。
で、この日の開始時間は午後3時から。通常より早い。新日本は前日にも夜の興行をやってるので、選手たちはあまり休めてなかったのではなかろうか。個人的には初めて屋外で試合を観戦する経験であり、青空の下、太陽光線を浴びながら闘うレスラーを見るのもかなり新鮮に映ったものです。
ただしこの日はファンサービスデーの意味合いが強いもので、試合数は少なめ。3日前の岡山武道館が9試合あったのに対し、5試合のみ。
❶越中詩郎 1/20 金本浩二
❷武藤敬司 1/20 小原道由
❸蝶野正洋 1/20 山本広吉
❹馳浩&小林邦昭&野上彰&ブラック・キャット 3/60 スーパー・ストロング・マシン&後藤達俊&ヒロ斉藤&保永昇男
❺藤波辰爾&木村健吾&木戸修 1/60 スコット・ノートン&ザ・グレート・コキーナ&ワイルド・サモアン
わりと早めに会場入りすると、客席用に並べられた椅子のひとつに腰かけたノートンが、マスコミと思しき人から取材を受けていたのが目に入った。近くで見るノートンの顔はデカかった。
試合のことはあまり憶えていないが、珍しく60分3本勝負なんてのが組まれていたようです。あと、当時「ヤングライオン」と呼ばれていた第三世代らが先輩たちとシングルでぶつかった3試合が前座だったみたい。
このうち、なんとなく記憶にあるのが、天山になる前の山本広吉。週プロには、蝶野を前にビビる山本の表情が掲載されていたっけ。彼らが後に狼群団として時代を築くことになるとは、このときは想像すらできなかったのです。
さて、試合数はこれだけではありましたが、そのかわり試合以外のことで客を楽しませるコーナーがいくつか設けられていた・・・ハズ。これも大方、忘れているのですが、ひとつ憶えていることがある。それは青柳館長のバット折りのデモンストレーションでした。
空手家がスネでバットを蹴って折る。ありそうなショータイムです。おそらく館長はこういうの、よくやってたんだと思います。こちらとしては、そもそもオチがわかってる(バットが折れて大成功)ものなので大した期待をしてるわけではないのですが、それでも生で見る機会はそんなにない。だからバットに注目するわけです。
ところが。ところがです。バットが折れません! 「おかしいな」という顔をしつつも館長、蹴りを繰り返します。でも、折れません(笑)!
なんべん蹴っても折れぬバット。だんだん館長が気の毒になってくる。客席の空気を察知したのか、司会進行を務めていた田中リングアナが、また館長が蹴りの動作へ入ろうとするタイミングで「中学生好きな館長」と茶々を入れると、気をそらされた館長が「ちょっと、それを言うな!」といったリアクションをして客が笑う・・・というやりとりが2度ほどあった。
この場面だけを見て、館長が愛されキャラだったことがわかった。だから館長の訃報が流れた際、関係者が館長を好人物として語られるものが多かったのを見ても「ああ、そうだろうな」と、スッと納得できたもので。
あのとき、最終的にバットはなんとか折れたのであるが、あれだけ蹴り続けた館長のスネはどれほどのダメージだったのだろうかといまでも心配になる。
もうひとつ、だいぶ時期を逃してしまったがスルーするわけにはいかないことをやっておく。なにしろ本件は、おそらく本年度でもっとも話題となり、もっとも考えさせられる事案であったからだ。
リング禍というワードがある。主にボクシングやプロレスなどの格闘技の試合に起因して、競技者が深刻な負傷や障害を負い、最悪の場合は死亡に至る事故を指す用語だ。それまで「〇〇禍」という表現は一般で使われることがあまりなかったものの、近年におけるコロナ禍で一気に市民権を得た様相である。しかし格闘技の関係者やファンのあいだでは、ときどき使われるワードではあった。
まず、4月10日のZERO1両国国技館大会メインイベントにおいて、プロレスリングNOAHの杉浦貴と対戦した大谷晋二郎が大ケガをした。頚髄損傷。同様のケガは2017年、試合中に動けなくなり頸椎完全損傷=回復の見込みナシと発表されたまま現在に至る高山善廣が思い起こされるが、それよりも重症であるとの説もあり、事態はかなり深刻。
ここでは大谷の件に関してあまり言及したくない。控えておこうと思う。
そして本件。6月12日、さいたまスーパーアリーナで開催されたサイバーファイトフェスティバル2022。ここでおこなわれた第8試合は「NOAHvsDDT対抗戦」と題され、中嶋勝彦&小峠篤司&稲村愛輝vs遠藤哲哉&秋山準&樋口和貞の6人タッグマッチだった。
試合はまだ前半かと思われた6分ごろ、中嶋の張り手を食らった遠藤が失神KOとなり、そのまま試合がストップ(レフェリーストップ)してしまったのだ。この結末を受けてネットは騒然とした。なにしろファンにとっては「これから盛り上がる」と思っていた矢先のことで、中嶋と遠藤以外にも本一戦へ向けたテーマを抱える選手もおり、彼らとしても見せ場を作る前に終わってしまっただけに。
しかも遠藤はDDTのチャンピオンだ。団体のトップ中のトップ選手である。その選手が一発の張り手であっけなくマットへ沈んでしまったのだから。中嶋に詰め寄る秋山。会場を覆う不穏な空気。これはプロレスをちょっと知ってるくらいのファンからしても異常事態であるのが察知できたであろう。
賛否両論、大いに荒れるネット。なかでも目についたのが「中嶋が悪い」「中嶋はヘタ」「総合でやれ」「三沢さんの教訓が活かされてない」・・・といったもの。はては「ちゃんとプロレスしようぜ」という声があったとか。
プロレスを何だと思ってるんだろう。
結局、プロレスをナメてるんだろうな。高をくくってるんだろうな。そんなふうに思ったさ。プロレスが危険なものじゃないとでも思っていたのか?
でも、そう言われても仕方ないようなプロレスが多いのも悪いんだよな。
これについては週プロ7月6日号にて、鈴木秀樹がコメントしている。
「中嶋が遠藤に勝った。それ以外、何かあるんですか?」
「中嶋の張り手は強烈だった。遠藤目線で言えば、意識を飛ばされ、残念だけど負けてしまった。それ以上でもそれ以下でもない。リングで向かい合ってるんだから不意打ちもクソもない」
「プロレスやろうぜなんていうプロレスラーは存在しませんから、一般の方の意見だと思います」
いかにも鈴木らしい。かねてより「仕掛けられても対処できる技術があればいいこと」と答える鈴木からすれば、なんてことのないイチ場面にすぎないのだろう。
ところがである。この「プロレスやろうぜ」発言の主は秋山だったことで話がややこしい方向へ行ってしまってるというのだ。
これにより事態はさらに大混乱。ネットにはさまざまな見解が飛び交った。
秋山のコメントは是か非か? あるいは我々には読みとれない真意が、そのなかに込められているのだろうか?
興味深いのは、たぶんこれを秋山発言であると知ったうえで鈴木が「一般の方の意見」と斬ってしまっているところ。この両者については当ブログでもスポットを当てたことがあるが、プロレス観の違いがクッキリしていて、しかもおそらくアンタッチャブルな関係であると思われる。
あれから数年経っているが、今回の鈴木のコメントは単にファンへアピールするものとは異質のものだと私は解釈する。秋山に対するリアルな挑発行為ともとれるのだ。
この二人の関係は直接試合をするわけでもないのに生々しく感情が伝わってくる。どちらかというと鈴木のほうが攻勢に映るが。
いずれにしてもサイバーファイトフェスティバル、当方としては「ぬかってしまったか?」との想いである。だって当ブログでは「おなじ系列同士の団体が本気で潰し合いなんかやるわけない」「因縁らしい因縁がない」「だから対抗戦じゃなくて交流戦止まりになる」といったことを書いてきたんだから。
いや、厳密にいうとサイバーファイト~というよりも中嶋ひとりが他とは違う意識で本大会に臨んでいたのかもしれない。そういえば彼は戦前から「これはケンカだ」と発言していた。それが、これほどのものだったとは。参りましたよ。まさかこのブログを見て火がついたわけではないと思うが・・・。
中嶋を非難してる奴らが多いけど、こいつらプロレスを知らんのか?
— リョウ (@Ryo_Morita) June 12, 2022
どう考えても立てんかった遠藤が不甲斐ないだけだろ。#cffes2022
色々言われるけど、プロレスは本気の戦いというを実感。 #cffes2022 #wrestleUNIVERSE
— maeji/さゆうさTでさゆ丼を_希望 (@MJIsCradle) June 12, 2022
中嶋の張り手がえげつなかったのか、遠藤が受けそこねたのか...
遠藤哲哉選手を右手での張り手一発で勝負をきめた、中嶋勝彦選手に詰め寄る秋山準選手#cffes2022 pic.twitter.com/hFOfI81cx9
— でんと@実況垢1 (@Jikkyo_dent01) June 12, 2022
中嶋勝彦はここ1週間ほど張り手をフィーチャーさせるような行動をしてきてた。
— まなぶ (@mannoupark0324) June 12, 2022
この興行は祭りじゃ無く喧嘩って言ってた。
このことから遠藤はそれなりに対応を考えていた?たまたま当たりが悪かった?#cffes2022 #noah_ghc #ddtpro #tjpw
中嶋勝彦がDDTの遠藤というレスラーに張り手ぶちかましてKOになって試合終了。これは久しぶりの不穏。秋山も中嶋になにか公開説教のような事をしていて不穏。やはり不穏はいい。もっと俺に不穏をくれよ。#不穏速報
— CinnamonYuji (@CinnamonYuji2nd) June 12, 2022
【CyberFight/NOAH/DDT】開始直後の中嶋ビンタで遠藤失神、対抗戦はレフェリーストップ決着 秋山苦言「ちゃんとプロレスやろうぜ」https://t.co/lQjAyp7i6h#noah_ghc#ddtpro#cffes2022 pic.twitter.com/1TBjfgWS4y
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) June 12, 2022
ちゃんとプロレスしようぜとは?
— フジマル☺︎シュンGo (@mogitate_47) June 12, 2022
プロレスは戦いでしょ?
秋山準も散々と危険な技をやってきたプロレスラーでしょ?
今は時代が違うから
予定調和な試合をやれとでも?
張り手を危険と言われても反則ではないでしょうよ。
ノアで通常の試合スタイルだよ中嶋勝彦は
危険な事はしていない#cffes2022
DDT遠藤がNoah中嶋により張り手一発KO負けを喫したのが、プロレス的でなく問題だとなってる。しかし、そもそも闘いなのだから、当然あり得ること。本当に問題視するなら、首から上への攻撃の全面的禁止と、実行者への厳罰が求められてしまう。そんなプロレスは見たくないし、成り立たないだろう。
— tksuzuki (@takasuzu11226) June 12, 2022
中嶋選手はあくまでプロレスラーを貫いて、
— 麻生(P2・M1) (@asabusyoutarou) June 12, 2022
この度は、遠藤選手を張り手一発で倒してしまい申し訳ありませんでした。
こんなにも遠藤選手が弱いとは知りませんでしたので……次からは、秋山さんに言われた様に、DDTとやる時は手加減して試合しますよ。
位言って欲しい。
客観的に見て普通のプロレスでしたけどねw
— タカモン(10・21~23函館) (@taka91602100) June 12, 2022
中嶋選手があれだけエルボーを受けたのは意外やったけど遠藤選手の気迫も凄かったしw
NOAHでやってる試合をした中嶋勝彦。特別なことはしてない。自分のプロレスをした。いろんな意見があるかも知れない。私はあれもプロレスだと思う。そうじゃないっていう人もいるかも知れない。あれが私が応援してる、対抗戦で見たかった中嶋勝彦だった。
— キング アス (@bTYtnVJ9yYhvJ5X) June 12, 2022
一つ、秋山選手らしからぬというか、しくじったなと思うのはあのバックステージのコメント
— 篠平才斗 (@Redshadowsan) June 12, 2022
あの言い方、滅茶苦茶意地の悪い見方をすると
「遠藤はノアみたいなハードヒットの試合に馴れてないんだから相手のレベルに合わせろよ」と言っている、と解釈してしまう事もできるんだ
そういう連中は、「ほれ見ろ、プロレスラーが認めてるぞ、プロレスは相手に手加減してやってる“演技”だ」と絶対に言うぞ
— 篠平才斗 (@Redshadowsan) June 12, 2022
その意味で、あのコメントはプロレス全体にヒビいれかねない発言だと思ってる
それを、よりにもよって秋山選手がやったのは個人的に凄く残念
今日の、ノア中嶋選手が、DDT遠藤選手を張り手一発でKOした試合に、あーだこーだ議論する前に、一応、参考資料として、中嶋選手が小峠選手を会見でKOしかけたシーンを見直して見よう。そもそも、こんなことする人なんですよ(良い意味で)。#cffes2022 #noah_ghchttps://t.co/w6c3CwjFcF
— だむだむ_dum-dum / 鶴龍亭意凍 (@icoru_ism) June 12, 2022
武藤引退とかジェイIWGP戴冠とか今日はいろいろあったけど遠藤と中嶋のやつに全部持っていかれてる
— 人倫 (@daiyagiku) June 12, 2022
秋山「本気でやるぞ(スタンガン持参)」
— サイトン@眼鏡のタクドラ (@saiton1224) June 12, 2022
遠藤「丸藤の代打、喧嘩買いに来たぞ」
中嶋「おかのした」
当日。
中嶋「張り手スパーン!」
秋山「プロレスやれよ」
中嶋「本気ってなんだよ」
遠藤選手に関しては重大にならなくて良かったってところか・・・NOAHは中嶋のビンタだけじゃないからね・・・船木とか藤田もそれに劣らないモノ持ってるからね・・・その中で戦ってる事を・・・
— とにぷにゅ (@tonipunyu) June 12, 2022
小峠選手が小馬鹿にされて怒った中嶋選手が喧嘩だと宣言し遠藤選手はこの前、喧嘩買いに来た言うてたやん
— もんた (@pack_mt1122) June 12, 2022
ちゃんとプロレスしたかったら、小馬鹿にした態度取らずいい試合しようというスタンスで良かったやん?
個人的にはここでスタンスを変えていい試合せずちゃんと喧嘩した中嶋勝彦最高だなだよ
中嶋に批判がくるのはおかしいよ⁉️
— ペンタゴン (@PentagonNobu) June 12, 2022
対抗戦への覚悟が他の選手に比べて段違いに違うだけ‼️
その後の秋山のコメントもプロレスしようぜ?
中嶋は遠藤のエルボー全て受けてたし張り手で1発KOされた遠藤をどうにかしろよ。
あれがDDTのチャンピオンかよ。#NOAH#中嶋勝彦#DDT pic.twitter.com/HsKJOvFdUI
丸藤なら因縁もあるし、遠藤に合わせた試合もできる。けどアテが外れた。残る丸藤と同格の選手は中嶋しかいなかった。そして中嶋はついてこれない相手は容赦なく突き放す。分かってマッチメイクしたのではなかったのか。
— SAITO (@hi_r88) June 12, 2022
今日の遠藤哲哉選手は中嶋勝彦選手の張り手で戦闘不能になりレフェリーストップ敗けを喫した。例えばリングが壊れて負傷したとかならばともかく、ルール上許された攻撃で動けなくなって負けたのだから、これをアクシデントと言ってしまうと、プロレス全ての辻褄が合わなると思うであります。
— 須山浩継 (@suyamahakusyak) June 12, 2022
中嶋勝彦、いいじゃないか!
— 石人(isijin) (@isijin_san_0907) June 12, 2022
vs新日本の時には影を潜めていた「対抗戦」の危険さ、ここで見せてきた。
正直、遠藤選手はまだまだチャンピオンの器じゃない。
こんなノリで対抗戦出てんのに、試合開始序盤の張り手一発喰らってTKOすんのは遠藤が単純にクソダサい
— アサヒコ (@tigersuplex619) June 12, 2022
中嶋は1ミリも悪くないだろ
まさかそんなんで沈むなんて思いもせんだろうし、それ位受けてくれよって泣きたくなるぞ
91' 4.20後楽園ホール
鶴田、渕、田上vs三沢、川田、小橋
これ100回観てこい https://t.co/7hgaCgUaaU
衝撃のワンパンKOとなった中嶋小峠稲村VS秋山遠藤樋口。
— とんくん (@totonkun) June 12, 2022
中嶋代打でおもろくなったなって思ってたらこの結末よ。
いやノアヲタ的にはサイコーだった
これ読むとわかるけど。遠藤と中嶋はプロレス観が両極なんだよ。だから、幅の広い丸藤とだったらスイングしてたと思う。
— ニンブル (@helplessyajima) June 12, 2022
「DDTが勝ったら、ノアは“学芸会”以下」遠藤哲哉、ノア対抗戦に静かな闘志「DDTで育った自分のプロレスに自信がある」 https://t.co/dNERQSvsTT
しかしアレだけ会見でゲキ飛ばした小峠の出番の無さよ
— とんくん (@totonkun) June 12, 2022
だが中嶋の張り手食らってダウンしながらも立ち上がってきた小峠と
ワンパンKOされた遠藤で対比が出来とるの
これ中嶋ここまで計算してたんかなって
秋山準のコメントを聞いたが
— レ オ ン (@noah_Reon) June 12, 2022
「わからん」
この一言に尽きるというかDDTファンに意見も聞きたい
秋山準の意見に賛成なのかどうか
ノアファンの自分としての感想は
中嶋勝彦が真っ向勝負の上で遠藤哲哉に勝った
ただそれだけだと思う
cffes2022
直前まで延々行われてた遠藤哲哉のエルボーはOKで、秋山準自身のエプロンサイドからの奈落式エクスプロイダーもOKで、中嶋勝彦の張り手はNGって言われてもなぁ。
— 童夢鳥 (@wakeup_zero) June 12, 2022
まぁ、こんなに実力差があるのにそんな硬いことするなって意味なんだろうけど。秋山準的にはね。#サイバーファイトフェス2022
これは中嶋が凄すぎる…
— トミーJr (@J15853797) June 12, 2022
中嶋と遠藤は実力差が大きかった部分も大きいかもですね…
それを引き上げるのもプロレスだけど引き離して食らいついてくるのもプロレスだと思う。
秋山は散々潰してきておいて未だにリング上でも叩かせないように言いくるめてくるところでムカッ腹が立ちます。
かなりカタいエルボーを連発で入れてました。怒っていると言う前提があるにしても長くね?と思いました。中嶋選手は受けて受けて、最終的に張り手一発で返して格の違いを見せると。そこで本当に試合が終わってしまった。ただ中嶋選手も、遠藤選手ももちろんあれで終わるとは思ってなかったと(続く)
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
「戦い」だったら中嶋選手の今回の打撃に対して遠藤選手はどうするべきだったのか?私は「避けるべきだった」と考えます。「そんなのプロレスじゃないじゃん(相手の技を受けないと成り立たない)」と言う人がいるでしょう。しかし、プロレス的な論理で言っても、あれだけの数の重たいエルボー(続く)
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
受けないといけないんだ」とファンが思うのは百歩譲って良いですよ。しかし選手が漫然とその認識でどんなカタい攻撃でもプロレスだから大丈夫だから受けるんだ、となっているとするとこれこそが非常に危険な発想で、事故の元だと私は思います。簡単に言うと選手が「ゆるく」なっている。(続く)
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
のか?その観点があまりにも抜けた結果が今日の結果だと思います。「プロレスなんだからあれはダメ」と言うファン、じゃああなたは一体プロレスに何を見てるんでしょうか?正直私は DDTは数えるくらいしか見てませんが、 DDTの普段の試合は「殺陣(たて)」だと思ってます。殺陣ならカタい責め(続く)
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
件は、私は「遠藤選手がかなり厳しい攻めをした、中嶋選手は怒った、中嶋選手が強く反撃した、遠藤選手は対応が出来なかった」と言うことでしか無いと思います。遠藤選手はプロレスの範疇の攻めだったかも知れません。しかし「プロレスの範疇」って一体なんですか?そんなん言い出したら、(続く)
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
ですし、今回の件が問題なら戦いは一切行わないと宣言して、殺陣の完成度を高めていくのが良いと思います。しかし殺陣だってスタントだって怪我や事故があるわけですからね…。とにかく緊張感があるか無いかが全てだと思います。終わります。
— えーさん@女性向け性感マッサージ師 (@joseimukeseikan) June 12, 2022
中嶋選手と遠藤選手の結末、あれが天心選手と武尊選手の結末だったら絶賛されるフィニッシュだと思うのに、プロレスだとダメって言われるのが残念で仕方ない。
— のむサンダー【NOAH大好き】 (@00nomusandaa00) June 12, 2022
井上尚弥とドネアでもそう。
闘いでしょ。
見る側が、プロレスってこーゆーもんって思うのが1番良くないよ。
中嶋勝彦選手は正しく、喧嘩マッチをやった訳だから責められないよ。
— 麻生(P2・M1) (@asabusyoutarou) June 12, 2022
アレ程DDTとノアの差を見せつけた試合は無い。
ただ、遠藤選手のお身体が確かに不安ではあるがそれもキチンと止める体制があってこそだろうと思うから。
#cffes2022
— たかし (@jXoABkpi1jKGNyO) June 12, 2022
中嶋選手の張り手の件、
その前の遠藤選手が本気でエルボーしてたら、中嶋選手が先にダウンしてた❗️
とかって意見があってビックリした。
仮にそうだとしたら遠藤選手は対抗戦舐めてんのか?だし、その意見言った奴はプロレスを一から見直せ。
昨日の件はただ、結果がそうなっただけ。
中嶋選手のビンタの威力に関しては、普段からノアの試合を見ていて、あの程度のビンタ・張り手は序盤にも出したりしてる。
— こたろう@服喪明け (@44_the_hermit) June 12, 2022
もちろんそれで相手がよろめいたり倒れたりする事がほとんどだけど、ノアの選手は立ち上がってくるから、中嶋選手からしたら普段通りの威力で張ったんだと思う。
中嶋遠藤AJコジが話題であんまり出てこないけど、潮崎豪のここ一番の勝負弱さどうにかならんのか?
— mutaso☆bot (@mutaso_urawa) June 13, 2022
私は本物のプロレスフアンなので秋山ぬるいこと言ってんな派ですし遠藤が中嶋にのされた光景を見た瞬間体中の血が滾り脳内ドーパミンドバドバ状態で最高に気持ちよかったです。
— ボックウィンクル爺さん (@boku__G) June 13, 2022
中嶋からすれば、遠藤に対して「この程度で倒れるのか……」って思ったのかもしれませんね。
— コムラ民・ヤスタカ (@backkurobane) June 13, 2022
遠藤哲哉選手に関しては、残念ながら「戦えない」選手というレッテルを貼らざるを得なくなった。
— 石人(isijin) (@isijin_san_0907) June 13, 2022
もし予定通り丸藤選手が相手だったら素晴らしい試合を見せてくれたのだろうが、SKの塩試合が大好きだった俺からすると、何だかんだで中嶋選手の張り手を受け切った小峠選手の域にすら達していない。
2022年6月13日の今日、ハンセンらを失神させた三沢のエルボーは絶賛され、遠藤を失神させた中嶋の張り手は問題視されている。真理とは何かと、つくづく考えさせられる日。合掌。
— tksuzuki (@takasuzu11226) June 13, 2022
遠藤中嶋の不穏試合を語るだけで夜を明かせる
— チェシャ (@Cheshirery) June 13, 2022
いやいや秋山さんそれはあなたがおかしいですよ!今回ばかりは中嶋擁護です。プロレスはケンカ最強です。だから高いチケット買って見に行く。そこで受け身のとれない技はやめてくれ、って。ホーガンじゃあるまいし。
— とおる倶楽部Ⅱ (@TakeshitaKaden2) June 13, 2022
【DDT】遠藤哲哉が欠場へ
https://t.co/h9mD4U7EUV
遠藤哲哉選手が今後さらに上を目指すとしたら、中嶋選手の張り手一発で倒れないぐらいの「本物の強さ」を得なければならない。
— 石人(isijin) (@isijin_san_0907) June 13, 2022
既に中嶋選手のパートナーの小峠選手も稲村選手もそれが出来ているし、中嶋選手自身も藤田和之選手のさらに強い張り手を食らっている。
今のままでいいならそれでいい。
おそらく序盤の打撃の差し合いだけでここまでの差を見せつけられてしまった遠藤選手はもう中嶋選手とは闘りたいとは思えないのが正直なところではないかと。。。
— ダイナミックT (@Dynamic_T_PW) June 14, 2022
しかし団体の威信、という側面からは、このままで終わるというわけには行かないのでしょうね。😢
無事の決着を祈ります。
佐々木が拳王に負け遠藤が中嶋にのされたのは当然の結果。
— ボックウィンクル爺さん (@boku__G) June 14, 2022
なぜかって育った環境が違うから。
DDTのレスラーとして生まれた時点で力でノアに勝てるわけがない。
だからこそ頭で勝つ闘いをするんだよ。
いくら頭使ったとて最後は力に負けるかもしれない。
ただその姿をフアンに伝えることはできるって話
中嶋勝彦が最も真剣だったのだ。新日本の隆盛とノアの現状リアル同期のオカダの活躍、きっとそれらに最も真剣であったのだ。それが小峠や稲村への発破であり遠藤や秋山への怒りとなったのだ。そしてDDTの好感度もアップした。あそこで止めたのは正解であり真剣に闘いながらも選手の安全を守ったのだ。
— JOKE『R』😎ピッグボス (@NeoWrestleOrder) June 15, 2022
ネット上では「故意ではない」「アクシデントだ」という声が多数。
だが週刊プロレスの元ジチョウこと宍倉清則氏の見解は違った。
「偶然ではない」「故意だ」と言い切る。さらには「猪木政権だったら、OKかも」とも。
「大谷晋二郎の事故があったばかりで、三沢光晴の命日の前日に『あれ』をやっているんですよ。ものすごい覚悟ですよ」
さいわいにして遠藤は数試合の欠場はあったものの、その後は無事に復帰しているのでリング禍にはなっていない。しかしこの一戦はあらためて「プロレスとは?」を大いに考えさせるきっかけにはなったといえよう。
ボクシングのファンは基本、KOシーンが見たくて足を運ぶ。同様に、プロレスでKOシーンを見て喜ぶファンがいても不思議ではない。それを野蛮だとか無責任だと指摘する向きもいるだろう。そこは否定しない。ただ、そもそも闘いを見るというのはそういうことだ。ふだん理性や道徳やコンプラなどに埋もれさせている、原始的で野性的な部分を開放さす役割を担ってるのはこういうジャンルだ。
同様のことは格闘技以外のジャンルにもある。かつて上岡龍太郎氏は「このごろのF-1、おもろない。なんでか言うたら、人が死なんからや」というようなことをテレビで発言していた。もちろん現代ならば大炎上必至。だがしかし、そういったものを見てる人は表向きでは認めないかもしれないが深層でそういうものを求めている部分がゼロとはいえないだろう。
こういうことを書くと「そんなのが見たいんなら他の格闘技へ行けば?」とか「そんなプロレス、見たいと思うのか?」と言われてしまうと思うんだが・・・。
そんなプロレス? 見たいに決まってるじゃないか! スイングしまくるプロレスを見せられるよりも、よっぽどいい。会場が変な空気になるのも、けっこう好き。
私はプロレスにも本来は他の格闘技と同等かそれ以上のものがあると思うし、時おりポロリするケンカ的なヤバさも込みでプロレスだと解釈している。それがないんだったらプロレスを見ててもしょうがない。プロレスを見たことにならない。不穏なニオイがプンプンするプロレスや嚙み合わないギスギスするプロレスこそ、お金を払ってでも見る価値があるというものですよ。
じゃあ本当に選手が大ケガするのが面白いのかというとそういうわけではない。選手が亡くなったり再起不能になったりして、嬉しかったことなど一度もない。そのいっぽうで、まったくそれがなくてもおかしいと思ってしまう矛盾。例えば土木作業や建築現場のような一般的な仕事でも、どんなに気をつけてたってトラブルは起こるもの。ましてプロレス。どんなにきれいごとを言ったところでウリの要素に「危険」が内包していることは隠しようがない。危険じゃないプロレスなんてない。危険だから客は見に行くし、危険を承知で選手はその職業を選んだ。
選手が大ケガするたびに「頭から落とす攻撃をナシにしろ」というような意見が出る。蝶野までが「事前にある程度の情報をお互いに知っておくことでも変わってくる。もし相手の故障箇所がわかっていれば、そこは攻めずに試合を組み立てていけばいい」とコメントした。
そんな忖度したプロレスは見ないだろう。故障箇所は攻めない? おかしいな、弱点を攻めるのが闘いの鉄則だったはずだけど。そういう方向へ行くんだったら、もうプロレスどころか格闘技全般、すべて廃止しちゃえばいいと思うよ。
しかし、しかし、できるだけリング禍を抑えなきゃいけないのもわかる。選手の負傷は、いたたまれない。
これからも矛盾を抱えながら、この世界を見ていくのだろうか?
鈴木秀樹による上記のコメントが掲載された週プロのおなじ号に、ひとつのアンサーがあった。天龍源一郎の見解である。
「勝彦はなんら責められるいわれはない。向かい合ったら一瞬でも相手が動いただけで何か感じて、体が反応するもの。それをディフェンスもせずにのうのうと張り手を食らってノビた。恥じろよ。こういうことがあるのがプロレス。それは昔もいまも変わらない。お前は、そういうことがないのがプロレスだと思ってたのか?」
「遠藤がノサれたあと、残りの2人は何やってたんだと聞きたい。秋山も文句言ってるヒマがあったら、遠藤をコーナーに引っ張って来て、無理やりにでもタッチして勝彦とやり合えばいい」
「張り手食らって四の五の言ってるけど、逆に聞きたい。プロレスに危険じゃない技って何があるんだよ?」
「この負けは一生、彼についてまわる。負けを糧にする? 負け方によるよ。ここから這い上がるのはハルク・ホーガンかトリプルHにでも勝たない限り無理だ」
本件の概要は「有田哲平のプロレス噺【オマエ有田だろ!!】」でわかりやすく解説されてます。
本大会の戦前、拳王はDDTを「あれはプロレスじゃない」「学芸会だ」とまで言った。こき下ろした。
だったらNOAHがプロレスでDDTに負けることは断じて許されないはずだ。だがこれまでのNOAHvsDDTではそこまでの差を出せてたとは言い難かった。NOAHがそこまでプロレスに自信があるのなら、同レベルに見せてもいけない。レベルの違いを見せつけなければならない。でもそれができていなかった。だから期待なんてできなかった。
結果的に今回はNOAHの全勝。差を感じたというファンの声もチラホラあった。DDTとしては示しがつかないことになった。佐々木大輔は「一生分の恥をかいた」と言い、遠藤は「見せてはいけない姿を見せてしまった」と言った。でもそれでいい。選手が見せてはいけないと思うような姿を私は見たいから。「ここから遠藤が這い上がる姿が見たい」という声もあるが、私は這い上がれない遠藤の姿のほうが見てみたい。予定調和なプロレスなら、もう見たくない。ハッピーエンドなプロレスなら、もうウンザリだ。いい試合よりは凄い試合、拍手されるプロレスよりは凍りつかせるプロレスのほうが見る価値がある。
負けたほうに傷がつく。負けた側の価値が大きく下落する。そういうプロレスを私は切望している。
【追記】
週プロ最新号で秋山特集が組まれた。が、これに鈴木が嚙みついた。やはり鈴木のそれは生々しい。
互いのプロレス観の違いを認めるのではなく否定し合う。面白いではないか。
賛は一切無く、否だけですよ。 https://t.co/frzL5FyP2o
— Hideki Suzuki (@Hideki55Suzuki) September 14, 2022
語れるプロレスは、いつだって不穏な空気をまとっている。
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