当ブログでは目下のところ、15種類のテーマで展開しています。そのなかで、いちばん多いのは「ブログ」というやつ。これは日常であったこと・起こったことを書きとめる、日記的な記事の総称だと捉えていただければ。
 それが昨年の9月を最後に、このテーマでの新しい記事は長いこと書けていない。やっと先月にアメンバー限定ながらテーマ「ブログ」の新記事をupしたのはあるが、これは日記的な記事というよりもブログ(アメブロ)そのものが題材であったため少々毛色が違うものであった。
 こうなってしまった理由は多くの方々と共通するように、外出する回数が激減してしまっていること。そして外出しても、記事にするほど面白みのある出来事がなかなか起きないことが挙げられます。あったとしても、例えばプロレス関連ならテーマ「プロレス」の記事に吸収されてしまう。あまり話が広がらないようなものなら短い文章でツイッターへ投稿してオワリになってしまう・・・で。
 さて今回、その「ブログ」をテーマとする記事です。残念ながらというべきかはわかりませんけど、またしても当方個人の日記的なものではなく、ブログそのものにまつわる出来事(?)が題材となります。



クリップまずはコチラの記事をご覧になってください。

 

 事件の容疑者とされる人物は、だいぶ前(「Amebaなう」があった時代)からここのブログを気に入ってくれ、毎日のように足跡を残してくれてた人です。頻繁にコメントをくれてた時期もあり、それらは現在もそのまま残っている。
 当時は主に「なう」を活用されてて、たまたま見かけた私の名前に興味を抱いたことがきっかけで訪問してくれるようになったとか。そのときプロフィールに使っていたクシャおじさんの画像をえらく面白がっておられたものだ。
 熱心な読者さんになってくれた彼女は過去記事はもちろん、気に入った記事は何度も読み直してくれていた。「いいね」をつけてくれた数の多さはトップクラス。本人いわく、私の文章が好きなんだそうだ。文章が好きだから、とくに興味のあるジャンルの話じゃなくても、それが長文であっても丁寧に読んでくれてるんだそうでした。
 ハンドルネームは中川資友佑。中川は本名をそのまま使ってるらしい。資友佑(しゆう)というのは姓名判断か何かで出てきた縁起がいいとされる名前を使っている、と説明する記事があったと記憶している。

 そんなに熱心に読んでくださるとはこちらとしても有難いので、当方としてもあちらの記事を拝見しに伺うことに。そこにあったのは、彼女の特殊な人物像と、彼女をとりまく環境の悪らつさ。
 以下、記憶していることを簡単に羅列してみる。 ※当方の解釈違いが含まれている可能性もあります。


・とにかく容姿に恵まれてなかったらしく、どこへ行っても虐めの対象にされる。学校では周囲の子どもはもちろん、先生も助けてはくれなかった。
・容姿にまつわる暴言は学校だけにとどまらず。彼女の住む地域にはそういうことを平気でやってのける連中だらけだそうで。歩いているだけで赤の他人から「うわっ、すげえブス!」といった言葉を浴びせられ、通り過ぎた者たちからは「いまの男? 女?」と珍獣でも見たかのような話し声が聞こえてくることは日常茶飯事。彼女の住む地域にはそういうことを平気でやってのける連中だらけだそうで。
・極端に浪費癖のある両親の指示で、幼いころから働きに出される環境だったとか。なかには売春も含まれている。そのせいで中学もろくに通えていない。
・親はその金のほとんどを奪っていく。父親からは50を過ぎた現在に至るまで暴力を受け続け、母親も自分のワガママが通らないと包丁を振り回し暴れるような人だったそうだ。
・職業についてハッキリ書かれた箇所はなかったが、どこかのアパートなどで入居者が孤独死したり蒸発した際に残る部屋の物を片づける仕事をしてるのかなーと思わせる記事が複数あった。
・生活保護を受給しているとのこと。「みなさんの税金で生活させてもらってる」・・・と、負い目を抱いているようなことを何度も書いていた。
・家に帰ることはあまりなく、冬場でもホームレス同然の生活をしていたらしい。お金を親に渡すときは家に戻るが、そこで寝たりすることはあったのかどうか・・・。
・最近では誰かの指示で実家とは別の場所へ部屋を借りているが、親にお金を渡すため、嫌々実家を出入りしていたもよう。
・疾患がやたら多い。だが通院先の医者からも暴言を浴びせられるとのこと。
・何日も食べない日が続くのは当たり前。たまに食べるのはスナック菓子、まともな食事は月に何日もない。
・同僚(?)のおっさんに菓子や缶詰などの食料を恵んでもらうことがあるらしいが、もらったらもらったぶんだけ一気に食べてしまう。それゆえか、食べない日のほうが多いわりに太り体型らしい。
・食べる量には自信があり、テレビの大食い番組には本気で出たいと思っていた。


 凄まじい人生である。守られなけらばならないはずの親からは幼少時から虐待され、50過ぎても金づるにされ続けてきた彼女。兄弟の話は出てきたことがないので、たぶんひとりっ子。無論、独身。中学もろくに行けてなかったので教養がない。だからそういう思考になるのも、ある程度は仕方のないことだとも思う。
 まともな家庭で育っていれば、また違った人生を送れてただろう。だが親は選べないのだ。
 そんな彼女が唯一、ささやかな楽しみにしていたのがブログめぐりだった。顔の見えぬ相手となら、さほどコンプレックスを気にすることなくやりとりできる。そのひとつが私のブログだったと。

 彼女の記事は正直、赤裸々すぎて下品と言わざるを得ないものだった。体のどこから臭いニオイがするとか、空腹に耐えかねて万引きしてしまいましたゴメンナサイとか・・・誰に訊かれたわけでもないのに、本来なら伏せておきたいようなことをわざわざ書くのも彼女流。
 ゆえに不快と感じた読者からの苦情をはじめ、ネット上でのトラブルもいっぱいあったそうな。本人いわく、ストーカーのように嫌がらせのメッセージを送りつけてくる者も数知れずいたと。書かれてある内容が極端だから、ウソを書いてるだろうというものが多かったそうな。
 また、みずから社会的弱者であることをネタにするブログ(そうするしかないのだろうけども)ゆえ、自分よりも弱い者を叩きたがる者が出てくるのだろうとも考えられる。もっとも、そのうちの何%かは彼女の誤解・勘違いであった可能性も否めないのだが。
 だから何度もアカウントを消しては新たにアカウントを作り直して・・・を繰り返していたらしい。そのわりにハンドルネームはだいたいおなじだった。よほどこの名前がお気に召していたのだろう。

「誤解・勘違い」についてはこちらにも向けられたことがある。どこかのサイトだかブログだかで、複数人の者が彼女の悪口を書き合っているのを見かけたのだそうだ。そのなかのひとりにチアーさんが紛れていると思ったらしく。
 当然、まったく身に覚えのないことでして。もうIP調査でもなんでもしてくださいよって思いましたけど。これについてはいまだに、なんでそう思ったのかわかりませんデス。誰かがチアーさんの名を騙ってたのだろうか?
 日常でもネット上でも、心を許していた相手に突然裏切られるということが頻繁にあったため、そういう見方をしてしまうのかもしれない。ただ、思考が短絡的になってしまうのには本人も自覚していたのか、思えば当方にも「私は最低な人間ですので、嫌になったら去ってくださってもええんやで」とのメッセージが来たこともあったっけ。



 うちのブログは基本的にどの記事も読んでくれてるとのことでしたが、なかでもお気に入りは「めしライスとごはん、1人前!」だったらしい。
 あるとき、長いことガラケーユーザーだったのが職場の上司の指示があったとかでスマホに切り替えた。それで動画にも対応できるようになったと。で、真っ先に再生したのが「よいこのデンジャラスセレクション②【だれですか】 ~奥村チヨだョ!パイルダー・オン」に掲載していた太子乱童の『愛の絶唱』。
 この記事はリブログしてくれてたのですが、そこに書かれてあったのは「(笑いすぎて)脱糞した」と。そういうことも包み隠さず書いてしまうのが彼女のブログスタイルだった。

 そうはいっても、さすがに無差別にどの記事も好きというわけではないみたいでした。「めしライスとごはん~」は単純に面白かったのかもしれませんが、チアーさんは基本的にブラックなネタやネガティブな要素をオチに持ってくるのが好きな人種ですから。面白いとか楽しいだけでは自分で納得する記事を書いた気がしないんですよね。
 そこが彼女には理解できないらしく、何度か「後味が悪い」と抗議(?)をいただいたことがありました。いや、こちらとしては狙って後味を悪くしてるんですけれども・・・。後味の悪さを楽しんでもらいたかったんですけれども・・・。その感覚が彼女にはわからないとかで。
 こういうものは理解できない人に説明したところで理解されるものではない。ブラックジョークを真に受けてしまう人には説明したところで理解されるものでもない。だからこちらとしては「わからなくてもいいですよ」と対応するしかないのです。ハッピーなお話が好きな人と、バッドエンドなお話を好物とするチアーさんの感性は水と油。それはどうしようもないことです。それでも見てはくれていましたね、有難いことに。
 ただ、日ごろから極端に悲惨な生活を送っている彼女からすると、ブラックなお話は日常の続きを見せられてるだけな感覚があったのかもしれません。

 

 

 最近では来たり来なかったりみたいでしたが、私はこの人のことが気になって彼女のブログを毎日訪問していた。見るだけだったが。
 もらうコメントや書かれた記事には誤解や勘違いが本当に多くて、正直、何度もサジを投げたくなることも多々ありました。ですが、どういうわけか見捨てる気にはなれず、なんとなくなんとなくアクセスする毎日だったのです。

 とくに事件が起きてからは目が離せなくなった。記事によると、警察には被疑者扱いされてるとのことだった。
 事件の行方もそうだが、いまにも自殺するんじゃないかと心配で。実際、これまでも未遂は何度もあったみたいだから。
 容疑をかけられた直後にも死のうとし、しばらく某所で手足を縛られ動けなくされてたとか。その後も「誰かに迷惑をかけずに死ぬ方法」として、食事を拒否して死ぬのを待つ・・・というようなことを書いていたこともあった。

 事件直後に書かれた記事は現在、削除されている。彼女には頼れる人がおらず、どうしたらいいのかわからない。このままでは警察のされるがまま。冤罪にされると。彼女はブログを通じて助けを求めていた。
 私にもどうしたらいいのかわからない。アメブロさんに通報したり、ツイッターへ流したり・・・それくらいしか思い浮かばず。
 ツイッターのほうは誰もリンクをクリックしてくれなかったようだけど。

 


 その後も事件や警察とのやりとりについて綴られる記事ももちろんあったが、以前とおなじように病院へ通う記事もあり。もっとも多かったのは、ただでさえ超ワガママだった父親に痴呆が入り、その面倒で往生していることだろうか。
 透析患者なのに通院を拒否する父親と、なんとかしろと言ってくる病院側との板挟み。彼女いわく、病院側には話のわからない職員がいる。でも迷惑はかけれないので父親を行かせようとするが、暴力と暴言を浴びせられ、ほとほと困っているという内容。
 父親の浪費癖は相変わらずで、ろくに生活費もないのに外食を繰り返し、金欠になるや彼女のサイフから盗みを敢行。それで結局、彼女は自身の食べるものもなくなってしまうという日々。
 そしてついに父親との縁切りを思い立つが、相談したところで「いま見放したら罪になる可能性がある」とのことで、それもできないとか。
 娘に対して殴る蹴るをなんとも思わず、虫けらに浴びせるような暴言を吐く父親を殺されるの覚悟で面倒見なきゃならんルールなのか、世の中は。この父親は痴呆になったから狂暴になったのではなく、むかしからなのだ。娘に向かって、ありえないような差別発言(例:子どもを産めなくなった体になったときに「生きている価値がない」と言う)も平気で浴びせてくる者なら、その時点で肉親であってもかかわるべきではないではないか。
 かといって、どこかの施設に預けるにも、彼女にはお金がない。今日食べるものさえ買える金も。ぜんぶその親が吸い取ってきたのだから。

 そんな悲惨な日常が綴られてはいたが、しばらく警察からの連絡が滞ったり、いまでも交流のあるブロガーの記事を読んではリブログしたり・・・というパターンが最近は続いていた。彼女の更新はハイペースだ。1日に5つ以上の記事がupされることも珍しくない。
 もしかしたら事件のことはこのままフェードアウトになるのか、とも思った。容疑者にされたのも、彼女の誤解・勘違いだったのか? ・・・そんなふうにも思い始めていた。

 それが、ここ数日は更新が途絶えていた。スマホには利用時間に制限があるとかで、それがなくなってくると更新が滞るということはこれまでもよくあった。だから今回もそうなんだろうと、当初はそう思っていた。
 ふと見ると、ランキングが爆上がりしていた。かつては雀の涙ほどの閲覧数だと書かれてあった彼女のブログが、どこから見てもトップブロガーと肩を並べるような上位に立っている。明らかに異常事態だ。
「もしや!」と思い検索。ブログを本名でやってたこともあったので、その名前で検索したら一発でヒット!
 そうか、逮捕されちゃったのか・・・。



 けっこう大きめなニュースになっている。ニュース記事には本人が歩いている様子が映った動画が使われていた。いつ、誰が撮ったんだろう? 本人は承諾してるのか? 誰かに「はい、そこ歩いて」と、指示されて歩いてるってことはないよね?
 現段階では容疑者だが、ネットではクロと決めつける者による無責任な書き込みでフルボッコ状態。彼女のアカウントを特定し、好き勝手に憶測を述べているものも複数あった。

 だけど少し前のものに関しては何者かに「消せ」と言われたそうで、過去記事はごっそり消去されている。何度も削除と復活を繰り返してきたブログのアカウントだが、今回は比較的長く続いていたほうだと思う。そのすべてを彼女は削除したのだという。

 ただ、私は彼女の特殊な家庭環境を読んできた。前のアカウントだったときのものも、その前のものも。おそらくトータルで書かれた記事の半分以上、私は読んでいる。もちろん、消されてはいるが事件後に初めて綴られた記事も見た。現在残っている事件当日の記事は、全記事消去後、あらためて書き直されたものである。内容はほぼ一緒だが。

 たしかに彼女は特殊かもしれないが、記事には一貫性も整合性もあった。誤解や勘違いがあるとはいえ、彼女が妄想で考えた「設定」を読まさたのではないと思う。ニュースと、いま残っているブログだけを見て彼女を語ろうとする連中の記事には猛烈な違和感を抱かざるを得ないのだ。

 

 そういえば彼女が以前使っていたアカウントで、ログインできなくなったとかで放置されたものなら当ブログへ読者登録してもらったままの状態で残されているのがある。
このブログのフォロワー」の数ページ目かに「理想女性像焦点集中至幸」というタイトルというのがあります。当時は「みとさん」というハンドルネーム。彼女が2017年10月中旬から同年11月下旬までの短期間に書いて
いたものだ。
 警察もそうだが、野次馬どももこのアカウントはノーマークかもしれない。これを見ただけでも彼女が特殊な環境にいたことが窺えるだろう。



 みんなはベランダで寝てる母に水をかけた行為を「ふつうじゃないだろ」と思うだろうが、もともと彼女の家庭環境じたいがふつうではない。過去にもそれくらいの手荒なやりとりは当たり前のようにあったのかもしれない。
 しかも彼女が幼少時から親にされたことは、その比ではないほど気の毒なもの。彼女の人生が、とくに親によってメチャメチャにされたのは本当のことだと思う。誤解も勘違いもする彼女ではある。ネットには「虚言癖があるのか」と思ってる者もいる。しかし、彼女のブログが空想で考えた設定だけで続けてきたものとも思えない。
 警察は、彼女が親に相当な恨みを抱いていると思い「犯行の動機アリ」と見たのだろう。

 たしかにベランダに寝た母親の異常に気づかなかったのはどうかという疑問はある。ただ彼女の記事によると、彼女がかけたと主張する水の量に対し警察は「そんな量であんなに濡れるわけがない」というようなことを言ってきたとか。また、倒れた状態の母親に話しかけたら意味不明なことを口にしたという記述もあった。そして、
何をしていたのかは知らないが、母親が倒れている最中に父親が傘か何か(ここは私のうろ覚え)を持ってベランダから入ってきたのは見たという。
 とくに気になるのは、担当した警察が最初からクロと決めつけてかかり、そればかりか度を超すような圧をかける態度でモノを言うとのことで。相当おかしい父親の言うことはなぜか信じるのに、自分の言うことは信じてくれないと。



 私がもっとも憤りを覚えるのは、やはり無責任に彼女を裁きたがるネットの連中にである。
「ブログで父親に罪を被せようとしていた」だ? 「ぶっちぎりの親不孝モノ」だ? 「働け。どうせ金の無心だろう」だと? おまえらに何がわかるのか。それに、あとから「ああすればいいじゃないか」みたいなことは誰でも言える。実際には表には見えてないことはいくらでもあるもんだ。そもそも人の行動なんて矛盾だらけじゃないか。
 しかも彼女の場合、おそらく考える力とか判断力というものは一般の人よりも低いと思う。義務教育もろくに受けてないだけじゃない。どこへ行っても、誰からも、やることなすこと全否定される毎日を過ごしてきたのだ。そうなれば自分で考えるという行為を放棄したり、自分で考えたことを発言したり行動に移したりという能力も、一般の人と比べて劣っていることもじゅうぶん考えられるのではないだろうか。
 適切な判断ができないのは彼女自身というよりも、もっと悪いのは彼女をそんなふうにしてしまった周りの者ではないのか? 「それでも育ててもらった親なんだから・・・」と思う者もいるだろうが、彼女の育てられ方は家畜同然というレベルでの育てられ方だ。一般論は当てはまらない。
 ハッキリしているのは倒れている母親に水をかけた行為。それを「おかしいだろ」と、ふつうは思う。でも彼女はそうではなかったんだろう。先ほどにも書いたが、そのとき彼女はそれしか頭に浮かばなかったのではないだろうか。
 いや、だから彼女がなんにも悪くないということを言ってるのではない。判断能力がふつうレベルじゃないのだから、彼女にしてみればそれが正解だと思っての行為だったのではないかということだ。

 それと、報じられたニュースでは「容疑者が使用していた睡眠導入剤を母親に飲ませ、背中を踏みつけるなど暴行を加えて死なせた」とある。このくだりは彼女の削除された記事にも書かれてなかったと思う。
 これはもう素朴な疑問として「彼女が飲ませたという根拠はどこにあるのだろう?」ということで。彼女が書いた過去記事には母親のことをかなりクレイジーな人格だというようなことも書かれていたので、例えば母親にも彼女と似たような症状があっただとか、勝手に奪って飲み込んだ可能性もなくはないだろうと考えてしまう。
 背中を踏みつけるなどの暴行行為はやっていないと全面否定しているらしい。なぜ警察はそれを彼女がやったと見ているのかもよくわからない。そこに父親もいたはずだが。父親は「見ていない」と言ったらしい。父親の発言は信用するのに彼女の「やってない」は信用しない、その違いはどこにあるのか? 彼女が犯人だったらいいなーなんて思ってる者が警察側のなかにいるのか?



 いつも思うことがある。逮捕というのは、まだクロと決まったわけではないんだからな。あくまでも容疑者の段階なんだから、その時点で決めつけるような書き込みはするもんじゃありませんぜ。
 どうせおまえらは後々、もしひっくり返るようなことがあったとしても何もしなかったフリをするんだろ。現段階では誤認逮捕の可能性もなくはないのに。実際、過去に逮捕された者がまったくの無実だった事例を私はひとつ知っているが、書き込んだことを詫びる者は誰ひとりいなかった。おまえらも、そいつらと一緒じゃん。見えない場所から弱ってる者に追い打ちをかけてるだけじゃん。
 ただ叩いてる連中は、あれだけの情報で何がわかるというのだ? 最低でも「そうかもしれない」「そうじゃないかもしれない」と、両方の可能性があることを認識せんとダメでしょ。「ニュースで報じられてるから」とか「警察のことだから証拠があるんだろう」という思考停止な見方で流されなさんなよ。その警察については後ほどさらに書かせてもらう。
 とにかく私にはよくわからんね、報じられた情報だけでは。

 仮にクロだったとしても、それでも私には彼女を責める気にはなれない。私だったらとっくに親とは縁を切るか、もっと早くに手をかけてしまっていたかもしれない。
 いや、それはいまの私が私なりの人生経験をしてきたからそう思うのであって、彼女とおなじような環境で育ち生きていたら、やっぱり彼女とおんなじような思考になり、おんなじようなことをやっていた可能性はある。「絶対にやらない」と断言する自信はない。ただ・・・。

 確たる根拠があるわけではないが、私は彼女の書いたものがまったくのデタラメではないような気がしている。過去には自分で事件を起こしておいて「オレは警察に疑われている」と、周囲に言いふらす行為をやってた者がいたのは知っているが、あのパターンと一緒・・・のような気が私にはしないのだ。
 彼女の記事は赤裸々すぎて下品ではあったが、読み手から蔑まされることでもお構いなしに書いてしまう人だ。その彼女が、今回の件は「やっていない」と主張している。そんなことを言うと「いや、さすがに殺人となると別格だろ」と思われるだろうが、そんなに単純なことだろうか?
 誤解や勘違いが多いゆえ事実がどうかはわからないものの、それでも彼女にとっての真実ではあったのだろう。彼女が解釈したことをそのまま書いたものなんだろう。ならば彼女からすればデタラメではないということになる。
 ネットトラブルは実態が見えないし、文章を書いて読んでの解釈なのだから誤解も勘違いも招きやすい。では実際に顔を合わせたり直接会話を交わすなか、見たり聞いたりしたことについてはどうか? 警察から浴びた暴言も、すべて彼女の誤解や勘違いだろうか?
「精神科へ通っている」「虚言壁があるかもしれない」との意見もある。だからこの女の言うことは信用ならんということなんだろう。かといってすべてが事実と違うわけではないとも思う。
 少なくとも名前と年齢と大阪在住なのは、ブログで書かれていたこととニュースで報じられていることでは相違ナシである。



 何年も何年も彼女の記事を読み、やりとりした時期もあった自分でさえ、実際に見たわけではないのだから憶測でしかモノは言えない。
 だけど、報じられた情報と、いまでは最近のものしか残されていないブログ記事を見ただけでわかった気になり、クロを前提とした連中が憶測で好き勝手なことを書いてるのを見ると腹は立つもんで。
 世間なんてこんなもんなんだなと、あらためて思う次第。まだ容疑者の段階だというのにクロだと思い、事件の当事者とあらば十把一絡げな扱いをするのが大半。過ちを犯した者には徹底的に制裁を加えたくてたまらない裁きたがりは大勢いるもんで。自分のことは棚に上げてだ。
 でも、連中が見ている本件と私が見ている本件では、おそらく違った色をしている。

 

 

 繰り返すが、事件を知ってから彼女のブログをチェックした者は有罪ありき目線で「よくこんなこと書けるな」くらいにしか見えてないのだろう。だが、はたして警察は正しく動いているのだろうか? 彼女は複数回にわたり「冤罪にされるくらいなら死にます」と宣言していた。
 睡眠導入剤や暴行のことはよくわからないけど、とにかく、どうか公正に検証されますようお願いしたい。クロなら刑務所行きも仕方ない。でも彼女が本当にやってないのなら、圧には屈しませんように。そしてもし有罪判決となっても自殺だけはしませんように。
 だけどあらゆる発言を信用する者がいないなかでは、彼女を意図的にクロにするのは難しくないのかもしれない。仮に彼女がやっていなくても。

 

・「ブログをやっている」と言ったら「いまどきブログなんかやるやつは・・・」と、ブログを書いてる者すべてをバカにするような返しをしてきた。
・「母の遺骨は返してもらえるんですか?」と訊いたら「いるんやったんか」と言われた。
・「売春させられていた」と言ったら「おまえみたいな醜いやつに客がつくわけがない」と、信じてもらえなかった。
・ どうしても見過ごせない暴言を吐く刑事がいたので「訴えるので名前をおしえてください」と言ったら「おまえみたいなやつに訴えることができるわけない」と、拒否された。

 

 上記は担当の刑事連中とのやりとりだそうだ。消された記事のなかには、そんなくだりもあったと記憶している。いくら容疑者相手とはいえ、そんな態度で接しているのだとすると、この警察はまともに捜査しているのだろうかと、かなりあやしくもなる。
 これを警察側が「まずい」と判断して彼女に削除させたのなら、私はこの記事を警察から圧をかけられても削除する気はない。誤解や勘違いの多い彼女ではあるが、ぜんぶがデタラメとは思えないからだ。

 しかしながら、残念なことに私はルポライター探偵ではない。よって浅見光彦のように独自で事件を調査する能力がない。調査してるうちに警察にあやしまれ、身元調査したら兄が刑事局長だったことで刑事どもがイヌになる――といった展開も期待できない。
 どこかに本件の真相を調査してくれるルポライター探偵さんは現れないだろうか。
 


 事件後に書かれたブログ記事に、亡くなった母親への想いを綴ったものがあった。酷いことしかされなかったけど、それでも彼女は母親を慕っていたらしい。そんな記述、初めて見た。
 そうか、だから離れられなかったのか。でもね、それでも私は離れるべきだったと思うのよ。慕うという気持ちですら、自身の人生を狂わせる鍵になっていたのだから。
 上の記事を見てほしい。毒親と、それに縛られる子どもの関係。具体例が挙げられていますが、彼女はそれのほとんどに該当してるのではないだろうか?
 でもやっぱり、もう遅いのかなぁ。なんとか、いままでよりはマシにならんもんかなぁ。



手紙資友佑さんへ】
 あなたがこの記事を、いつ、どんなかたちで見ることになるのかは現段階ではわかりません。容疑が晴れてなのか、刑務所を出てからなのか。
 まずはお疲れさまです。大変でしたね。誤解・勘違いの多い資友佑さんですが、さすがにこの記事があなたを傷つけるのを目的としたものではないことくらいはわかってもらえますよね(笑)?
 いろいろと言いたいことはあるけど、まぁ適当に書いておくよ。
 あのさぁ、上のほうにも書いたんだけど、私は毎日そちらのブログを訪問していましたのよ。アメブロがペタを廃止しちゃったから足跡を残せなくなったけどね。
 足跡の代わりの「いいね」? いや、あれは私は違うものだと解釈してるんです。「いいね」って思う記事にしかいいねしないんですよ。あなたは「いいねされたら相手にもいいね返すのが当たり前」と思ってたみたいだけど、あなたの記事はうちの創作まじりのネガティブと違ってリアルに惨い記事だから、いいねなんてできないのよ(笑)。
 ちょっと小言を言いますよ。どなたかの記事をリブログして絶賛するのはいいと思うけど、気に入らない記事もリブログして公開処刑にするのはいただけませんなぁ。抗議するんなら本人に伝えて勝手にケンカでもすればって思うよ。見せしめにして他の読者さんにつき合わせるのはよくないでっせ。先方は素人さんでしょ?
 あなたが「わけもわからず突然、裏切られた」と思っている案件のなかには、そういったあなたの記事を見て「この人に敵視されたら吊るし上げられるのか」と恐れをなしてしまった方がおられるのかもしれないですよ。そうなりゃ「この人には、かかわらんとこう」って去られても仕方ないじゃないですか。
 日常のことを綴る記事でも、ちょっと考えてほしいことがあるのよ。あなたはこれまでに散々、容姿差別の被害に遭ってきてるんでしょ。その怒りや悲しみは誰よりも知ってるんでしょ。なのに、なんで嫌なやつのことをディスるついでに姿かたちまでディスるのですか?
 あなたがそれやっちゃダメでしょ。あなたがやられたのとおなじことをしちゃってるじゃないの。姿かたちがきれいじゃないのは誰の責任でもないんです。それはわかりますよね?
 それとね、行った店とか通ってる病院の誰それに酷い扱いを受けたって記事がやたら多いんだけど、実名とか載っけたらあかんのとちゃいますか? あなたは「本当のことだから」と仰いますがね、本当のことでも先方の名誉を傷つけることになれば発信した側の罪になる場合がありますからね。
 松居一代が船越英一郎と不仲になって、カツラだなんだとディスって「本当のことですから」なんて言ってましたけどね。あれダメなんですよ、悪意しかないし。英一郎氏が本当にカツラかどうかは知らんけど。
 でも悔しいのはわかりますわ。うちも、かかわったマンションの管理会社があまりにも酷かったんで、ぶっちゃけてやろうかと悩んでるところですから。
 ところで、あなたは私のことを「イケてる高級マダム」と思ってるそうですが、それなんかも完全に誤解・勘違いです。私はちっともイケてません。6月なんか大赤字です。でも、それで記事を作っても面白くなりそうもないので書かないだけです。
 実のところ、私はあなたとそんなには変わらない。いまのところホームレスこそやってないけど、いつそうなってもおかしくはないのですよ。
 食事の件ですけどね。あなたは加工品は体によくないから食べないようにしてるって書いてたことあったじゃないですか。それなのに菓子類は食べるんですよね。あれも一緒じゃないですかね?
 何日も食べず栄養不足になった体にスナック菓子を流し込んだら、そりゃ健康的にいいわきゃないですよ。病気の8割は食事で決まるそうです。あなたは多くの疾患を抱えてますが、駄菓子で作られた体では疾患ができて当然のことのように思えます。とにかく今後は、なんとかまともな食生活に近づける方向へ精力を注いでほしいです。
 あとね、発作的に死ぬ死ぬ言うんはやめときなはれ。そういうときは、ちょっと冷静になるよう努めてください。考えてみてくださいよ。あなたを虫けらのように扱った連中を死んでから呪うったって、そいつらはあなたのことをすぐ忘れるんですからノーダメージなんです。死に損なんですよ。
 生きてて嫌なことばっかりなのはわかりますよ。これまで生きてきていいことなんかほとんどなかったのなら、少しはいいことも経験しとかないと損でしょ。死んでから未来永劫、誰かを呪い続けるんですか。しんどいですよ、それは。
 死ななくてもね、生きたまま生霊として呪ってやる方法もありますぜ。ターゲットを生きたまま呪って、災いの雨を降らせてやりましょう。死ぬのはある意味、もっとも安易なことでもありますからね。
 それに、自殺に踏み切った人の多くが、その直後には激しく悔やみ、だけどもう後戻りができないという想いに苛まれながら死の瞬間までを過ごすことになるって聞きました。人生の最期でそんな経験、したいですか?
 それから。何回目かのアカウントチェンジの際、アメンバー申請してきたことあったじゃん。でも私は却下した。なんでだと思うね? あのときのあなたが、まったく見たこともないようなハンドルネームにしてたのと、どこぞのおっさんの顔をプロフィール画像にしてたからです。あれでは誰だかわかりましぇーん。文体が独特なので記事を見たらわかるのですが、その時点ではまだアカウントを作ったばかりで記事がありませんでした。「いきなりアメンバー申請とは、失礼なやつだな」と思っただけでオシマイ。なので却下したのです。
 あなただとわかってたら承認してたと思いますよ。いまからでも申請すれば承認いたしますよ。かつては、あれだけ熱心に見てくれた読者さんですからね。
 それからそれから。
 数年前、ふだんは閉じてるメッセージツールで、あなたに伝えたことがありましたよね。「あなたは両親と絶縁し、どこか遠くの街に住むべきだ」というようなことを送信したことが。
 失礼を承知で書きます。毒親は捨てていいんです。それと「どこか遠くの街」というのは都会のことです。都会人は人との距離をとろうとします。いちいち人の容姿を見てディスる者がゼロになるとは言いませんが、回数は減るだろうと思います。
 あなたが住んできた街は大阪とはいえ、その民度の低さでは田舎者の集まりとしか思えません。そこよりはマシな街なら、きっとあると思いますから。
 もうひとつ。あのとき私は「あなたはあなたの人生を歩いてください」とも書きました。もう誰かに振り回される人生から抜け出してほしい。あなたはまだ自分の人生を歩いていない。
 いいですか、もういっぺん書きますよ。あなたはあなたの人生を歩いてください! かしこ。