仮面ライダーの次はメタルヒーローですよー。
 夕方からはメタルダーの妹尾青洸
さん率いるゲキ塾。の皆さんによる、4回目のリーディング(朗読劇)を観に行ってきました。もう当ブログではお馴染みのレポートです。
 なお表題の「氷の世界」というのは、前回に続き出演者のひとりでありますぐっちょさんが勝手に命名したものであり、正式なタイトルではありません。もはや恒例化しつつあります。たしかに「今年の寒さは 記録的なもの」ではありましたが、この公演にはリンゴ売りは出てきませんし、井上陽水さんも登場しませんので悪しからず。
 ゲキ塾。さんというのはですね、劇団ではなくて道場のようなところらしいのですよ。でも公演をすることもあるので、私らからすると劇団と区別がつきにくかったりもするんですけどね。だから、ちょっと誰かに紹介しようとすると、その説明に困ることがあるんですわ。最近は映画づくりにも活動の場を広げておられるようです。
 そうそう、こないだはネットCMにも塾生さんたちが出演されてました。まだご覧でない方は見てみてください⇒パ・リーグTVの使い方CM

 今回は以前、当ブログ記事「この世のなごり、夜もなごり ~当世近松情死考~」にて登場いただきました役者さん=大畑香菜さんにお声をかけさせていただきました。もともと大畑さんは観劇好きの方ということもあってか、今回のお誘いには興味を示してくださいまして、一緒に同行していただく運びに至った次第であります。
 観劇初心者の部類に入る私がお誘いするのも大それたことなのかもしれませんが、私のなかでゲキ塾。さんならば間違いはなかろうという変な信用のようなものもあってのことでして。また、大畑さんとゲキ塾。さん両者の遭遇により、如何なる化学変化が作用するのかも、この日の見どころであ
りました
 大畑さんとは新宿西口交番前で17:30~18:00のあいだで待ち合わせしといたわけですが、私が中野を出て新宿を通りかかったのが16:20頃。まだ早すぎます。なので山手線を一周し、そのあいだに睡眠不足を補ってやろうと洒落こんだのであります。
 まぁマナーの悪さが横行しまくりの電車内ではろくに眠れたわけではないのですが、それでも予定どおり1時間後には程よく新宿へ到着。電車のなかでネタになりそうなことがあったような気がしなくもないのですけど、それは忘れましたよ。待ち合わせ場所でボケーッとしてますと大畑さんはすっぽかすことなく現れ無事に合流、そこから小田急線で下北沢のいつもの会場へ向かったのであります。
 じつは他にも何名か声をかけてみたのですが、ちゃんと来てくれたのは大畑さんだけです。きっと、みんな全温度チアーさんと一緒なのが嫌なんだと思います。

 場所は赤星昇一郎さんがマスターを務めるReading Cafe ピカイチ。何回行ってもワクワクするところ。
 到着すると塾生さんたちにご挨拶。新しく入ったコズコズさんとは初対面。正確にはりな平さん同様、前回の公演にも出演されてたらしいのですが、私が行った回だけ復帰したばかりのロクさんが交代するかたちで出ていたため、私とは「はじめまして」ということになりました。
 そして皆さんに大畑さんの紹介をして、開始される19:00までを雑談で過ごします。私たちは早めに着きましたが、前の回(15:00の部)から連続で観ていくお客さんもいます。この日は満席になることは最初からわかっていました・・・というか、連日ほぼ満席だったようですけどね。もう何度かお会いしてる常連さんらとも挨拶したりで、開始前でもやることはいっぱいある(笑)。
 そうこうするうち、戸野廣浩司記念劇場の元営業担当でした黒田さんもお越しになり、右隣の席へ着座されました。私は「女優ドリンク」なるピカイチのオリジナルメニューを発注し、開始時間までのひとときを楽しむことにしました。
 ただ、このとき塾生さんのなかにわらびさんの姿が見当たらなかったのが気になりました。当日、てっきり私はわらびさんがやめちゃったのかと思ってたのですが、あとでこのときはお休み期間中だったことが判明。
その後はちゃんと稽古にも出てることがわかり安心した次第なんですが。

 ところで今回のリーディングには、とてもとても重要な目的があったそうなのです。そしてテーマははァ? (゚Д゚)なんだそうで・・・。まずはコレについて説明しなければなりません。じつに面倒くさいことになって
おるんですわ。
 前回のもようは当ブログでレポートいたしました。が、そのコメント欄を見てくださった方はいらっしゃいますでしょうか? なんとここへ、塾頭の妹尾さんと番頭のショウタさんから「挑戦状」を叩きつけられてしまったのでありますよ!
 (°Д°;≡°Д°;)
 どうやらゲキ塾。の皆さんからは、全温度チアーさんがコト細かくレポートするもんだから、すっかり「記憶力のいい人」だと思われてるらしいのです。で、それに感化されたのか「全温度さんが何もかけないような意味の分からないモノを目指しております」と宣言されてしもうたので
あります!
 ショウタさんからは「さすがの編集長(彼は最近、このようにう呼ぶ)のブレインでも追い付かないと思いますよ。おほほほほ」と挑発され、妹尾さんに至っては「大嫌いだった<不条理>の世界に一歩足を突っ込んで・・・」と、まるで信念を曲げてまでしてそこへ全精力を注がんとするかのような気合の入れよう。

 なんでそうなる?

 最初はですね、もしかしたら記事にされたくないのかなぁ? って思ったんですよ。でも、それだったら「書かないでちょんまげ」って言えばすむ話ですよね。ですが、わざわざ私を困らすという手段を選んでくるというややこしさ。それも、かなりの労力を使ってですよ。
たぶん違う方向へ狙いがあってのことでしょうね。おそらく、そのためだけに題材を厳選し、モノ足りなければ手を加え、演出の妹尾さんは鬼のような怒声を飛ばし・・・そんな稽古風景が目に浮かびます。
 ハッキリ言います。大いなる誤解でありまする。

 あのですね、ただ記事にできないものをやるだけだったら簡単なんです。事実、昨夏にぐっちょさんがゲキ塾。さんを離れて出演した即興芝居ライブ『都合がつけば。』、同じくぐっちょさんが昨秋に出演された『サミットフェス2013』、昨年末に大畑さんが出演していた『You are mine』、同日にロクさんや高橋春菜さんらが出演されてた『バンク・バン・レッスン』・・・と観てきましたが、これらの公演は記事にしておりません。いや、つまんなかったからじゃないですよ。むしろ面白かったんです。でも、それらはお笑い色が強かったこともあって文字にしても伝えられるものではないと思ったので、無理して記事にしなかっただけなのです。べつにいつも「どうしても記事にしてやる!」って思いながら観てるわけじゃないですしね。
『俺たちの旅』の見どころなら、話せばなんとか伝えることができるかもしれない。ですが
『8時だョ!全員集合』の前半コントを、まったく見たことがない人に伝えるのは難しいと思うんです・・・この例え、適切なんだろうか?

 だがしかしところが
 それをこんなふうにされちゃいますと、逆に書かないわけにはいかなくなるじゃあ~りませんか。おそらくコレ、計算でやってるんでしょうね。困ったのぅ、困ったのぅ。でもゲキ塾。の皆さんは「全温度チアーさんを困らせたら勝ち」とする遊びを勝手に開発しちゃいました。じつに大がかりなイタズラを思いついたもんだと、感心するやら呆れるやら・・・。
 ちなみに私が行ったのは最終公演。ゆうんこりん氏が前日に来てた(
最終公演日は荒木しげるさんのイベントスタッフ&宮内洋さんに挨拶しに行く予定があるとかで来れなかった)ようなのですが、彼女は私のことを「ラスボス」扱いしておったらしい。たぶん塾生さんたちも、そんなふうに待ち構えていたんだろう。

 はたして第4回ゲキ塾。リーディングの内容は、本当に記事にしにくいものじゃった。 \(*T▽T*)/ 
 なので、
テキトーに書くことにしまーす。

はい、チーズ!このたびリーディング公演に出演された妹尾青洸&ゲキ塾。の皆さん。
後列左からコズコズさん⇒迅さん⇒りな平さん⇒ぐっちょさん⇒ショウタさん、前列左からロクさん、妹尾さん(演出)


※画像はロクさんに提供していただきました。


 これまでのゲキ塾。リーディングは4つの演目が用意され、基本的には3つ目だけ真面目なものを入れてくるというパターンでした。さらに“リーディング”と言いつつも「読む」パートがどんどん減っていき、第3回にはついに読むのを放棄してしまったゲキ塾。さん。そのことは事前に大畑さんに説明していたんですよ。大畑さんもリーディングをされた経験があり、だんだん「読まない」スタイルも増えていってることはご存知のようでした。
 だけどこの第4回は真面目なものがひとつもなく、演目の数自体は倍になり、そのかわり「読む」人もちゃんと存在するという変化がみられました。そして今回は、シモネタな要素を多用してきたところが特徴的であったといえます。

 まず、ひとつめ。コンビニの店長らしき人(演:ゴイチさん)と、新任研修を終えたばかりの3人(演:ロクさん&りな平さん&コズコズさん)が登場。店長らしき人は新人さんたちに最後の質問を受け付けます。
 ところが彼女たち3人が3人とも、まともな質問をぜんぜんしてこない。
「ローソンの人が来たらどうしたらいいですか?」
「トイレが大行列になったらどうしたら・・・?」
「アイスをサービスしたほうがいいですか?」
カラーボールはいつ投げたらいいですか?」
 初勤務前の段階では心配しなくてもいいようなことばっかりを繰り返し訊いてくる⇒そして店長がそれにイライラを募らせる・・・という、ただそれだけなお話でして。

 この時点で気づきました。私の席からは前の人の頭が視界を遮り、左半分が見えないのです。この演目の場合だと、右側に立ってるゴイチさんは見えますが、左側へ並んでる3人の様子は気配で察知するしかない。そういう状態での観劇レポートになってますことをご了承ください。
 基本的に左半分は見えないんですけども、それでもチラリと見えたコズコズさんの表情が、風呂上りのようなお顔だったところがちょっと面白かったです。

 えー・・・、このお話はですね、たぶん今回の公演のなかでは最もウケがよかったんじゃないかと思うんですけどね。いっぽうで私は、あるエピソードを思い出しながら拝見しておりました。
 ずいぶん前の話ですが、私の知人にUくんという人がおりました。ある日、Uくんはアルバイトを始めることになったのですが、その初日に遭遇した出来事を私に話してくれたことがあったのです。ちょっと紹介しましょう。
 Uくんのバイト先では同期の人も何人かいたらしいのですが、そのなかのひとりが担当者にこんな質問をしていたんだそうです。
(作業着に着替える際のロッカーの使い方について説明中)「作業着、他の人に取られたらどうしたらいいですか?」
(支給される弁当について説明中)「弁当、取られたらどうしたらいいですか?」
 そんなことばっかり訊いていたそうなのです、真顔で。
 何が言いたいのかというと、「イノセントな空気を醸し出す人物の存在が、それに対する周囲の者の理性を次第に破壊してゆく図の可笑しさ」ですね。
 人は立派な態度でいようという意識が働いてるときや、理性を保てているときの言動では信用できないものです。どうでもいいような雑談だったり、こういう一見くだらない場面に遭遇したときに、どう対応するかで人間性の本質がポロリしちゃうものなんだと思います。
 その意味で、案外この演目は奥の深さを窺わせるお話でした。しかし、そんな教訓のようなものはいっさい感じさせないあたりがカッコいい演目でもあります。
 ただ、観る側からすると――隠れた奥深さの存在の有無はどうでもよくて、ひたすらおバカなお話であってほしいという気にもなる――そんな演目であったとも思います。

 じつはですね、この記事を書く前、出演者の方に「他にどんな台詞がありましたっけ?」って伺ったんですよ。記事にするにあたり、面白い台詞はできるだけ多く紹介したほうが読者さんにとっては楽しいだろうと思ったからです。
 ところが、おしえてもらえませんでした(爆)。ゲキ塾。さんとしましては、あくまでも全温度チアーさんの記憶力と勝負することを優先したいんだそうです(苦笑)。また、それとは別に、本当にコト細かに再現されてしまったらオトナの事情で不都合が生じるとのことで・・・。
 つまり全温度チアーさんは、どっちにしても中途半端なレポートにしなくてはならないという、ある意味、もっとも難易度が高い課題を出されてしまったことになるのです。


 これ、なんの罰ゲームなんですか。


 え~、気を取り直して次、いきます。
 ガンジー五島(ゴトウ)、非暴力主義を貫くプロレスラー。殴られても蹴られても、まったく反撃することもなく敗戦を重ねるだけの選手。
 ガンジー五島を演じるのはゴイチさん。袈裟をまとい、座禅したり瞑想したりを繰り返す。ストーリーは、あったかどうか憶えてません。だって、このキャラだけでじゅうぶん楽しめましたから(笑)。
 こういうキャラに近いプロレスラー、実際にいるんですよ。そう、真っ先に思い浮かぶのが西村修選手ね。かつて西村選手は癌を宣告されましたが、いっさいの化学療法を拒否してインドへ渡り、そこでさまざまな療法を学び、食生活を変えることで見事に病気を克服してみせた人でもあります。
 その西村選手が試合中よく見せるムーヴが、どんなに攻撃されても瞑想をやめない、という西村ワールドですね。また最近では、みちのくプロレスのムーの太陽というあやしい組織で、メシアことグレート・サスケ選手が非暴力主義に走るという、対戦相手からすればやりにくさこのうえないムーヴを見せつけたりしています。
 ただし西村選手もムーの太陽も、まったく攻撃してこないわけではないですし、攻めのテクニックもちゃんと持ってます。もちろん負けっぱなしということはありません(ムーの太陽に至ってはほとんど負けない)。しかしガンジー五島にはレスリングのテクニックを備えているのか、などという説明はいっさいありませんでした。試合は成立してたのでしょうか?

 順番が前後しますが、ショウタさんとロクさんのコンビによる、夫婦が殺し合うお話がありました。凶器は食べ物。ショウタさんが海の幸、ロクさんは山の幸。互いに専門的な知識を駆使し、なんとかして相手に食べさせてやろうとする駆け引きが物語の軸です。
 途中、裏の裏をかいたり、じつは相手が殺すほど嫌なやつではないのではないかと迷ってみたりと「寄り道」をするくだりがあります。
 これは、お二人の役者力を「剛」モードにして押してくるようなお芝居だったのが印象的でした。残念ながら私の席からはロクさんのお顔が隠れてしまうため想像に委ねるしかありませんが、後ほど左隣に座っていた大畑さん(彼女の席からは見えたらしい)曰く「すごい迫力ありましたね」とのこと。おそらく、ギョロ目が得意なロクさんが、目を思いきり見開きながら熱演されてたものだと思います。そこは私にも「心の目」で見えたような気がします。
 最終的に、このバトルに決着がついたのかはよく憶えてませんが、たぶん不透明決着だったような気がします。

 ひとつ挟んで「疑惑と思惑」をテーマにしたようなお話。これはショウタさんが自ら脚本を書いたのだそうです。
 ショウタさんが「ぼくは死んでしまいました・・・」みたいなことを言いながら、自分が写っている遺影を手にしています。あれ、じゃあさっきのやつは結局、殺されたんかい。
ヾ(- -;) で、その続編なのかな? ・・・てなかんじで始まって。
 この世の者ではなくなったショウタさん。ですが遺影の写真はカラーであり、まったく似つかわしくないような満面の笑顔で写っているのが笑えます。だって、ただでさえガチャピンに似ているショウタさんが、さらに2割増くらいでガチャピン度をupさせたような表情でしたから。
 一見、ショウタさんの死を悲しんでるように見える参列者ですが、だんだん各々の本音が明らかになっていくお話でした。もちろんドロドロ系の方向へ行きます。
 ショウタさん、以前にも本公演のときに死者の役を演ってたことがありました。あのときのことをショウタさんは「自分以外の人は自分が見えないというシチュエーション。そういうのを相手に芝居をしていくのが難しかった」と後述されていたものです。今回は、そのときの応用だったのでしょうか。

 これらの他にも「亭主が留守のうちに浮気をする」お話ですとか「南無ありがたや~」なお話なんかもあったのですが、それらは私の文章力では文字にしても現場にいなかった当ブログの読者さんに楽しんでもらえるイメージがわかないので、ここは無理せずレポートを辞退いたします。でも最後に強烈だったのを書いときますよ。
 それは春画を題材にしたお話でした。まず葛飾北斎の『蛸と海女』が掲げられ、さんによる春画の説明がおこなわれます。
 女の役を、りな平さんが担当します。りな平さんは、衣装として自前の着物をまとっての演技だったそうです。
「アレにくいたこだのう。エエ、いつそ、アレアレ・・・」
 こんな台詞ではなかったと思いますが、それに近い台詞まわしで進行していきます。ちなみに蛸は出てきません。
 りな平さん扮する着物姿の女が、軽く踊るような動きを見せながら男(演:ゴイチさん)を相手に舐めてたもれと強要しております。正確には「マエヲネブッテ・・・」と言っておりました。

 

 なんやコレ?


 女は客席に背を向け、椅子に座るや脚を開きます。そこへ男が難しそうな表情をしながら顔を近づける。次の瞬間、りな平さんがグッと上体を反らし、頭頂部がこちらのほうへ向く演出が印象的。
 ところが。
 じつは男にとっては、あまりの悪臭のため舌ではなく鼻の先でなぞるのがやっとのことでしたと。これに大きく不満を抱いた女は怒る怒る! 「鼻で舐めやがったな」「ちゃんと舌で舐めろ」という旨の文句をぶりぶりと言い放ち、男を責め立てはじめたからさぁ大変!
 それに対し男のほうは、これを断固として認めようとせず・・・というか、それだけは絶対に嫌だと言わんばかりの形相で、なにがなんでも舌で舐めたと言い張るのであった。両者とも譲らぬ攻防が展開される。
「鼻じゃ! \(*`∧´)/」
「舌じゃ! (`×´)」
「鼻じゃ! ヽ(`Д´)ノ」
「舌じゃ! (#`ε´#)」
 ・・・・・・。

 

 こんなん書けるかあーーー!!!!


 ダメでしょ、これ! あのですね、もはや記憶力との勝負とかじゃないですね。「全温度チアーさんが書けないようなものを・・・」というよりも、モロに書いたらアメブロさんから記事まるごと削除されちゃうような内容じゃないですか! アメブロさんは、そっち系には厳しいんですよ!
 もういちど問いたい。そもそもこの企画(全温度チアーさんへの挑戦状?)、なんの罰ゲームですか。しかも一方的に挑戦され、べつに私のほうは「おぅ、受けて立つぜ」とも言うとりません。ショウタさんなんか終演後、「やるこたぁやった。さあ、あとは高みの見物じゃ、へっへっへ」って顔してましたし。 ヽ(;´ω`)ノ
 たぶん他のお客さんでこの事情を知ってる人は、あんまりいないと思いますよ。とくに大畑さん(女子!)なんかね、初めて来て、こんなん観て・・・大畑さん(24歳!)は、さぞお困りに・・・・・・あれ?

 

 とても嬉しそうな顔しとった。 ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!
 シモネタ系は苦手じゃないのね。

 最後。ロクさんが・・・というか、ロクさん“だけ”がキャスターに扮して何やら原稿を読んでおります。難しい文言が入り混じった、かなり長い文章をひたすら読んでるんです。ときどき、噛みます。そしてときどき「も~ぅ、なんじゃコレ・・・ (゚_゚i)」って顔になります。
 他のメンバーも前に立ってるのですが、みんなでロクさんの様子をニヤニヤしながら見ているだけです。どうやら即興で読まされてるらしい。だけど、それについての説明はいっさいナシなので、客席を含めた会場全体が「
なんじゃコレムードに包まれました。
 あとで聞いたのですが、これ、そのときになるまで誰に白羽の矢が立つのかわからない罰ゲーム(?)だったんだそうで。前の回まではぐっちょさんになることが多かったらしいのです。往々にしてぐっちょさんは、そういう役どころを任されるキャラをしてます。なのでロクさんは、てっきり自分の番が来ることはないだろうと高をくくっていたようなのですが、ポンと肩を叩かれ・・・。
 あわれ、全温度チアーさんをやっつけるための人身御供となったのであります。ご愁傷サマでした・・・。 
(T人T)


 このあとは塾生の皆さんに箱買いしたパレードのミルクセーキを配りまして(妹尾さんと赤星さんはご存知だったそうで「懐かしい~」って言ってくれました)、そして近所の居酒屋で打ち上げです。
 打ち上げはお客さんみんなに参加資格が与えられるのですが、そのときにはいなかった面々もお越しです。どうやら、この回ではなく別の回を観劇された方が、打ち上げに参加するために足を運ばれたみたいです。そのなかには佐賀からお越しになった、ロクさんのお母さん(通称:ロクママ)もおられます。ちなみにロクママさん、この日は朝から筑波山を登り、その足で下北沢までやって来たもよう。メチャ元気!

 大畑さんは当初、明日の朝が早いので打ち上げは辞退するつもりだったようですが、私らが引きとめて半ば強制参加と相成りました(笑)。
 打ち上げの席での大畑さんは、ツイッターをやってる塾生さんたちとは相互フォローをやり合うなど、だんだん打ち解けていってる様子でした。が、大畑さんもショウタさん同様、
日本唐揚協会が認定する唐揚げ検定試験合格者であることが判明した瞬間、一気に両者のスイッチが入りました。お二人は、まるでチョモランマの山頂で
ビリーズブートキャンプをやるツアーに参加したら同じ組に富永一郎が紛れているのを目にしたときの鈴木義司みたいな表情に変わり、唐揚げトークに花を咲かせるのでありました。
 そのあいだに私は他の席へ移動、他の方々ともお話させていただくことにしました。とくに初めてお会いしたコズコズさんのお話は聞いておかなければなりません。そしたら同じ席に、コズコズさん個人のお客さんがいらっしゃいました。コズコズさんは普段、世を忍ぶ仮の姿として美容師さんとしても活躍しておられるそうで、そこでの長年にわたるお得意さんだったようです。同じ席にはロクママさんもいます。
 ロクママさんだけは初めてではありませんが、まったく面識のない人同士であっても普通に会話ができます。これは、小さな空間で、ごく少人数での共同体験をしてしまった者同士による仲間意識のようなものが作用しているように思えました。とくに今回の場合、あまり公の場ではできない内容でした。見世物小屋とまでは言いませんが、それっぽい「あやしさ」「いかがわしさ」を密室でコッソリ見ちゃった後ろめたさであるとか、お得感であるとか・・・そういった、目撃者でないとわからない諸々の感情が、なんだか通じ合えるような気持ちに拍車をかけていたような・・・。
 とくに、悪さをやらかした共犯者の仲間意識は強かったりします。あれに似てますかね(笑)。

 トイレへ入ろうとするりな平さんを捉まえたので、インタビューしてみましたよ。
「よく、あんな役を引き受けましたねぇ」
「最初はどうしようかと思ったけど、だんだん面白くなって・・・でもマネージャーにバレたらやばいかもしれんー! (≧▽≦)」
 そう言って笑うりな平さん。前回の役者デビューで「オランウータン」、そして2度目の公演が「マエヲネブッテ」ですよ。私は、りな平さんの今後の行く末が心配です(ウソ)。

 そういえば春画のやつね、違う回ではさんが女役を担当するバージョンもあったそうなんです。事前にゲキ塾。さんのブログで
美女versionとラブラブとブサイクversionがあることは告知されてたのですが、そういうことだったのね。さんのも観てみたかったですよ。

 打ち上げはいいかんじで盛り上がり、大畑さんには結局、最後まで帰ることなく楽しんでもらえたみたいです。次の日は大変だったかもしれませんが「また来ます」と仰ってましたので、
たぶんよかったのでしょう。打ち上げにお誘いした訳も、ご理解いただけたと思います。
 校長先生は言いました。「
家に帰るまでが遠足です」と。そしてここは・・・そうです、打ち上げまでがゲキ塾。公演なのです! みんな終電ギリギリで帰ることになるんですがね。

 

はい、チーズ!打ち上げ風景

 
 最後の最後に。
 繰り返し申し上げます。妹尾さん、これはなんの罰ゲームだったんですか。
 打ち上げの最中、私のところへ来て「ねえねえ、今日やったやつ、ぜんぶ忘れたでしょ?」って嬉しそうにしておられましたが。
 普通、やったばかりの公演を忘れられたら残念に思わなくっちゃいけないんだと思うのですが、そうではないところがこの公演の特殊さを表しているようでした。
 そういえば先日の記事で、妹尾さんはまたまたコメントをくださってたのですよ。ところがその内容が、どうやら私があまりにものんびりしているためレポートを書くのを断念したのかと思われたらしく、喜んでおられる旨を書かれたものだったのです(苦笑)。
 だけどこれ、おそらくハッパをかけにお越しになったんだろうなーとしか思えませんでした。さらに、なぜか呼び方が「事務局長」になっていました(これまでは「顧問」だった)。
 えー。今回の記事は私なりに「中途半端」な記事になるように書いてみました。これをもって勝利になるのか敗北になるのか、私にはようわかりません。ただ、書けないようなことをやるんでしたら容易いことですんで、そんなに気合なんか入れなくても大丈夫なんですよ。
 自慢じゃないですが日ごろの全温度チアーさんの記憶力の無さには定評がありますから。とくに覚えなきゃならないシチュエーションに苛まれますと脳がフリーズしてしまいます。なので役者さんには向いてないタイプだと思うんです。
 なにしろ九九は六の段の後半からあやしくなりますし、お日さまの昇る方角はバカボンの歌を聴くことでやっと覚えることができたくらいですから。
 今回の公演のテーマが「はァ?」。公演の内容よりも、「全温度チアーさんを困らせることにゲキ塾。さんが団結して精力を注ぐ」動機←コレね。そこが最大の「はァ?」であったと思いますよ。
 私、思いました。妹尾さんは「大嫌いだった<不条理>の世界に一歩足を突っ込んでしまう」と仰いますが・・・本当は不条理、ものすごく得意ですよね?

 教訓めいたものは、ない。学ぶべきものも、あんまりない。何か今後の人生に役立ちそうなものも、たぶんない。
 しかしながら、なんやかんやで全温度チアーさんはこの路線、大好きなんでありますよ。
 なので、次回もその調子でお願いいたします。 
<(_ _)>
 
はい、チーズ!春画は、モロに出すとアレかもしれないので小さく写ってるやつをば
右から2人目がゴイチさん


 で。
 これはなんの罰ゲームだったんですかねぇ?

 あと。
「顧問」だったのが「事務局長」になったのは、格上げなんですか格下げなんですか?