12月9日、メタルダーの妹尾青洸さん率いるゲキ塾。さんによる舞台『八月のシャハラザード』を観に行きました。
場所は戸野廣浩司記念劇場(通称:トノゲキ)。この2週間前にも訪れたばかりの劇場です。
ゲキ塾。さんを観劇するのは、前年9月に中目黒でおこなわれた『煙が目にしみる』、その3ヵ月後にトノゲキで“第1回トノゲキ演劇祭”参加作品として披露された『グッドラック・ユア・メモリーズ』に続き、これで3回目です。
また、劇団員の正太さん&ぐっちょさん&ロクさんに関しては翌年(2012年)2月にも同劇場でおこなわれました『トノ、何がしたいんだ?』にも出演されてますので4回目(あれ、ロクさんは3回目だっけ?)ということになります。
ちなみにゲキ塾。さんは、昨年度のトノゲキ祭では伴大介さんらが審査員を務めるなか、見事に優勝されてました。なので今回の作品は、第2回トノゲキ祭への参加作品ということです。
私が足を運んだ12月9日というのは千秋楽にあたる日。劇場入口で受付けを済ませますと、館長の平山さんと談笑中の妹尾さんと目が合い、ご挨拶。
「いつもありがとうございます~! もぅ~、言ってくださればよかったのに~」
大きな身体を小さくしながら、こちらが恐縮するほどお礼を言われる。ただ・・・あれ、私が来るのを予想してなかったのかな? チケットの予約はしていますし妹尾さんからの了解メールもいただいておりますが(笑)。
妹尾さんとは同劇場でおこなわれた伴さんらとのトークショーをはじめ、伴さん会にもゲストとしてお越しになったり、私が妹尾さんのブログへちょいちょいイタズラコメントを書いたり・・・と、少しだけ面識はあったんですけれども。
この『八月のシャハラザード』期間中に妹尾さんのブログ内で告知されていた公演スケジュールで、最終日の箇所に誤記があったのを私が指摘したのがよかったんだそうです。
開始時間が迫っていたので速やかに座席確保へ。全体的にはわりと入っていたように見えましたが、最前列は空席が並んでいたので迷わずそこを確保。
椅子に置かれていたパンフレットに目を通しているうちに私の隣にも着席する方が訪れ、やがて最前列もほぼ埋まってきたところで場内の照明が落とされる。いよいよ開演です。
私の足もとで、僅かに人の気配が。出演者の誰かがスタンバっているのだろう。照明が点いた。あっ、正太さんだ!
腰に浮輪をはめた、いかにもツッコミどころ満載な出で立ちをしている(笑)。
このお話は、海でドザえもんと化した溺死した正太さんが、死者をあの世へと運ぶ船・シャハラザード号への案内人に連行を告げられるところから始まります。しかし、この世への未練タラタラな正太さんは案内人の指示に従おうとせず、何度も逃走を企てたり自分の想いを仲間へ伝えようとしたり・・・。
だが死者である自分の姿は生きている人には見えないし、声も届くことはない。
そんな正太さんの姿が見え、会話もふつうにこなせる人物がいた。それは重傷を負い、死を目前としていた男。でもコイツは凶悪な犯罪者で、しかも裏切られた仲間への意趣返しに頭がいっぱいでして、扱いづらいことこの上ない。
ところがどっこい、往生際が悪いといいますかポジティブさにかけては他の追随を許さぬ才能を発揮する正太さんは、この犯罪者を使って想いを果たそうと悪戦苦闘するといいますかジタバタするといいますか・・・そんな物語です。
淡々と任務をこなそうとする死の世界への案内人の心を揺さぶって・・・という展開は、むかしテレビで観ていていつのまにかハマってしまった映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』を彷彿とさせるものがありました。
私は演劇については初心者ですし、大して語れるほどのスキルは持ち合わせていないんですけれども・・・うん、文句なしに面白かったですよ。ゲキ塾。さんの作品は、いつもいつも観終えた後にも余韻が残るのが心地よい。それをあらためて感じさせてくれました。
――ではここで。
劇中での正太さんガチャピンくりそつネタにかけまして、年季の入った5歳児・ガチャピンさんの動画をば。たぶん正太さんは普段からガチャピン呼ばわりされているのだと思われます。
終幕直後、隣に座ってた人を見たら館長の平山さんでした。この劇はもう何度も観てらっしゃるはずですけれども、最前列では他の場所とは違った観方ができるのでしょう。
予め配られていた紙に感想を書く観客たち。スイマセン、それ私は書いてないです。私が書いてると長く長くなるからです。なかなか外へ出れなくなるからです。
そのかわり、こうしてブログに書かせてもらってますんでカンベンしてください。 <(_ _)>
さて、会場を出て帰ろうとしたところ・・・・・・つかまってしまいました。妹尾さんだったか平山さんだったか忘れてしまいましたが、私を正太さんに紹介してくださったのです。
この前の記事にも書きましたが、じつは妹尾さんを除くゲキ塾。の方々とはネット上でのやりとりこそあれ、これまで顔を合わせて会話するということがほぼなかったんです。私が皆さんの顔を知ってても、皆さんは私の顔を知らない・・・すなわち「100円でカルビーポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません」な状態をあしからず続けていたのですけれども、とうとうその均衡が破れてしまったのです(笑)。
すまんのぅ~、こんな顔してます。 (^^ゞ でも正太さんはたいへん爽やかな物腰で応対してくださる。私の下手クソなしゃべりにも嫌な顔ひとつせず対応してくださった正太さんはナイスガイじゃった(笑)。
そこへロクさんが通りかかり、今度は正太さんに紹介されてしまう。正太さんとロクさんは、この1週間ほど前に放送されたNHK『ファミリーヒストリー』の再現ドラマに妹尾さんと共に出演されてました。
どういうわけか、ロクさんからは握手を求められた。ええっ、私でいいのか? ヽ((◎д◎ ))ゝ ロクさん、テレビで主役級で出てた人じゃん! さっき観た舞台でもヒロインだった人じゃん! ふつう逆でしょ(笑)。
ロクさんはですね、劇団の皆さんが(当番制で?)書いてらっしゃる稽古日誌のほうで執筆を担当された際、ちょっと文章が面白かったので私がコメントしたことがあったんですわ。
それが要因だったのかはわかりませんが、まもなく個人でもブログを始めることにしたんだそうです。これは応援しないわけにはいきませんね。
お二人とはここでお別れのご挨拶をし、階段を昇って(劇場は地下にあります)地上に出る間際、今度はぐっちょさんとバッタリ。なんか、次々と正体がバレてしまう(笑)。 ヽ(;´Д`)ノ
ぐっちょさんとは過去に観たお芝居の話や、私との共通項であるアメブロの浜田省吾グルっぽが●●●●●んですけど(苦笑)・・・というような話題を。話には聞いておりましたが、ぐっちょさんはやっぱり腰の低い人でした。
正太さんやロクさんらが出演された番組の動画がありました。出番は28分あたりから。
妹尾さんはラーメン屋店主の役で登場します。
「コロッケ~逆境から生まれた“あおいくま... 投稿者 Nrev2
では、そろそろ帰ろうかなっとしたところで妹尾さんからお声がかかりました。なんと、このあとの打ち上げに私も参加してくださいとのこと!
えええーっ、わし部外者なんですけど!
「いいんですいいんです、どうせ*@%&#&☀☣☃♞♛♍☿✡‡↵・・・ハイ、これ会場の地図。時間になったらここへ来てください」
ほぇ~、モッタイナイお話じゃー! Σ(゚□゚ノ)ノエー!Σ(*゚◇゚*)ウッソー!Σヾ(*゚○゚)ノホントー!
イチ観客の自分なんかが恐れ多いのですが、断わる理由も思い浮かばない。ここはひとつ妹尾さんの親切なお言葉に甘えさせていただき、ちょっとだけお仲間気分を味あわせていただくことにします。
ただ、さっきサヨナラの挨拶をした方々とこんなに早く再会することになるのは少々こっ恥ずかしいですね(笑)。
まだ打ち上げまでには時間があるので、それまでは平山さんに誘われ、劇場の近くにあるお店で「もんじゃ」をご馳走になることに。私のほかには円谷プロのディレクター・A廣さんと、戸野広浩司さんの誕生日会にも同席されていた塩野勝美さん。もんじゃなる食べ物を私は過去に1回しか食べたことがなく、勝手がよくわからないので塩野さんにレクチャーしていただきました。
また、この場での平山さんは本日のゲキ塾。さんの作品について感じたことを述べておられました。会場の大きさや客席(前のほうだったり後ろのほうだったり)からの見え方を計算した妹尾さんの演出力、そして何より劇団の皆さんと妹尾さんとの信頼関係がゲキ塾。さんの強みである・・・そういう意味合いのことだったと思います(私の解釈に間違いなければ)。
さすがにこのあたり、その道の方の言うことは違います。もう私なんかは「なるほどナルホド」と聞くしかないですわ。
そろそろ時間が近づいたので移動です。再び劇場の前を通り、それまで撤収作業をしていたと思われる営業担当の黒田さんとも同行です。
打ち上げ会場は新宿東口近くの居酒屋。そこまで電車で移動するわけですが、この道中も楽しい楽しい。 気がつけば、A廣さんをつかまえて勝手に全温度ワールドな話をする私がいました。
「円谷作品でしたら、私は『ウルトラ』よりも『ミラーマン』とか『怪奇大作戦』のほうが好きなんですけどね」
「ふむふむ」
「あの当時の特撮技術ですとか映像の質感は最高だと思うんです」
「わかります、わかります」
「いまチャンネルNECOで『プロレスの星アステカイザー』観てるんですけど」
「ありがとうございます」
「私は基本、古い作品をリメイクするのは反対なんですよ。でも『アステカイザー』はやってほしいです。それで低迷するプロレス業界も潤ってくれたら素敵じゃないですか」
「はぁはぁ」
「でもアニメの部分は、あのまんまなクオリティで、かくかくしかじか・・・!」
苦笑いするしかないA廣さんなのであった。
また、日活の養成所出身という平山さんのお話も面白かった。平山さんはまだ三十代なんですが、幼いころから'60年代くらいの日活作品に目覚めたそうで、中学生くらいのときには同級生をつかまえては「おまえは北原三枝だ」ということにしたりして映画ごっこをやってたのだとか。
はたしてそのころに日活映画の黄金期を理解できる同級生がいたのかというと、かなり疑問ではあります(笑)。ただ、私にとって平山さんのこのエピソードは愉快で仕方がない。私も交ぜてほしいです。どうせ日活なら無国籍映画がいいです。悪党がいいです。
そういえば最近テレビで見た日活の大スター・小林旭さんが平山さんに似てきたということを話しましたら、やっぱりご自身でも承知していて嬉しいんだそうです。
ここでポイントなのは、平山さんが小林旭さんに似てきたのではなく、あくまでも小林旭さんが平山さんに似てきたということ。じつは密かに小林旭さんのほうが平山さんのファンなんじゃないかと私は推測しておりますよ。
新宿東口からほど近い場所にある居酒屋へ到着。既にほとんどの方は集まっています。場違いなんじゃないかとも思いつつ、そのなかへ小さくなって座ってしまう私。とくに自己紹介をしたわけではないので、事情を知らない方からすると「あの人、誰?」と思われていた可能性がきわめて高い(笑)。
私は私で、舞台出演者の方の顔はわかるのですが、それ以外の裏方さんや関係者の方々のことはわからないでいる状況。
乾杯のあとで食事しながら、隣に座ってらっしゃる見慣れぬ女性に何を担当されてた方なのか伺ってみた。そしたらその方は、佐賀からお越しになったというロクさんのお母さまでした。
で、しばらくロクママさんを独占させていただくという超貴重な時間を過ごさせていただくことに(笑)。
こうなりますとロクさんも近くにお座りになったりされるので、再びお話を伺ったりするわけです。ここで、あらためてブログでやりとりをしたことのある皆さんと対面になった件について触れたわけですが、ひとつ思い出したことがありました。
「そういえば、まだユウヤさんには名乗ってなかったです」
「ああ、そうなんですか」
「彼からすると、私を見て『この人、誰?』と思ってるかもしれません」
「あらあら」
「面白いから、このままナイショにしちゃいましょうか」
「それはダメですよ」
そんなアホな会話をさせていただきました。
同じく九州からは、ぐっちょさんのお母さまもお越しでして、公演中はかなりの頻度で劇場へ足を運んでいたんだそうです。
ロクママさんは、ぐっちょママさんのほうへ席を移動されました。どうやら話が合うようです。
次に、正太さんとまたお話させていただく機会が来ました。話題は、今回のお芝居のこと。
役づくりに関しては、ご自身の等身大に近かったので、それほど苦労はしなかったそうです。ただ、死者という特殊な役ということで劇中に対話できる相手が限られており、そこらへんをどうするのかというのが難しかったのだとか(私の解釈に間違いなければ)。そのあたりの設定は『煙が~』のときに赤星昇一郎さんと高田裕司さんが演じてた役に似てますねー。
ああ、やっぱり皆さん苦労されてますわ。ホント、お疲れさまです。
興味を惹く場面がありました。終劇後、観客に書いてもらった感想文をみんなで回し読みしているのです。
「あー嬉しいー! “また観に来たい”だってー! (≧▽≦)」
励まし・応援の数々に、喜びの表情を隠さないぐっちょさん。黙々と読み浸っている方もいる。そうか、こんなかんじで読んでるんだな。でも私は書いてない。書かなかったけど、ここへたっぷり書いておりますけん。なのでお許しくだされ、お許しくだされ。 ゴメン \(__ )三( __)/ ゴメン
皆さん、あっちこっちに移動されてまして、私の周りに着座する方もコロコロ入れ替わります。今度は、今回の舞台にはいませんでしたが、昨年のトノゲキ祭で『グッドラック~』に出演されていた千紗子さんがお隣にいらっしゃいました。
千紗子さんが『グッドラック~』の劇中、あるアイテムを両手で大事そうに持っている場面があったのですが、そこを真似てみせて私が観劇していたことをわかってもらいました。
あのとき千紗子さんが演じてらっしゃったのは、この世の者ではないといいますか、やはり特殊な位置づけの役だったのですが・・・。
「あれって結局、何の役だったんですか? 妖精ですか妖怪ですか」
「んー、何だったんですかねぇ・・・」
そんな話から始まり、千紗子さんがもともとダンサーさんで、お芝居の世界に入ることになった経緯などを伺ったりしました。演じてみたい役は悪役で、それも同情の余地がないほどの悪党がいいそうです。
そこへ妹尾さんがお越しになりました。今回の舞台についての反省点や芝居に対する厳しいお考え、そのいっぽうで劇団員の方々を想うハートフルな面もチラ見せするなど、ただのイチ観客である私にもお話くださいました。
誤解を恐れずに言えば、ゲキ塾。さんは体育会系なノリらしく、そこを皆さんが糧にしたり楽しんだりしてて、その結果、作品にいいカタチで生きてるのかなーと・・・妹尾さんや千紗子さんのお話を伺ったり、打ち上げでの皆さんの様子を見てて思った次第です。
そろそろ打ち上げ終了の時間です。終電も近づきつつあります。あーこれで終わりかなぁと思いきや・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 今度は二次会へのお誘いが(驚)!
妹尾さんから直々にお声がかかりました。
「来てくださいよ。(断わる)選択肢はないですから」
そうなのかぁ、選択肢がないんだったら仕方がない(笑)。いや、もちろん嬉しいお話ですし、嫌なわけはないのですが・・・こんなにしてもらっていいんだろうか、という気持ちもないわけではない。
とはいえ貴重な経験でありますゆえ、ここは参加して楽しませていただくことに。思えば妹尾さんは以前、伴さん会のゲストにお越しの際、連日にわたる飲み会で体調がしんどいなか、いちどは帰ろうとするも思い直され、無理を押して二次会へ参加されたことがあります。そういう方ですので、ここは遠慮しないほうがいいのかもしれないですね。
そこらへんは劇団員の皆さんも承知しておられるのか、私の参加も快く受け入れてくださったようでして。ぐっちょさんとロクさんは、お母さまが一緒なのでお帰りになりましたが、それ以外の方々は全員参加のもようです。
カラオケ屋さんへ移動。入店するや、入り口に置かれてあった「うまい棒」をゲットする平山さん。
「それ、勝手にもらっちゃっていいんですか?」
「・・・知らない」
たぶん、問題ないんだと思う(笑)。
ゆとりたっぷりの広い部屋。最初は『八月の~』の劇中で使われてた『ふたりの愛ランド』をユウヤさんが先頭を切り、コミカルに歌い上げる。
このあとも踊ったり飛び跳ねたりしながら歌えるノリノリな曲がしばらく続くのだが、そこへアクセントをつけるようにして平山さんがシブめな歌をセレクトしてきた。それも、わざわざ椅子をステージに運んで座りながらという、とても三十代の人とは思えぬ貫禄を漂わせながらの歌唱であった(笑)。
ですが、こういうのもアリなら何を歌ってもいいんだなというのがわかりましたんで、私なんかも幅広いジャンルを視野に入れながら自由に歌わせていただくことができました。そのうち黒田さんからは「'70年代歌謡やりましょう」と、なぜか野口五郎をリクエストされるという場面も。なんでゴローなんだろ(笑)? 当ブログの熱心な読者の方ならおわかりと思いますが、どういうわけかここでは直接な話題とは無関係なはずなのに野口五郎の登場回数が多い。さては黒田さん、狙って言ったのかな? ということは、これ読んでるってこと? σ(^_^;)
妹尾さんは、ご自分では「歌下手」とブログに書いてらっしゃったことがありまして、実際『ねぇ!ムーミン』をなまめかしく(?)歌っているあたりはグダグダ感を前面に出しておられたのですけれども、だんだん『夢芝居』とか『SAY YES』とか歌われてるうち、なかなかいい声に思えてきました。ふつうに歌えば決して下手じゃないですね。
で、こうなると『超人機メタルダー』の主題歌であり、一部では「もう日本の国歌はコレでいい」との声もささやかれる『君の青春は輝いているか』は当然のように歌う人が現れますんで。
黒田さんは特撮ソングに精通されてるのでソッチの方向へ走るのは当然として、A廣さんも『死ね死ね団のテーマ』を熱唱するという場面が! A廣さん、なかなかノリがいいです。 :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私も何曲か歌わせていただいたのですが、そのなかで「コレは歌っておかないと!」と思いながら選んだのが、ドラマ『俺たちの旅』エンディングテーマ曲『ただお前がいい』でした。
『俺たち~』は妹尾さんが役者になることを決定づけた番組だったというのを知っておりましたので、その歌なら喜んでくださるのではないかと思っての選曲です。
案の定、妹尾さんの表情が変わりました。「大好物!」とか言いながら(笑)。そして『俺たち~』が、ご自身の人生を変えた作品であったことを周りの方たちに語り始めるひと幕もありました。
そのあとの妹尾さん、今度は『俺たち~』のオープニングテーマ曲『俺たちの旅』を歌いだしました。途中まで歌った妹尾さんは、マイクを私に預け・・・つまり『俺たちの旅』をリレーさせていただいたことになります。うああ、いい思い出になったなぁ(笑)。 O(≧▽≦)O ワーイ♪
もう後半になりますとですね、皆さん疲れが限界に達したのか、大半の方はダウン状態です。とくに正太さんなんかは最初のほうから寝ていたのか、入店直後にトイレを出入りしてたところしか見た記憶がない(笑)。
5時。これで本当にお開きです。寝ていた人も起こします。
店を出る。この場所は新宿東南口近く。
「なんだ、いつもと一緒か・・・(苦笑)」
じつは私、この時間にこの場所を歩いてることがよくある。見慣れた景色。
一行は駅へゾロゾロと向かいます。「やりきった」感を漂わせながら。
新宿東口改札へ続く下り階段を降りるところで皆さんとはお別れ。私は私鉄なので別の場所まで行かなくちゃならないんですよ。
さようなら、ゲキ塾。の皆さん。次回もいい作品を期待しています。
(* ̄∇ ̄)/゚・:*【私信】*:・゚\( ̄∇ ̄*)
正太さん、今回は大いに笑わせていただきました。もはや正太さんのお芝居は安心して拝見しております。“眼帯と冬場の浮き輪の似合う男”の座は、もうあなたのものだ☆
ただ、この役がご自身の「等身大」なら、正太さんは相当なチャラ男ということになりそうですが、いいんですか(笑)?
また、何かございましたらコメントしに行きます。正太さんのブログは更新率が高いので、訪問する回数も高くなります。
長尾一広さんは犯罪者の役なのですが、終盤になるとイイヤツぶりを発揮するという、観る側からすると大ヒーローに見えてしまう最もおいしいポジションでした。
ですが、目のすぐ上に眉毛があるからか鋭い目つきに見え、黙っていたらやっぱり怖ろしいアンチャンに映ってしまいます。
したがって妹尾さんからは「彼のブログはガッチャマン(アメブロ仕様)になってる」って面白おかしく言われてましたが、私は先日ペタをいただいたことで殺し屋に狙われたような気分になりました(ウソ)。
・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
“ブラックサンダー推進委員長”ししほんじさんは声デカいねー! 居酒屋で、よそのお客から苦情が来ないかとヒヤヒヤしてました。 (;^_^A それに他の方からも突っ込まれてましたが、カラオケはマイクがないくらいがちょうどいいです(笑)。
ですが、その声量が役者さんとしてはたぶん武器になるんでしょうね。どっしり感があるといいますか、観ていても頼もしかったですから。
ところで、ししさんを見ていて私は某タレントさん(故人)の姿をダブらせておりました。さて誰でしょう? 顔が似ている、ではなくて雰囲気的なものです。
候補を30人くらい挙げておいてください。今度お会いするときに答え合わせしましょう。もっとも、その話題で盛り上がる可能性はほぼありませんので、そこらへんはご了承願います。 <(_ _)>
黒川鮎美さんは、上記に挙げた『エンジェル~』でいうところの大地真央さんのポジションでした。当初は任務を淡々と遂行しようとする嫌な女と思わせておきながら、次第に心をほだされていく様がお客のハートをキャッチする・・・という流れは長尾さんと同じ意味でおいしかったかも。
ところで黒川さんはエロキャラなんですか(笑)? ノリも非常にいいので、打ち上げでは皆さんから重宝がられてましたね。
お帰りになる際、私の手が冷たかったのに気づかれ、息でハーハーして暖めようとしてくださいましたが・・・そういうタイプの方は私の周りにはいないので、相応のリアクションがとれず固まってしまいました。その節は申しわけありませんデス(苦笑)。
ロクさん、幹事ご苦労さまでした。舞台では寒そうな衣装でしたけど冷えませんでしたか?
このたび、せっかくヒロインになったのに打ち上げの席で「最初はやりたい役じゃなかったんですけれども・・・」って言っちゃうあたり、計算で言ってるのか天然なのかよくわからなかったです(笑)。いつもそうなんですか?
どうやら私はロクさんがデビューして以来、なかなか高確率で観劇しているようです。今回はいままでとは違う印象を抱きましたし、今後も楽しみにしております。
ぐっちょさんはいつ見ても面白いなぁ~。今回は殺し屋の影に怯える表情が最高でしたねー、けろけろけろけろ・・・。
あと、アクションシーンでも魅了してくれました。長尾さんが放ったド迫力のヤクザキック一閃! これを寸でのところで上手くかわすシーン(蹴られたように見せながら)があるのですが。
最前列から見ていても、そのタイミングが絶妙でした! あれ、実際はマトモに食らったことが何度かあるんじゃないでしょうか? ふたりの呼吸が合ってて、じつによかったです。
迅さんは女性らしさを前面に出せば出すほど不気味さを増すという、今作品いちばんのヒールの座に君臨した役どころでした。長尾さんのとは逆の方向でおいしいポジションでしたね。
これまで女性らしさを出すような役はやったことがなくて悩んだそうですが、ちゃんとできていたと思います。そういうのにかけては女子力No.1といっていい、ぐっちょさんに指導してもらえるわけですからゲキ塾。さんは恵まれていますね。
あ、このお返事、拝見しましたよー。
伊織想介さんは「アラタマン」という特撮マニアの役でして、変身前のアキバレッドを彷彿とさせるような出で立ちでした。
劇中、カラオケで特撮ソングを歌おうとすると、ししさんにイントロだけで消されてしまうという場面、楽しませていただきました。
とくに『君の青春は輝いているか』が超ウルトライントロドンのタイミングで却下されたところは、妹尾さんによる自虐的な演出だったんですかね? わかる人にだけ爆笑できる、ナイスな演出でした。
ただ、打ち上げ後のカラオケでも、歌おうとすると消されてしまうパターンを引き続き食らってしまっていたのが、おいしいんだか悲しいんだかよくわからない様相でしたわ。 (^▽^;)
しまいには「きょうは歌わない」って仰られてましたが・・・元気出してください。そして、これからも地球の平和を守ってください。 (・ω・)/
ユウヤさんは劇団のなかでは年少の部類に入るのでしょうか? 打ち上げを見ていて、皆さんから可愛がられているような印象を受けました。ぐっちょさんもですけど。
じつはユウヤさんとだけは『グッドラック~』のときにトノゲキの階段でご挨拶したことがあったんですけれども。もっとも、そのとき私が何者なのか名乗ったわけじゃないし憶えてらっしゃらないと思いますけどね。
ユウヤさんにはこれまでチャラいのから怖ろしいのまで幅広くこなしておられるのを見せつけられましたので、すっかり引き出しの多い方という印象ができてしまいました。今後も楽しみです。
あと、駅でお別れのとき、最後までお辞儀を・・・何もそこまでと思うほど長いあいだ頭を下げててくださってた姿が印象に残りました(笑)。
妹尾さん、毎回外しませんねー。面白くなかったことなんか、いっぺんもないですよ。
まぁ、妹尾さんにはここへ書くよりもブログにコメントしに行ったほうがいいですねー。変なコメントしか書きませんけど。
そうそう、今度また千紗子さんをキャスティングするときは、いっつもいっつもチビの役で可哀相だから、たまにはノッポの役をやらせてあげてください。
翌日の夜、下北沢にてボケーッと立ってたら、歩行中の赤星昇一郎さんに遭遇した。なんという偶然! (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
声をかけられ道を訊かれたのだが、驚きのあまり気の利いた言葉は出ず・・・。
最後にひと言。
あのぅ・・・打ち上げ会場の場所がコピーされた紙に、幹事だったロクさんの電話番号が載ってるんですけど。 ( ̄□ ̄;)!!
おそるべしゲキ塾。さん! めちゃめちゃオープンじゃ。
場所は戸野廣浩司記念劇場(通称:トノゲキ)。この2週間前にも訪れたばかりの劇場です。
ゲキ塾。さんを観劇するのは、前年9月に中目黒でおこなわれた『煙が目にしみる』、その3ヵ月後にトノゲキで“第1回トノゲキ演劇祭”参加作品として披露された『グッドラック・ユア・メモリーズ』に続き、これで3回目です。
また、劇団員の正太さん&ぐっちょさん&ロクさんに関しては翌年(2012年)2月にも同劇場でおこなわれました『トノ、何がしたいんだ?』にも出演されてますので4回目(あれ、ロクさんは3回目だっけ?)ということになります。
ちなみにゲキ塾。さんは、昨年度のトノゲキ祭では伴大介さんらが審査員を務めるなか、見事に優勝されてました。なので今回の作品は、第2回トノゲキ祭への参加作品ということです。
私が足を運んだ12月9日というのは千秋楽にあたる日。劇場入口で受付けを済ませますと、館長の平山さんと談笑中の妹尾さんと目が合い、ご挨拶。
「いつもありがとうございます~! もぅ~、言ってくださればよかったのに~」
大きな身体を小さくしながら、こちらが恐縮するほどお礼を言われる。ただ・・・あれ、私が来るのを予想してなかったのかな? チケットの予約はしていますし妹尾さんからの了解メールもいただいておりますが(笑)。
妹尾さんとは同劇場でおこなわれた伴さんらとのトークショーをはじめ、伴さん会にもゲストとしてお越しになったり、私が妹尾さんのブログへちょいちょいイタズラコメントを書いたり・・・と、少しだけ面識はあったんですけれども。
この『八月のシャハラザード』期間中に妹尾さんのブログ内で告知されていた公演スケジュールで、最終日の箇所に誤記があったのを私が指摘したのがよかったんだそうです。
開始時間が迫っていたので速やかに座席確保へ。全体的にはわりと入っていたように見えましたが、最前列は空席が並んでいたので迷わずそこを確保。
椅子に置かれていたパンフレットに目を通しているうちに私の隣にも着席する方が訪れ、やがて最前列もほぼ埋まってきたところで場内の照明が落とされる。いよいよ開演です。
私の足もとで、僅かに人の気配が。出演者の誰かがスタンバっているのだろう。照明が点いた。あっ、正太さんだ!
腰に浮輪をはめた、いかにもツッコミどころ満載な出で立ちをしている(笑)。
このお話は、海で
だが死者である自分の姿は生きている人には見えないし、声も届くことはない。
そんな正太さんの姿が見え、会話もふつうにこなせる人物がいた。それは重傷を負い、死を目前としていた男。でもコイツは凶悪な犯罪者で、しかも裏切られた仲間への意趣返しに頭がいっぱいでして、扱いづらいことこの上ない。
ところがどっこい、往生際が悪いといいますかポジティブさにかけては他の追随を許さぬ才能を発揮する正太さんは、この犯罪者を使って想いを果たそうと悪戦苦闘するといいますかジタバタするといいますか・・・そんな物語です。
淡々と任務をこなそうとする死の世界への案内人の心を揺さぶって・・・という展開は、むかしテレビで観ていていつのまにかハマってしまった映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』を彷彿とさせるものがありました。
私は演劇については初心者ですし、大して語れるほどのスキルは持ち合わせていないんですけれども・・・うん、文句なしに面白かったですよ。ゲキ塾。さんの作品は、いつもいつも観終えた後にも余韻が残るのが心地よい。それをあらためて感じさせてくれました。
――ではここで。
劇中での正太さんガチャピンくりそつネタにかけまして、年季の入った5歳児・ガチャピンさんの動画をば。たぶん正太さんは普段からガチャピン呼ばわりされているのだと思われます。
終幕直後、隣に座ってた人を見たら館長の平山さんでした。この劇はもう何度も観てらっしゃるはずですけれども、最前列では他の場所とは違った観方ができるのでしょう。
予め配られていた紙に感想を書く観客たち。スイマセン、それ私は書いてないです。私が書いてると長く長くなるからです。なかなか外へ出れなくなるからです。
そのかわり、こうしてブログに書かせてもらってますんでカンベンしてください。 <(_ _)>
さて、会場を出て帰ろうとしたところ・・・・・・つかまってしまいました。妹尾さんだったか平山さんだったか忘れてしまいましたが、私を正太さんに紹介してくださったのです。
この前の記事にも書きましたが、じつは妹尾さんを除くゲキ塾。の方々とはネット上でのやりとりこそあれ、これまで顔を合わせて会話するということがほぼなかったんです。私が皆さんの顔を知ってても、皆さんは私の顔を知らない・・・すなわち「100円でカルビーポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません」な状態をあしからず続けていたのですけれども、とうとうその均衡が破れてしまったのです(笑)。
すまんのぅ~、こんな顔してます。 (^^ゞ でも正太さんはたいへん爽やかな物腰で応対してくださる。私の下手クソなしゃべりにも嫌な顔ひとつせず対応してくださった正太さんはナイスガイじゃった(笑)。
そこへロクさんが通りかかり、今度は正太さんに紹介されてしまう。正太さんとロクさんは、この1週間ほど前に放送されたNHK『ファミリーヒストリー』の再現ドラマに妹尾さんと共に出演されてました。
どういうわけか、ロクさんからは握手を求められた。ええっ、私でいいのか? ヽ((◎д◎ ))ゝ ロクさん、テレビで主役級で出てた人じゃん! さっき観た舞台でもヒロインだった人じゃん! ふつう逆でしょ(笑)。
ロクさんはですね、劇団の皆さんが(当番制で?)書いてらっしゃる稽古日誌のほうで執筆を担当された際、ちょっと文章が面白かったので私がコメントしたことがあったんですわ。
それが要因だったのかはわかりませんが、まもなく個人でもブログを始めることにしたんだそうです。これは応援しないわけにはいきませんね。
お二人とはここでお別れのご挨拶をし、階段を昇って(劇場は地下にあります)地上に出る間際、今度はぐっちょさんとバッタリ。なんか、次々と正体がバレてしまう(笑)。 ヽ(;´Д`)ノ
ぐっちょさんとは過去に観たお芝居の話や、私との共通項であるアメブロの浜田省吾グルっぽが●●●●●んですけど(苦笑)・・・というような話題を。話には聞いておりましたが、ぐっちょさんはやっぱり腰の低い人でした。
正太さんやロクさんらが出演された番組の動画がありました。出番は28分あたりから。
妹尾さんはラーメン屋店主の役で登場します。
「コロッケ~逆境から生まれた“あおいくま... 投稿者 Nrev2
では、そろそろ帰ろうかなっとしたところで妹尾さんからお声がかかりました。なんと、このあとの打ち上げに私も参加してくださいとのこと!
えええーっ、わし部外者なんですけど!
「いいんですいいんです、どうせ*@%&#&☀☣☃♞♛♍☿✡‡↵・・・ハイ、これ会場の地図。時間になったらここへ来てください」
ほぇ~、モッタイナイお話じゃー! Σ(゚□゚ノ)ノエー!Σ(*゚◇゚*)ウッソー!Σヾ(*゚○゚)ノホントー!
イチ観客の自分なんかが恐れ多いのですが、断わる理由も思い浮かばない。ここはひとつ妹尾さんの親切なお言葉に甘えさせていただき、ちょっとだけお仲間気分を味あわせていただくことにします。
ただ、さっきサヨナラの挨拶をした方々とこんなに早く再会することになるのは少々こっ恥ずかしいですね(笑)。
まだ打ち上げまでには時間があるので、それまでは平山さんに誘われ、劇場の近くにあるお店で「もんじゃ」をご馳走になることに。私のほかには円谷プロのディレクター・A廣さんと、戸野広浩司さんの誕生日会にも同席されていた塩野勝美さん。もんじゃなる食べ物を私は過去に1回しか食べたことがなく、勝手がよくわからないので塩野さんにレクチャーしていただきました。
また、この場での平山さんは本日のゲキ塾。さんの作品について感じたことを述べておられました。会場の大きさや客席(前のほうだったり後ろのほうだったり)からの見え方を計算した妹尾さんの演出力、そして何より劇団の皆さんと妹尾さんとの信頼関係がゲキ塾。さんの強みである・・・そういう意味合いのことだったと思います(私の解釈に間違いなければ)。
さすがにこのあたり、その道の方の言うことは違います。もう私なんかは「なるほどナルホド」と聞くしかないですわ。
そろそろ時間が近づいたので移動です。再び劇場の前を通り、それまで撤収作業をしていたと思われる営業担当の黒田さんとも同行です。
打ち上げ会場は新宿東口近くの居酒屋。そこまで電車で移動するわけですが、この道中も楽しい楽しい。 気がつけば、A廣さんをつかまえて勝手に全温度ワールドな話をする私がいました。
「円谷作品でしたら、私は『ウルトラ』よりも『ミラーマン』とか『怪奇大作戦』のほうが好きなんですけどね」
「ふむふむ」
「あの当時の特撮技術ですとか映像の質感は最高だと思うんです」
「わかります、わかります」
「いまチャンネルNECOで『プロレスの星アステカイザー』観てるんですけど」
「ありがとうございます」
「私は基本、古い作品をリメイクするのは反対なんですよ。でも『アステカイザー』はやってほしいです。それで低迷するプロレス業界も潤ってくれたら素敵じゃないですか」
「はぁはぁ」
「でもアニメの部分は、あのまんまなクオリティで、かくかくしかじか・・・!」
苦笑いするしかないA廣さんなのであった。
また、日活の養成所出身という平山さんのお話も面白かった。平山さんはまだ三十代なんですが、幼いころから'60年代くらいの日活作品に目覚めたそうで、中学生くらいのときには同級生をつかまえては「おまえは北原三枝だ」ということにしたりして映画ごっこをやってたのだとか。
はたしてそのころに日活映画の黄金期を理解できる同級生がいたのかというと、かなり疑問ではあります(笑)。ただ、私にとって平山さんのこのエピソードは愉快で仕方がない。私も交ぜてほしいです。どうせ日活なら無国籍映画がいいです。悪党がいいです。
そういえば最近テレビで見た日活の大スター・小林旭さんが平山さんに似てきたということを話しましたら、やっぱりご自身でも承知していて嬉しいんだそうです。
ここでポイントなのは、平山さんが小林旭さんに似てきたのではなく、あくまでも小林旭さんが平山さんに似てきたということ。じつは密かに小林旭さんのほうが平山さんのファンなんじゃないかと私は推測しておりますよ。
新宿東口からほど近い場所にある居酒屋へ到着。既にほとんどの方は集まっています。場違いなんじゃないかとも思いつつ、そのなかへ小さくなって座ってしまう私。とくに自己紹介をしたわけではないので、事情を知らない方からすると「あの人、誰?」と思われていた可能性がきわめて高い(笑)。
私は私で、舞台出演者の方の顔はわかるのですが、それ以外の裏方さんや関係者の方々のことはわからないでいる状況。
乾杯のあとで食事しながら、隣に座ってらっしゃる見慣れぬ女性に何を担当されてた方なのか伺ってみた。そしたらその方は、佐賀からお越しになったというロクさんのお母さまでした。
で、しばらくロクママさんを独占させていただくという超貴重な時間を過ごさせていただくことに(笑)。
こうなりますとロクさんも近くにお座りになったりされるので、再びお話を伺ったりするわけです。ここで、あらためてブログでやりとりをしたことのある皆さんと対面になった件について触れたわけですが、ひとつ思い出したことがありました。
「そういえば、まだユウヤさんには名乗ってなかったです」
「ああ、そうなんですか」
「彼からすると、私を見て『この人、誰?』と思ってるかもしれません」
「あらあら」
「面白いから、このままナイショにしちゃいましょうか」
「それはダメですよ」
そんなアホな会話をさせていただきました。
同じく九州からは、ぐっちょさんのお母さまもお越しでして、公演中はかなりの頻度で劇場へ足を運んでいたんだそうです。
ロクママさんは、ぐっちょママさんのほうへ席を移動されました。どうやら話が合うようです。
次に、正太さんとまたお話させていただく機会が来ました。話題は、今回のお芝居のこと。
役づくりに関しては、ご自身の等身大に近かったので、それほど苦労はしなかったそうです。ただ、死者という特殊な役ということで劇中に対話できる相手が限られており、そこらへんをどうするのかというのが難しかったのだとか(私の解釈に間違いなければ)。そのあたりの設定は『煙が~』のときに赤星昇一郎さんと高田裕司さんが演じてた役に似てますねー。
ああ、やっぱり皆さん苦労されてますわ。ホント、お疲れさまです。
興味を惹く場面がありました。終劇後、観客に書いてもらった感想文をみんなで回し読みしているのです。
「あー嬉しいー! “また観に来たい”だってー! (≧▽≦)」
励まし・応援の数々に、喜びの表情を隠さないぐっちょさん。黙々と読み浸っている方もいる。そうか、こんなかんじで読んでるんだな。でも私は書いてない。書かなかったけど、ここへたっぷり書いておりますけん。なのでお許しくだされ、お許しくだされ。 ゴメン \(__ )三( __)/ ゴメン
皆さん、あっちこっちに移動されてまして、私の周りに着座する方もコロコロ入れ替わります。今度は、今回の舞台にはいませんでしたが、昨年のトノゲキ祭で『グッドラック~』に出演されていた千紗子さんがお隣にいらっしゃいました。
千紗子さんが『グッドラック~』の劇中、あるアイテムを両手で大事そうに持っている場面があったのですが、そこを真似てみせて私が観劇していたことをわかってもらいました。
あのとき千紗子さんが演じてらっしゃったのは、この世の者ではないといいますか、やはり特殊な位置づけの役だったのですが・・・。
「あれって結局、何の役だったんですか? 妖精ですか妖怪ですか」
「んー、何だったんですかねぇ・・・」
そんな話から始まり、千紗子さんがもともとダンサーさんで、お芝居の世界に入ることになった経緯などを伺ったりしました。演じてみたい役は悪役で、それも同情の余地がないほどの悪党がいいそうです。
そこへ妹尾さんがお越しになりました。今回の舞台についての反省点や芝居に対する厳しいお考え、そのいっぽうで劇団員の方々を想うハートフルな面もチラ見せするなど、ただのイチ観客である私にもお話くださいました。
誤解を恐れずに言えば、ゲキ塾。さんは体育会系なノリらしく、そこを皆さんが糧にしたり楽しんだりしてて、その結果、作品にいいカタチで生きてるのかなーと・・・妹尾さんや千紗子さんのお話を伺ったり、打ち上げでの皆さんの様子を見てて思った次第です。
そろそろ打ち上げ終了の時間です。終電も近づきつつあります。あーこれで終わりかなぁと思いきや・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 今度は二次会へのお誘いが(驚)!
妹尾さんから直々にお声がかかりました。
「来てくださいよ。(断わる)選択肢はないですから」
そうなのかぁ、選択肢がないんだったら仕方がない(笑)。いや、もちろん嬉しいお話ですし、嫌なわけはないのですが・・・こんなにしてもらっていいんだろうか、という気持ちもないわけではない。
とはいえ貴重な経験でありますゆえ、ここは参加して楽しませていただくことに。思えば妹尾さんは以前、伴さん会のゲストにお越しの際、連日にわたる飲み会で体調がしんどいなか、いちどは帰ろうとするも思い直され、無理を押して二次会へ参加されたことがあります。そういう方ですので、ここは遠慮しないほうがいいのかもしれないですね。
そこらへんは劇団員の皆さんも承知しておられるのか、私の参加も快く受け入れてくださったようでして。ぐっちょさんとロクさんは、お母さまが一緒なのでお帰りになりましたが、それ以外の方々は全員参加のもようです。
カラオケ屋さんへ移動。入店するや、入り口に置かれてあった「うまい棒」をゲットする平山さん。
「それ、勝手にもらっちゃっていいんですか?」
「・・・知らない」
たぶん、問題ないんだと思う(笑)。
ゆとりたっぷりの広い部屋。最初は『八月の~』の劇中で使われてた『ふたりの愛ランド』をユウヤさんが先頭を切り、コミカルに歌い上げる。
このあとも踊ったり飛び跳ねたりしながら歌えるノリノリな曲がしばらく続くのだが、そこへアクセントをつけるようにして平山さんがシブめな歌をセレクトしてきた。それも、わざわざ椅子をステージに運んで座りながらという、とても三十代の人とは思えぬ貫禄を漂わせながらの歌唱であった(笑)。
ですが、こういうのもアリなら何を歌ってもいいんだなというのがわかりましたんで、私なんかも幅広いジャンルを視野に入れながら自由に歌わせていただくことができました。そのうち黒田さんからは「'70年代歌謡やりましょう」と、なぜか野口五郎をリクエストされるという場面も。なんでゴローなんだろ(笑)? 当ブログの熱心な読者の方ならおわかりと思いますが、どういうわけかここでは直接な話題とは無関係なはずなのに野口五郎の登場回数が多い。さては黒田さん、狙って言ったのかな? ということは、これ読んでるってこと? σ(^_^;)
妹尾さんは、ご自分では「歌下手」とブログに書いてらっしゃったことがありまして、実際『ねぇ!ムーミン』をなまめかしく(?)歌っているあたりはグダグダ感を前面に出しておられたのですけれども、だんだん『夢芝居』とか『SAY YES』とか歌われてるうち、なかなかいい声に思えてきました。ふつうに歌えば決して下手じゃないですね。
で、こうなると『超人機メタルダー』の主題歌であり、一部では「もう日本の国歌はコレでいい」との声もささやかれる『君の青春は輝いているか』は当然のように歌う人が現れますんで。
黒田さんは特撮ソングに精通されてるのでソッチの方向へ走るのは当然として、A廣さんも『死ね死ね団のテーマ』を熱唱するという場面が! A廣さん、なかなかノリがいいです。 :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私も何曲か歌わせていただいたのですが、そのなかで「コレは歌っておかないと!」と思いながら選んだのが、ドラマ『俺たちの旅』エンディングテーマ曲『ただお前がいい』でした。
『俺たち~』は妹尾さんが役者になることを決定づけた番組だったというのを知っておりましたので、その歌なら喜んでくださるのではないかと思っての選曲です。
案の定、妹尾さんの表情が変わりました。「大好物!」とか言いながら(笑)。そして『俺たち~』が、ご自身の人生を変えた作品であったことを周りの方たちに語り始めるひと幕もありました。
そのあとの妹尾さん、今度は『俺たち~』のオープニングテーマ曲『俺たちの旅』を歌いだしました。途中まで歌った妹尾さんは、マイクを私に預け・・・つまり『俺たちの旅』をリレーさせていただいたことになります。うああ、いい思い出になったなぁ(笑)。 O(≧▽≦)O ワーイ♪
もう後半になりますとですね、皆さん疲れが限界に達したのか、大半の方はダウン状態です。とくに正太さんなんかは最初のほうから寝ていたのか、入店直後にトイレを出入りしてたところしか見た記憶がない(笑)。
5時。これで本当にお開きです。寝ていた人も起こします。
店を出る。この場所は新宿東南口近く。
「なんだ、いつもと一緒か・・・(苦笑)」
じつは私、この時間にこの場所を歩いてることがよくある。見慣れた景色。
一行は駅へゾロゾロと向かいます。「やりきった」感を漂わせながら。
新宿東口改札へ続く下り階段を降りるところで皆さんとはお別れ。私は私鉄なので別の場所まで行かなくちゃならないんですよ。
さようなら、ゲキ塾。の皆さん。次回もいい作品を期待しています。
(* ̄∇ ̄)/゚・:*【私信】*:・゚\( ̄∇ ̄*)
正太さん、今回は大いに笑わせていただきました。もはや正太さんのお芝居は安心して拝見しております。“眼帯と冬場の浮き輪の似合う男”の座は、もうあなたのものだ☆
ただ、この役がご自身の「等身大」なら、正太さんは相当なチャラ男ということになりそうですが、いいんですか(笑)?
また、何かございましたらコメントしに行きます。正太さんのブログは更新率が高いので、訪問する回数も高くなります。
長尾一広さんは犯罪者の役なのですが、終盤になるとイイヤツぶりを発揮するという、観る側からすると大ヒーローに見えてしまう最もおいしいポジションでした。
ですが、目のすぐ上に眉毛があるからか鋭い目つきに見え、黙っていたらやっぱり怖ろしいアンチャンに映ってしまいます。
したがって妹尾さんからは「彼のブログはガッチャマン(アメブロ仕様)になってる」って面白おかしく言われてましたが、私は先日ペタをいただいたことで殺し屋に狙われたような気分になりました(ウソ)。
・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
“ブラックサンダー推進委員長”ししほんじさんは声デカいねー! 居酒屋で、よそのお客から苦情が来ないかとヒヤヒヤしてました。 (;^_^A それに他の方からも突っ込まれてましたが、カラオケはマイクがないくらいがちょうどいいです(笑)。
ですが、その声量が役者さんとしてはたぶん武器になるんでしょうね。どっしり感があるといいますか、観ていても頼もしかったですから。
ところで、ししさんを見ていて私は某タレントさん(故人)の姿をダブらせておりました。さて誰でしょう? 顔が似ている、ではなくて雰囲気的なものです。
候補を30人くらい挙げておいてください。今度お会いするときに答え合わせしましょう。もっとも、その話題で盛り上がる可能性はほぼありませんので、そこらへんはご了承願います。 <(_ _)>
黒川鮎美さんは、上記に挙げた『エンジェル~』でいうところの大地真央さんのポジションでした。当初は任務を淡々と遂行しようとする嫌な女と思わせておきながら、次第に心をほだされていく様がお客のハートをキャッチする・・・という流れは長尾さんと同じ意味でおいしかったかも。
ところで黒川さんはエロキャラなんですか(笑)? ノリも非常にいいので、打ち上げでは皆さんから重宝がられてましたね。
お帰りになる際、私の手が冷たかったのに気づかれ、息でハーハーして暖めようとしてくださいましたが・・・そういうタイプの方は私の周りにはいないので、相応のリアクションがとれず固まってしまいました。その節は申しわけありませんデス(苦笑)。
ロクさん、幹事ご苦労さまでした。舞台では寒そうな衣装でしたけど冷えませんでしたか?
このたび、せっかくヒロインになったのに打ち上げの席で「最初はやりたい役じゃなかったんですけれども・・・」って言っちゃうあたり、計算で言ってるのか天然なのかよくわからなかったです(笑)。いつもそうなんですか?
どうやら私はロクさんがデビューして以来、なかなか高確率で観劇しているようです。今回はいままでとは違う印象を抱きましたし、今後も楽しみにしております。
ぐっちょさんはいつ見ても面白いなぁ~。今回は殺し屋の影に怯える表情が最高でしたねー、けろけろけろけろ・・・。
あと、アクションシーンでも魅了してくれました。長尾さんが放ったド迫力のヤクザキック一閃! これを寸でのところで上手くかわすシーン(蹴られたように見せながら)があるのですが。
最前列から見ていても、そのタイミングが絶妙でした! あれ、実際はマトモに食らったことが何度かあるんじゃないでしょうか? ふたりの呼吸が合ってて、じつによかったです。
迅さんは女性らしさを前面に出せば出すほど不気味さを増すという、今作品いちばんのヒールの座に君臨した役どころでした。長尾さんのとは逆の方向でおいしいポジションでしたね。
これまで女性らしさを出すような役はやったことがなくて悩んだそうですが、ちゃんとできていたと思います。そういうのにかけては女子力No.1といっていい、ぐっちょさんに指導してもらえるわけですからゲキ塾。さんは恵まれていますね。
あ、このお返事、拝見しましたよー。
伊織想介さんは「アラタマン」という特撮マニアの役でして、変身前のアキバレッドを彷彿とさせるような出で立ちでした。
劇中、カラオケで特撮ソングを歌おうとすると、ししさんにイントロだけで消されてしまうという場面、楽しませていただきました。
とくに『君の青春は輝いているか』が超ウルトライントロドンのタイミングで却下されたところは、妹尾さんによる自虐的な演出だったんですかね? わかる人にだけ爆笑できる、ナイスな演出でした。
ただ、打ち上げ後のカラオケでも、歌おうとすると消されてしまうパターンを引き続き食らってしまっていたのが、おいしいんだか悲しいんだかよくわからない様相でしたわ。 (^▽^;)
しまいには「きょうは歌わない」って仰られてましたが・・・元気出してください。そして、これからも地球の平和を守ってください。 (・ω・)/
ユウヤさんは劇団のなかでは年少の部類に入るのでしょうか? 打ち上げを見ていて、皆さんから可愛がられているような印象を受けました。ぐっちょさんもですけど。
じつはユウヤさんとだけは『グッドラック~』のときにトノゲキの階段でご挨拶したことがあったんですけれども。もっとも、そのとき私が何者なのか名乗ったわけじゃないし憶えてらっしゃらないと思いますけどね。
ユウヤさんにはこれまでチャラいのから怖ろしいのまで幅広くこなしておられるのを見せつけられましたので、すっかり引き出しの多い方という印象ができてしまいました。今後も楽しみです。
あと、駅でお別れのとき、最後までお辞儀を・・・何もそこまでと思うほど長いあいだ頭を下げててくださってた姿が印象に残りました(笑)。
妹尾さん、毎回外しませんねー。面白くなかったことなんか、いっぺんもないですよ。
まぁ、妹尾さんにはここへ書くよりもブログにコメントしに行ったほうがいいですねー。変なコメントしか書きませんけど。
そうそう、今度また千紗子さんをキャスティングするときは、いっつもいっつもチビの役で可哀相だから、たまにはノッポの役をやらせてあげてください。
翌日の夜、下北沢にてボケーッと立ってたら、歩行中の赤星昇一郎さんに遭遇した。なんという偶然! (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
声をかけられ道を訊かれたのだが、驚きのあまり気の利いた言葉は出ず・・・。
最後にひと言。
あのぅ・・・打ち上げ会場の場所がコピーされた紙に、幹事だったロクさんの電話番号が載ってるんですけど。 ( ̄□ ̄;)!!
おそるべしゲキ塾。さん! めちゃめちゃオープンじゃ。
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