ジビエ……なんかいい響き!テレビの画面から聞き慣れない言葉が飛び込んできた。どんな意味なんだろう?と画面と声に集中するのだが、まあ途中から観たというのもあるがなかなか正体がつかめない。
信州ジビエ?長野県の山里の町、肉屋さんの店先に軽トラの荷台に乗せられた一頭のシカが届く。猟師によって捕獲されたものであり内臓が取り除かれ、後は食用にするための精肉にすべく運ばれて来たのだ。
その様子を見ていた番組ゲストで俳優の高橋光臣さん、シカに手を差し伸べながら「もっと衝撃を受けるのかと想像していたが、意外に平静というかむしろ神々しくさえ感じる」と居合わせた人に同意を求めるのが印象的だった。
残酷とか目を背けるとかじゃない、言わば人間の生存、進化に関わってきたことであり、食物連鎖の一部なのじゃないかと思うとすぅーと腑に落ちる。
その後も何頭かのイノシシが運ばれて来たが、店内は世界基準の安全さで商品化され販売されている。飼育ではなく、あくまで狩猟による獣や鳥などの自然の恵みをジビエというようだ。響きのいいのはフランス語だからか、長い歴史があるのだそうだ。
獣による農産物被害は年間二百億円を超えるらしいが、この問題も含め県ぐるみ新たな食文化の普及に取り組んでいる。そのことを”信州ジビエ”というらしい。
