フーテンボンジン日記 -10ページ目

フーテンボンジン日記

田舎に暮らすオジさんのザッツネンターテインメント


「グレート・トラバース」これから田中陽希の目指す山の紹介のなか、百名山の著者 深田久弥がその山の印象を記した一文が挟まれることがある。そのなかで山の名前は忘れたが、特に高い訳でも岩壁の切り立つ姿形が良い訳でもなく、どちらかと言えばありきたりの山容、ただその重量感というか特に個性を主張しないその存在感に胸をひしひしと打たれる。というのがあった。

都会の物足りなさって…そういうことか!奇をてらう人の思惑で膨れあがっている都会は作られたもの、実生活に使われる映画のセットのようなものだ。気詰まりで吸いたくなくても、人の思惑は吸わねばならず、仕組まれた脚本にそってみんな知らずに演技をしなくちゃならないところだ!

お金や仕事を得るには向きなところだろうが、生き方を大事にするオリジナル脚本で生きていくのは大変なところに違いない。よく見たり聞いたりするのは都会生活を切り上げて、新たなシナリオの人生のロケ地を田舎に求めたまだ若い夫婦たちの話だ。
これといって特に何も無い。あるのは土、緑、畑とか山とか川とか過疎とか空き家とかお年寄りとか…いわゆる自然と言ってくくっていいくらいのものだけだが、なぜか田舎を目指す若者たち増えている。彼らは何に気づいているんだろう。