こんにちは。ANNEです。
「うちの子硬いんです。」
運動指導をしていると
よく聞く言葉です。
そして
「硬いからストレッチした方がいいですよね」
「ストレッチすれば身体柔らかくなりますよね」
いやいやそんなことないんです。
確かにストレッチして柔らかくなる人もいますが、
そうじゃない人も多くいます。
身体の柔らかさについては
以前こんな記事を書きました。
柔らかい方がいいのは単なる思い込み。
柔らかくなったから怪我しにくくなる訳でも
柔らかくなったからパフォーマンスが上がる訳でも
柔らかくなったから運動神経が良くなる訳でも
ありません。
でも、身体が硬い子どもに共通しているのは
運動経験が圧倒的に少ないこと。
運動経験といっても
外で身体を動かして遊ぶ経験です。
例えば、木登りは運動能力を引き出すのに最高です。
やり方が決まっていないから
自ら頭で考えて
どこに手を着くのか足を置くのかを決めて
そこから身体全身を巧みに扱い
身体を上へ押し上げていきます。
目的地まで行くのに
ちょっと無理することもあるでしょう。
それでも
自分の身体を最大限使って
登って行くのです。
その過程で自分の身体の使い方を
身につけていきます。
こういう運動をやり慣れている子は
迷いなく、すっすと登っていきますが、
やり慣れていない子は
どこに手をついて良いのか？
足をどうするのか？
迷ってしまうのです。
結果、運動経験が少ないことで
身体の使い方が分からなくなってしまうのです。
普段から身体を動かしていれば
自分がこれをしたい！
と思ったことに対して
身体が反応するようになってきます。
だから小さい頃の豊富な運動経験が必要なのです。
とはいえ、
今は子どもが安心して遊べる場所も
少なくなってきています。
だからこそ、子どもの運動指導者が求められているのかもしれません。
子どもに必要なのは
ストレッチではなく
いろんな環境で遊ぶ経験！
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