コペルニクスの呼吸 | 夢は小説家ですと本気で宣ふブログ

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文章の世界に魅入られた小娘が、妄想を書籍化しようと奮闘する日記。

コペルニクスの呼吸 (1) (F×COMICS)/太田出版

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 読書感想文がすべて本である必要はないじゃないということで、最近のお気に入りの漫画を紹介します。ボーイズラブ要素が含まれるので、読めない人は本当に読めないと思います。

 中村明日美子先生の初コミックス本。

 最近発売されたウツボラや名作「同級生」などで先生の名を知っている人は多いと思います。
 世界観と圧倒的なセンスに魅入られます。
 私の表現したい世界観は明日美子先生のイメージの中にあると思わずにはいられない。崇拝に近い圧倒的な神を前にした鳥肌ものの感情。本当にもう買い占めたいとお財布のひもが緩む日々です。

 コペルニクスの呼吸はサーカスの話です。
 私のサーカスに対する強い思い入れや狂気にも似た愛情はともかく、サーカスという命の綱渡りを、理不尽な環境で続ける人間たちの話です。
 詩やポエムにも似た、漫画という常識を覆す画集のような1頁、1頁にどんどん魅入られていきます。
 私が私の解釈でこの漫画に後日談をつけるとすれば、

 --ミシェル、どうしてあなたはサーカスを続けるのですか?
 それは他でもない私が最もサーカスに魅入られているからですよ。サーカスに魅入られて夢心地に浮足立っているのはお客様だけではないのです。演者もまたサーカスという世界に夢を見て縛り付けられて恍惚と生きているのです。

 とでも付け足すでしょうか?

 サーカスはいつか描いてみたいですね。「ダレンシャン」やマチゲリータの「暗い森のサーカス」、すでに私の脳内にあるうす暗く後ろめたいサーカスの話はいくつも世に蔓延っているのですが、私もまた狂気に魅入られた一人のファンとして名を連ねたいと願うばかりです。

 んー、「耽美」という世界観がお好きな方は是非どうぞとおススメします。直接的な表現が多いので、オブラートという言葉がお好きな方はご遠慮ください。

 今日は、今敏さんの漫画を買いに行きたい。大判コミックスだから高いけど、いいかな? いいよね? 欲しい!(最後、レビューに関係ないですね。ごめんなさい。)

 オススメでした。