
¥650
Amazon.co.jp
【少女】著 湊かなえ
湊かなえさんの作品は告白に続き2作目でした。
練り上げるというのはこういうことをいうのか、というのが一番の感想です。散りばめられた伏線は精巧に組み立てられ回収されていく。
物語の中心は【人が死ぬのを見てみたかった】という少女たちの無邪気な好奇心から動き出す。巻き込まれる大人や友人たちは可哀想なんだけれど、本作の言葉を借りるなら因果応報なのだろう。
さて、読書感想文を書くにあたって少し湊かなえさんを調べてみました。稚拙かなと思われる文体は、やはり文芸一本でやってきたという人ではないようである。家庭科の先生とはなかなか、嫁にしたい←
高校の非常勤の先生をする傍ら少女の若さゆえの狂気に触れたのであろうか。高校生というのはやはり情緒不安定で、突拍子もない行動に出るものである。うん、情緒不安定だったからだと思いたい黒歴史ってありますよね。
こうやって読んでみると、やっぱり文体なんてものは後付けでいいのだと思わされる。真似できない文章力、キャラクター、物語性、すごいなぁと思っているうちはまだまだなんだろうな。
楽しく読ませていただきました。
真夏日の暑さをしばし忘れることができるような薄ら寒いお話です。夏にぜひ!