慣れた手つきで双子を自転車の前と後ろに乗せる。
前が翔紀で、後ろが雅翔。
それで二人が喧嘩になったことはない。
タツヤは傍らで、興味深そうに見守っていた。
胡乱な様子の男を、双子はちらちらと気にはするが、相葉はあえて無視した。
迎えに来た相葉に、飛びつく勢いだった双子。
だけど、その足はすぐに止まってしまう。
それはそうだ。
知らない人間が、馴れ馴れしい笑みを浮かべてすぐ近くに立っているのだから。
「だ、だれ?」
「おきゃくさま?」
それぞれにヘルメットをすぽんと被せながら、曖昧に首を振る。
「ママのおともだち?」
どこか期待を含ませた雅翔の言葉に、思わず眉をしかめてしまう。
すると察しのよい二人は、あえてその存在を気にしないようにと決めたみたいだった。
「お腹すいたあ!おやつ何?」
「俺はもう夜ご飯でもいいや!」
そんな二人に、思わず、相葉はクスリと笑ってしまう。
と、肩に手が掛かる。
「ねえ、申し訳ないけどアポ取ってくんない?俺、彼の連絡先知らないんだよねえ」
「あ、アポって!」
「俺はあくまでビジネスの話をしに来ただけだから?ねえ、いいだろう?俺たち、同類なんだからさ。助け合おうぜ」
あっけに取られる厚かましさ。
「あ、パパのおきゃくさまか!」
「うち、来るの?」
「やったー!招待してくれるの?嬉しいなあ。こんな可愛い二人に招待してもらえるなんて光栄だよ」
双子に向かって、優しい笑みを浮かべる男に相葉は呆れてしまう。
でも……。
その優しい気持ちに嘘は無いみたい。
正直、気は乗らないし、嫌だとも思うが、相葉は内心溜息を吐く。
「いいよ、一緒に来て。お茶ぐらいなら出せるから……」
そう言うと、相葉はにっこり微笑むのだった。
*********
ハッピーバースデー!
翔ちゃん、お誕生日おめでとうございます!
どうかこの一年が有意義なものになりますように!
今年は、もっと相葉くんと共演してほしいなあ。
さて、3月、相葉くんのお芝居。当たりました!
会いに行けます。(今年の運は使い切った?いやいやいや、まだまだこれからや!)
ありがたいことです。楽しみだなあ。