ドアを閉じるその隙間から、一瞬、こちらを見る黒目がちの瞳と目が合う。
と、そこに微かに焦れる色があるのを認め、櫻井は少しばかり嬉しくなる。
「……ごゆっくりどうぞ」
そう言って、相葉がドアを閉めれば、櫻井は改めて対面に座る男に目を移した。
双子を迎えに行ったはずの相葉が、一緒に連れ帰った彼は、すぐそれと分かった。
多少、説明不足の紹介にもそれほど戸惑わない。
昔から、そういう出会い?セッティング?は数々あったからだ。
まあ、どういう意識でこの男を相葉が受け入れたかは少し謎だが……。
「お名前は、ウエダ タツヤ君だっけ?」
テーブルに置かれた名刺に目を落とし、まずは相手の出方を窺う。
「そう。気楽にタツヤって呼んでよ。櫻井さん」
「じゃあ、タツヤ、ご用件は?」
一瞬きょとんとした後、相手は弾かれたように笑うと、すぐにも前に身を乗り出してきた。
「何それ?どんな冗談?笑えないんだけど」
……いや、十分、笑ってたろ。
「素直に訊ねているつもりだが?いきなり家にまで上がり込んで……」
「招待されたはずだけど、俺。てかさ、変な駆け引きは止めてよ」
やんちゃな雰囲気とは裏腹に、その瞳は澄んでいた。
……雅紀が受け入れたんだもんな。
「良いよ。話を聞こう。君はつまり、俺としたいってこと?」
「俺、身体も結構鍛えてるし、テクも滅茶苦茶あるよ?それは自信ある」
「へえ~」
櫻井はそこで思わず口元を緩めてしまう。
「まるで営業トークみたいな口説き文句だな」
「口説いちゃダメなの?俺を恋人にしてよ。やっぱ、あんたイイ匂いがする。噂や評判は伊達じゃないね」
「う~ん。申し訳ないけど」
すると、タツヤは軽く腰を浮かしかけて、頬を紅潮させる。
「だって、彼とは番ってだけだろう?それって、ただの本能でしかないよね」
「俺たちの関係に愛はないって言いたいの?」
櫻井の視線は少しだけ、冷ややかなものになってしまう。
「だって、彼、えらく平凡じゃない?容姿はそこそこ可愛いけど、仕事とか、やってることもさ。あんたはそんなにスペシャルなアルファなのに!」
「褒めて貰えて光栄だけど、買い被り過ぎだ」
「そんなことない!今だって、俺、血が沸騰しそうだもん。やりたくてたまんないんだ!」
そう叫ぶと、タツヤはテーブルを飛び越え、櫻井の両膝に手を置き熱い眼差しを向けるのだった。
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翔ちゃん、迫られるの図。
Tさん(←今更)ファンの皆様には申し訳ない。
でも、彼の翔ちゃんへの心酔度がたまらなく好きなんだ~。
彼、素敵な人ですよね。
相葉くんのドラマの噂がチラホラ。
どうなのかなあ。
真偽のほど分かりかねますが、私は相葉くんについて行くだけですわvv