今、未来をつくっている

すべての自分にOK♪
絵本キュレーターの金子聡子です。

お盆をむかえましたね。

毎年この時期には
8月15日によせて絵本をご紹介していますが

今年は少し趣向を変えて

こちらをご紹介します。

『いのちのまつりみらいへ』
作　草場一壽
絵　平安座資尚
サンマーク出版

こうちゃんは

大好きなおじいちゃんが死んでしまって
悲しくて悲しくてたまりません。

ある日、おばあちゃんが

「おじいちゃんからのお手紙があるの」

と言って、

こうちゃんに白い封筒を渡しました。

その封筒には

「大事な子孫のこうちゃんへ」と

書いてありました・・・

「ご先祖さまと子孫は、
ずっとずっといのちでつながっている。」

この部分を読んだ時
自分の子どもがいない私は

「私のいのちをつなぐ人はいない…」

そう思って

正直に言うと、
淋しい気持ちになりました。

でも

改めて考えてみると

例えば若くして亡くなったり

子どもを残せなかった方々は

たくさんたくさんいます。

そして

直接の血統がなくても

現在に至るまでには

実に多くのご先祖さまが
その時代を、その場所で生きてきて

この世界を創ってきたのですよね。

そう考えると

私が、今、
この時代に生きているということ

それ自体が

子孫に、いのちをつなぐことになり

子孫の未来をつくることになる。

今を生きることは

未来をつくること。

私ができるのは

今、私自身を生きること。

この本を、何度も読んで

最後にある”しかけ”を
ゆっくりと見ながら

そんな風に思いました。

＊本日から8月15日までの3日間
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『いのちのまつり　みらいへ』の
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