私は子どもの頃から
「お父さんに似てるね」と
言われ続けてきました。

ちょっとつり上がった眉が
特に父に似ていたのです。

実は私は、それがあまり嬉しくなくて。
ずっと、
「母のようなやさしい眉に似ればよかった」
と思っていました。

年を重ねるにつれて
父に似ているのもいいものだ、と
思うようになったころ

知り合いから
「お母さんに似ている」と
言われることが増えているのですから
おもしろいものですね。

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今回ご紹介する絵本は、こちら。

おかあさんの顔
ロディ・ドイル 文
フレヤ・ブラックウッド 絵
石津ちひろ 訳
フレーベル館




シボーンという名の、
女の子のお話です。

シボーンは、お父さんと
二人っきりで住んでいました…


シボーンが3歳のころに
お母さんが亡くなりました。

お父さんは、シボーンと目が合うたびに
ほほえんでくれましたが、
お母さんについては
何も話してくれません。

10歳になったころ、シボーンは
自分が「お母さんの顔を覚えていない」
ということに気づきます。

お母さんの手のぬくもりや声、
歌っていた歌も思い出せるのに、
お母さんの顔だけが思い出せないのです。

シボーンの心の痛みは
どんどん大きくなっていきました。

ある日、シボーンが
公園の大きな木の下に座っていると
きれいな女の人が
シボーンのとなりに腰をおろして言いました。

「あなた、さびしいんでしょう?」

シボーンはびっくりして、
でも、この女の人にはなぜか
本当の気持ちを打ち明けることが
できたのです。

そのときに、女の人が教えてくれた方法を
シボーンはずっと大切にして
成長していきます。

そしてある朝、シボーンの中で
すべてのことがつながりました。


周りから見ていると
元気で楽しそうにしている人でも
何かしらの悩みや淋しさを
持っているものです。

シボーンも、学校では
みんなの人気者でした。

ですが、シボーンが
大きな淋しさを抱えていることは
誰も知らなかったのです。

成長したシボーンには娘ができ、
お父さんとも、お母さんについて
話す機会が訪れます。

そこに至るまでの出来事は
ちょっと不思議だけれど

実は、私たちも
時々感じていることかも。

「母の日」の今日、改めて
両親をはじめとした
あなた自身のルーツに
思いをはせてみてはいかがでしょう。

 

 

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いよいよ来週です!
 ★かめおかあきこさん出版記念トークイベント
『ほら、朝もやが晴れてきたよ』
https://www.reservestock.jp/events/1140850
5月16日(土)13:30~14:30



以前、アートディーラーの知人が
こんなことを話していました。


「現代アートのいいところは、
作家本人から、作品についての話を
直接聞けることだよ」

そうなんですよね。

例えば、ゴッホの作品について
いくら研究が進んでも
後世の人が考えた域を
出ることはありません。

絵画でも、音楽でも、文芸作品でも
同様のことが言えますし

もちろん、絵本も同じです。

私の公式ウェブサイト「扉をひらく」の
プロフィールページでは、
絵本作家、かめおかあきこさんの作品との出会いと
そこから多大なる影響を受けたエピソードを
紹介しています。
https://www.ehon.jp.net/profile/


今、私が
絵本キュレーターとして活動しているのは
かめおかあきこさんとの出会いがあったから。

私の人生を大きく変えてくれたのは
一冊の絵本だったのです。

そんなきっかけをくださった
かめおかあきこさんから
直接、作品についてのお話を伺えるのは
私にとって、まさに至福の時間。

その幸せな時間を共有したいと思い、
今回のイベントを企画しました。

『ほら、朝もやが晴れてきたよ』
かめおかあきこ
スマイルブックス



会場では、この本の原画も展示されます。
印刷された本とは一味違う、
原画の魅力も感じていただけます。

トークイベント終了後には
サイン会も行いますので、
かめおかあきこさんと
直接お話することもできます。

ぜひぜひご参加ください!


 ★かめおかあきこさん出版記念トークイベント
『ほら、朝もやが晴れてきたよ』
https://www.reservestock.jp/events/1140850
5月16日(土)13:30~14:30
絵本原画展示・サイン会あり
山形県高畠町 ブックユニオンたかはた  

 

 

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「知らないことは100(歳)まで知らない」

これは、実家の祖母が
私によく言っていたことです。

一人の人間が全てを知ることなんて
できるわけがないですし、
知らないことがあるのは
当たり前なのですが

「知らない」ことを
恥ずかしいと思う気持ちや、
「あの人は物知らずだ」と
馬鹿にしたりする気持ちも
人間の心の中に存在するもの。


そして、ときにはその気持ちを
誰かに利用されてしまうことも
あるのかもしれません。

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今回ご紹介する絵本は、こちら。

そんなことも しらないの?
パク・ジョンソプ 作
なかやまよしゆき 訳
フレーベル館



あ~はらへった!

なんとかして、
あいつらを食べたいなあ。
うまいやり方はないかなあ。

あ!そうだ!あの手がある!

へっへっへ…


お腹をすかせたアンコウは
小さい魚を食べたいのですが

魚たちは群れになっていて
なかなかアンコウのほうには
近づいてきません。

そこで思いついたのは

群れの中にいる
数種類の魚たちのうち
一部だけを切り離す方法でした。

アンコウは、魚の群れに向かって
こう言います。

赤い魚が風邪をひいてるってさ。
風邪をひくと熱がどんどん上がる。
だから真っ赤なんだ。
「そんなこともしらないの~?」


それを聞いた魚たちは
様々な反応をし始めます。

中には、
「うつったら大変だから
同じ色同士で集まろう」
という考えもあり。

赤い魚たちが
「私たちは元から赤いんだよ!」
と言っても

疑心暗鬼に陥った魚たちは
とうとう、赤い魚を
群れから追い出してしまいます。

まんまと小さい魚を食べることに
成功したアンコウは、
また叫び始めました。

「黄色い魚も風邪ひいてるってさー」


韓国で2016年に出版された、この作品は
新型コロナウィルスの感染拡大後、
「もう一度読んでみる本」として
韓国の公立図書館で
図書プログラムが組まれたそうです。

アンコウのように
だますつもりで出される情報もありますが

本人はいたって真剣に
「みんなに伝えなくては!」と
善意で出される情報もあります。

とにかく膨大な量の情報が
簡単に飛び交う現代社会。

それらの情報が
果たして本当なのか
自分にとって必要なものなのか

判断するのは、自分です。

一つの基準は
「そんなこともしらないの?」
などと、不安を煽る情報は特に

「私はこれについて“知らない”」と
自覚したうえで

すぐに反応せず、
ちょっと立ちどまって確認する

その習慣ではないでしょうか。


 

 

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