ご店主から教えていただく祝いの和菓子 | のばらの村のものがたり~Flower Tailの森

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筥崎小豆庵(はこざきしょうずあん)

あんから作る祝いの和菓子講座

鎮座地が福岡市東区にある筥崎宮は、筥崎八幡宮とも称され、

宇佐神宮・石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられています。

(鎌倉の鶴岡八幡宮を加える説もあります。)

創建時期については諸説ありますが、古録によれば平安時代の中頃

延喜21年(西暦921)ということで、今から1100年前ということになります。

この筥崎宮東門の先にある、静かな住宅街で営まれているのが

和菓子店「筥崎小豆庵(はこざきしょうずあん)」。

ご店主の田中正己さんに、餡作りから教えていただきました。

 

使い込まれた、銅製のボールが渋いですキラキラ

 

粒あんの作り方だけではなく、小豆という言葉の由来や色などについても

教えていただきました。昔から赤は魔除けの色とされていたので、小豆は

祝いの席等によく用いられてきました。

ふだん目にする小豆の色は乾燥のために変色していますが、収穫直後の

小豆の色は、神秘的な赤の色をしているそうです。

 

紅白饅頭も生地から作り、こし餡を包んでセイロで蒸しました。

(私が作ったのは、左側の列の三つです^^)

 

ぼた餅作りでは餡を生地で包餡し、胡麻、きな粉、青のりをまぶして

仕上げました。

:*・゚*゚ ゜゚*花火 ゚・*:.。..。。.:*キラキラ:.。..。.:*・゚maccha* ゚・*:.。..。・゚゚・*:.。..。.:*・゚花火 *゚ ゜゚*.。.:*

 

作り終わった後に試食もあったのですが、講座内での飲食は自粛

させていただこうと思っていたのでしょぼん

ぼた餅や紅白饅頭は、持ち帰ってから菓子器の中にならべましたニコニコ

 

テーブルスタイルお抹茶教室で教えていただいたことを思い出しながら

復習しますmaccha*

image

 

早速お花を摘んできました音譜

この椿のすごいところは、同じ木に咲いていたお花なんです。

同じ木の枝なのに真っ赤だったり、絞りが入っていたリ・・・

どうしてこんなに違いが出るのでしょうか、本当に不思議です叫び

 
「春はぼた餅、秋はおはぎ」という言葉がありますが、実は同じお菓子を
春は「牡丹餅」秋は「お萩」と呼び分けているのだそうです。
夏には「夜船(よふね)」、冬には「北窓」呼び名が変わるのだとか!
四季によって名前が変わるなんて、風情があるなぁと思います。

 

粒あんを生地で包んで、胡麻をまぶしています。

 

主菓子のぼたもちをいただいてから、お茶を点てました。

 

干菓子は笹屋さんで ふきのとう。もう一つは・・・よく分からなかったので

「これは何のお菓子ですか?」と聞いたところ、川辺に桜が咲いている

ところを表現したお菓子だそうです。和菓子ってステキですね~ラブラブ!

 

桜と一緒に、美味しいお抹茶をいただきました・゚ 桜**