先日 現在イギリスで公開中の映画 PERFECT DAYS を見てきました。
これは、東京の公衆トイレ清掃員として働く平山(役所広司)の日々の生活を淡々と描いた作品です。
彼は、木々を愛し、神社の木漏れ日に目を細め、その変化を写真に撮り、トイレ清掃の仕事を真面目にこなし、銭湯に通い、毎日同じ居酒屋で夕食を取ります。
夜は、アパートに戻り、就寝前に古い文庫本を読みながら眠りにつくといった平山の日課は、毎日同じことの繰り返しですが、彼にとって同じ日は一日としてなく、満足しているようです。
主人公にとって、毎日の生活がパーフェクトデイズなのであります。
そんな、ある日、姪のニコが突然押しかけて来て、、、
私は、単調な日常生活を丁寧に誠実に生きていて、まわりの人々にも暖かい視線を向けている主人公の姿に共感を覚えました。
この映画から、単純な日常生活にこそ幸せがあることを学びました。
また、映画で使われている アメリカ人歌手 ルー・リードの曲 Perfect Day も印象的でした。
私は、この映画を見て、作品の世界にどっぷりとつかり、自分が今東京にいるかのような感覚になりました。
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映画館は、ロンドン北部のカムデンCamdenと言う街にありました。
列車の線路の高架下に作られており、作品ごとのナンバーの表示のあるドアを開けると、直接スクリーンのある部屋に続いていました。
客席は30席程でしたが、多少リクライニングも効いていて、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中、映画鑑賞出来ました。観客は10人程でした。
時々、通り過ぎる列車の振動が伝わってきたのも、妙に映画にマッチしていました。
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私は映画の主人公の姿と自分を重ねて合わせ、自分も日々の単調な生活に喜びや深みを感じられるよう生きていきたいな と感じました。