ヨーロッパ編を終えてスペインからやってきたのは南米、ペルーのクスコ。
ついにこの旅最後の大陸、南米大陸に上陸しました。
日本との時差は14時間遅れ。スペインからは7時間遅れ。
トルコ以降数ヶ月の間、色々整っており治安も落ち着いた場所を渡ってきました。女ひとりでも問題なく外を歩ける。バスの座席はちゃんと幅があって料金も提示されている。Wi-Fiは繋がるしホットシャワーも当然のように出る。スーパーに行けば何でも揃うし清潔。とても快適で楽だった。(そのわりにすったもんだしていたけど)
…だが。
ちょっと刺激が足りない。
なんかこう、未知の世界を手探りで進む冒険感というのはあまりない。
そろそろちょっと冒険してみたいな〜。
それには南米はまさにうってつけ。
南米はもちろん初。完全に未知。イメージだけが先行していますが、実際この目で見たら全然違うに違いない。
アフリカ編を終えてトルコにやってきたとき散々快適さに感激していたのに、今度は飽きたからまた刺激を欲するとはね。
南米編を終えたら日本に帰る予定です。その時また快適さに日々感謝しながら生きられることでしょう。
スペインのバルセロナからは飛行機を3便乗り継いでやってきました。
10/25
11:45 スペイン バルセロナ
↓ エアカナダ 9時間
14:45 カナダ トロント
18:00
↓ エアカナダ 8時間
0:55 ペルー リマ
5:40
↓ アビアンカ航空 1時間半
7:00 クスコ
通しで約64,000円。1ヶ月前に購入。
まず、ペルーから南米入りするのは早々に決まりました。ここクスコはあのマチュピチュ遺跡への拠点となる町で、もちろんマチュピチュもこの旅の計画に入っておりました。で、いよいよ南米編が近づいてきて今一度マチュピチュのベストシーズンを確かめてみると、なんと乾季の5〜10月だというではないか。え!11月になると雨季に入るらしい。雨季マチュピチュも霧がかって神秘的で良いっていうけど、やっぱ登山は晴れの方がよい。
マジか。元の計画では11月いっぱいぐらいヨーロッパを巡るか、中米とか行ってスペイン語学校に短期で通うか(南米旅はスペイン語必須なので旅人はこうする人が多いらしい)か〜とか考えてたのに、それ早よマチュピチュ行かなあかんやん。
そういうわけでヨーロッパはぎゅっと絞って巡ったんですね〜。
南米は南半球だから北半球の冬に行けばちょうどいいなと思っていたのに、雨季乾季も考えないといけなかったなんて。世界のベストシーズンを1年で追うのは難しい。
次にヨーロッパのどこからペルーに飛ぶか。理想ではヨーロッパ最西端のポルトガルまで進んでそこから飛びたい。けど航空券が高い。私調べではスペインから飛ぶのが安かったです。バルセロナは最初から行くつもりだったのでちょうどいいってことでバルセロナ発にしました。
バルセロナ→リマはLATAM航空が直行便で飛んでいましたが、荷物代も考慮するとエアカナダのほうが安かったので乗り継ぎ便で。馴染みある航空会社だからなんとなく安心感もあった。
リマ→クスコは長距離バスもあるけど、空港から市内へ出ないといけないし、治安も心配だし、そういう手間も考えると飛行機で一気に行っちゃったほうが楽だなと思い飛びました。
バスは所要時間20時間以上、7000円ぐらいとか。たしかリマ→クスコの航空券を追加しても差額1万円ぐらいだったと思います。それはもう飛行機一択でした。
さて、ここまでが長い前置き。
バルセロナの宿からクスコ到着まで移動は非常にスムーズでした。想定外といえば、エアカナダは9時間、8時間の長時間フライトだというのにスクリーンがなかったこと。
もりもり映画観るでー!と楽しみにしていたのに、マジで?
ウォークマンは常にカバンに入っているけど音楽聴き続けるのも限界がある。小説本は預け荷物に入れちゃった。こんなことなら電子書籍をなにかダウンロードしとけばよかった。
でも幸いなことに、隣の席の女性がとてもお喋りをしてくれる方で、話していたらあっという間に時間が過ぎました。その女性Wさんはアメリカ、カリフォルニア在住の日系人。苗字は日本名でしたが、日本語は話せないとのこと。私が8月にカリフォルニアに行った話や、Wさんが4月に日本へ旅行に行った時の話などで盛り上がりました。外国人から見る日本の話っておもしろい。外国人向けツアー(マグロ解体ショー)やすき焼き、和菓子、寺や大仏など。写真を見ていたらめっちゃおもしろそうで、私もジャパンに行ってみた〜い!ってなりました。
あとは寝たり乗り継ぎ時にダウンロードしておいた漫画を読んだり寝たりしていたらリマに到着。預け荷物はクスコまで行くので身軽に乗り継ぎ。
さて、空港から宿まではタクシーで行きます。相場は10ソル(324円)。路線バスでも行けるんですが、バスは中心地までしか行かず、そこから宿まであの大荷物を背負って歩かねばなりません。宿近くまで行くバスがあるのかは調べても分かりませんでした。
クスコは3400mの高地にあるので、飛行機でいきなり入ると高山病でヘロヘロになるらしい。しかも坂道だらけ。そんな場所を長旅の寝不足状態であの大荷物背負って歩くと死ぬ。
ちなみに高山病予防薬は日本で処方してもらってずっと大事に持っていて、ついに出番が来たな!って思ったけど預け荷物に入れちゃったことをリマの乗り継ぎ時に思い出しました。
タクシーか〜…。
また交渉とかしないといけないのかな。クスコのタクシーは比較的安全らしいけどやっぱ1人で乗るのは不安ですし。気が重いけどしょうがない。
飛行機を降りてトイレを済ませて荷物を取りに行く。トイレが思いのほか並んでいて時間かかっちゃったな。
で、行ってみたら、ちょうどターンテーブルが止まるところでした。
ターンテーブルには何も載っていません。
…あれ?
私の荷物は???
旅に出てもうすぐ10ヶ月。
順調すぎるスペインからの移動。
だが最後まで何が起こるか分からない。
はじめてのロストバゲージ
つづく!