アンナのキッチンへようこそ!

 

ドイツ在住の料理研究家アンナです。

日本より時差8時間離れたドイツよりドイツの食材を使って日本でも簡単に作れるレシピをご紹介しています。

今日もごゆっくりしていってくださいね^^

 

 

初めましての方は

アンナのキッチンのプロフィールをご覧ください。

 

 

 

 いつも遊びに来てくださっている方、

ドイツ時間でこんにちは!

 

そして今日初めてお越しくださった方 

はじめまして!

 

 

ドイツ在住の料理研究家 田中杏菜です^^

 

 

今回の記事は【4】両親が離婚、大学院は中退!?学生時代に起きた2つの挫折と、乗り越えた意外な方法のつづきです。

 

ドイツに来てからどんなことに悩んでいたのか

ドイツに来るまでに何を経験し、何を学んだのか

今、どのように海外生活を前向きに過ごせるようになったのか

そしてこれからについて、何回かに分けて書かせていただいています。

 

 

これまでの記事はこちら。

【1】アンナのキッチンが生まれるまで。

【2】留学経験なし・理系大学院卒・社会人歴一年が直面した、海外生活の現実

【3】「今日も何もできなかった」と、海外生活中の自分を責めていませんか?

【4】両親が離婚、大学院は中退!?学生時代に起きた2つの挫折と、乗り越えた意外な方法

 

 

 

 

 

 

 

 

4年ぶりに父と会い、父の新しい家族に会う決意をしました。

 

ずっと心に引っかかっていた「両親の離婚」に向き合わなければ、本当の自分は取り戻せない、と思ったんです。

 

 

父に連絡をすると、

ちょうど一ヶ月後に新しい奥さんの故郷ベラルーシという国へ家族で行く予定があるから一緒に行かないかと言われました。
 

 


そしてついに当時5歳と2歳だったハーフの異母兄弟、そして新しい奥さんと会いました。

 

 

 

そのときの感想を一言で言います。

 

 

ただただ子どもたちは可愛くて、新しい奥さんはとても優しかったんですよね。

 


そして父が、離れていた間もずっと私と弟のことを、新しい家族である彼女たちに話してくれていたことを知りました。

 

 

数年間、父に対して、そして父の新しい家族に対して抱いていた

恨みの気持ちは嘘のように消えてなくなりました。

 

 

 

「そうか、誰のお父さんとか、誰の子供とか、誰の奥さんとか、誰のお母さんとか、関係ないんだ。みんな同じ一人の人間なんだ。」

 

と感じたのです。

 

 

きっと当時の父と母にも、それぞれ一人の人間として、立ち向かわなければならない壁があったんだろうと、

 

そのときやっと10年越しに

彼らの「離婚」という決断を素直な気持ちで受け入れることができました。

 

壁を乗り越えた瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

両親の離婚、生物学への夢を閉ざしてしまった過去。
 

辛い出来事だったのは確かだけれど、

これらの経験は人生においてかけがえのないメッセージを残してくれました。

 

 

 

「誰が誰とどこにいようとも、私が誰と何をしようとも、その人の本質も、私の本質も変わらない。

この足で歩き、この目で見つめ、この頭で考え、大切な人や事を心から大切にする。」

 

 

 

この先未来に迷うときがあっても

乗り越えたこの過去たちは、そっと背中を押してくれるのだろうと

 

自分を信じる力をくれたのです。

 

 

 

 

 

 

ここまで、私がドイツに来るまでの24年間ついてお話させていただきました。

 

 

この過去を振り返ってみると、

 

この2つの出来事を乗り越えるきっかけになったのは

 

研究生活中に始めた「料理」だったなと思うのです。

 

 

 

 

そんな些細なことで?と思われるかもしれません。

 

 

 

しかしあのとき料理を始めていなければ

 

研究生活中に体調が良くなることも、前向きな気持ちを取り戻すこともなく
 

 

父と再会しようと決心をつけることもなく、

海外生活中に父から一言をかけてもらうこともなかったと思います。

 

 

 

 

 

 

例えばスポーツをして汗を流したり
部屋を片づけてみたり
誰かに悩み事を相談して気持ちを言葉に出してみたり

 

頭を一つのことに集中させると
脳がスッキリしてストレス発散になった、リフレッシュできた、という経験はありませんか?

 

 

それは偶然ではありません。

科学的にそれは真理で、メカニズムについても研究されています。

 

 

「毎日の献立づくりがストレスです」というご意見もたくさんいただきます。

 

 

しかし見方を変えてみると、「料理をする」ことは

 

健康的な食事ができる、食費が抑えられるといった表面的なメリット以外にも

 

ストレスを発散し前向きな気持ちを取り戻すといった内面的なメリットをもたらすコツがたくさん散りばめられています。

 

 

これは海外生活の孤独や劣等感を解消し前向きなマインドを手に入れるためにも

非常に効果のあるテクニックです。

 

 

 

うまくいかないことがあると気持ちばかり焦って色々なことに手を付けて、

一度にあれこれ悩んだりしてしまいますよね。

 

すると全てが解決しないだけでなく

外部の刺激(他人の言動や態度、環境の変化など)に影響を受けやすくなり

意思決定の能力の低下、集中力の低下、情緒不安定など

 

負のサイクルに陥りやすいことが脳科学的に分かっています。

 

 

料理のように「一つのタスクに集中する」という作業によって

脳は外部からの刺激に動じづらくなり、

結果的にタスクも終えることができ、達成感を感じることができるそうなのです。

 

 

それを積み重ねていく過程が大切で、自信に繋がっていくのだと思います。

 

 

研究生活中の私が何気ないことから料理と出会ったように、

 

また海外生活中の不安が料理をすることで少しずつ消えていったように、

 

 

マインドシフトをするきっかけになることは

みなさまお一人お一人自身のこれまでの人生の中や

なにげなくやっていた些細なことのなかにも埋もれていると思うのです。

 

 

 

つづく。

 

 

 

最後までお読みいただいてありがとうございます!

 

 

アンナのキッチン

 

 

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anna.kueche.0121@gmail.com

 

 

 

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