アスタリスク*サークルがどのようにして誕生したかというお話
今日は、糸で織りなすアスタリスク*サークルがどのようにして誕生したのか、というお話です。少し長いです。もともとは、約20年前に海外作品のワイヤーアート、ストリングアートとの出会いが始まりです。それに加えて約18年前に線織面というものに出会ったことがきっかけでした。私がであった線織面は、ワイヤーアートでもなく、とにかく直線でできた不思議な世界でした。誰が教えてくれるわけでもなく、(誰も知らなかったので)とにかく自分でいろいろ作図しては糸をかけて作品を作っていました。その後、糸かけ曼荼羅という名称のアートに出会いました。あ、これワイヤーアートやん♪♪ってな感じでこれも、誰に教わるでなく、じぶんで糸を好きにかけていました。うんうん、ふんふん、なるほど、よしでーきた♡みたいな感じでした。ワイヤーアートも糸かけ曼荼羅も釘を使います。私は1 トンカチで指を打つという痛い思いも2 大きな音も3 重いのも4 板そのものの厚みでスペースを取るのも5数え間違えるのも6 数えてる間、お喋りができないことも7 糸が引っかかるのも8 糸をかけたのに抜けてしまうことがたまーにあるのも9 ほんの少しの歪みも10 ほんの少しのズレも11 ほんの少しの釘の高さの違いも12 ほんの少しの結んだ後の糸の余りも13 額に入れられないことも14 増えてきた作品の収納に困ることも15 音がうるさいので夜にできないなどの制作時間の制限などなど、これら15個は何とかしたいと思っていました。その中で、特に何とかしたかったのが、6の【数えてる間、お喋りができないこと】(笑)数を数えているとお喋りなんて到底できないですよね。数を読むことに集中したいですもんね。でも、一生懸命数を読んでいたとしても、私の場合、読み間違えてしまう(笑)その時に気づかなくて、よし出来た!!って時に「あれ?」と、一本変な所をよぎる糸を発見してしまうとか…。うううううって苦笑いです。一本やし、うまく寄せてごまかしちゃうか?ってなります。でも結局そういうごまかしの行為が嫌で、その糸を全部やり直したりします。嫌になりそうになります。でも、糸の織りなす美しい模様、姿がたまらなく大好きなんです。美しいものを作るときは気持ちよく作りたい。ノンストレスで幸せルンルンで仕上げたい。楽しくお喋りしながら素敵なものを作りたい。だから、美しくて大好きなものから、上の【15の嫌】の全てを取り払いました。1 痛い思い・釘もトンカチも使わない2大きな音・トンカチ使わないから音がしない3 重い・紙だから軽い4 スペースを取るのも・紙だから薄い5 数え間違えるのも・数えない6 数えてる間にお喋りができないことも・数えないから喋れる7 糸が引っかかるのも・釘を使ってないから引っかからない8 糸をかけたのに抜けてしまうことがたまーにあるのも・絶対にない9 ほんの少しの歪みも・歪まない10 ほんの少しのズレも・ズレない11 ほんの少しの釘の高さの違いも・釘を使わないから高さに囚われない12ほんの少しの結んだ後の糸の余り・表には一切出ない。13 額に入れられないことも・入れられる14 収納に困ることも・薄いから一切困らない15 音がうるさいので夜にできないなどの制作時間の制限・音がしないので好きな時にできるその上、曼荼羅という言葉に囚われることなく、好きな幾何学などの模様まで一緒に織り込めるようにしました。それが、糸で織りなすアスタリスク*サークルです。線織面が元祖です。世界中にあふれかえっているワイヤーアート、ストリングアートにも属しますよね。同じようなアートはどこにでもあって、誰のものでもないと思う中、技術に関しては私オリジナルです。糸の止め方や超効率的な作業の進め方など、閃きが導いた不思議な方法。作品の裏を見たらみなさんびっくりされます。二度見三度見ではすみません(笑)表から見ただけでは全く分かりません。(裏をガン見してテクニックを盗もうとした「がめつい方」がいたのですがもちろん出来ていませんでした(笑))方法だけでなくコツを知ると目からウロコが落ちます。一枚じゃなく、何枚も。(受講者様がおっしゃって下さいました^-^)作業をスムーズに行うための魔法のフレーズもいくつかあります。このフレーズがあれば、間違えようも忘れようもありません。小さなお子さまでもすぐに理解して頂けるレベルに設定してある世界共通の魔法のフレーズ。このフレーズに辿り着くために、たくさんの失敗・試行錯誤を繰り返しました。こんな簡単なのが魔法のフレーズ???みなさん、初めはそのように感じられるはずですが、このフレーズが無いことを考えると大変なことに!どなたにでも分かりやすい言葉を選び、いつでも思い出せるように簡単に。まさに魔法のフレーズです。ややこしくなるはずのことをやさしい言葉で間違えなくて済むようにしてあります。このフレーズに糸で織りなすアスタリスク*サークルの全てが詰まっています。もっと言うならアスタリスク*サークルとして完成に費やした18年間が詰まっています。大げさじゃなくて(*´◒`*)さて、講座では18年前の作品が現在のカタチに至るまで、どのように進化していったかを見て頂けます。本当は見てもらいたくないような出来です。でも、進化を知る上でとっても必要。アスタリスクを私から学ばれる方は、軌跡をご覧いただけます(*^ω^*)ちなみに、基礎基本のサークル基礎基本のアスタリスクこれらをひっくるめて【アスタリスク】と略名で呼んでいます。ですので、技法としてサークルのみを使っていてもそれは【アスタリスク】です。アスタリスク*サークルって毎度毎度言うのが面倒なので、ついアスタリスクって愛称で呼んでいるだけです。ぜひ違いのわかる方に、違いを感じていただきたいです(*^_^*)そして、純粋に楽しんでいただければと思います。いつの日かこのページをお読みくださっているあなたにお目にかかれる日を楽しみにしています(*^_^*)Ann