6時~6時15分ごろ、第二号機で大きな衝撃音がしました。

2時間ほど前に、圧力容器を包む格納容器の下部にある、水蒸気を水に変えて冷やす「サプレッションプール(圧力抑制室)」の圧力が大気圧に下がりました。それは格納容器の一部が壊れた、ということです。

そのため、作業員が二号機から避難してしまいました。

核燃料の露出は2メートル(半分程度)で、上部はもう半日以上、冷やされていないことになります。

これは非常に重大な事態です。

第1、第3号機は、圧力容器にうまく水が入らないので、格納容器に水を張るという荒業でなんとか冷やしています。ところが、第2号機は、そこに欠損が生じたらしいので、この技も使えなくなった、ということです。

「放射線数値の急激な上昇を示していない」
「直ちに健康に影響はない」

というのは、

「放射線数値がかなり上昇している」
「長期的には健康に影響がある」

ということです。
ブログを二つ書いている間に、恐ろしいことになった。

核燃料を閉じ込める圧力容器

格納容器

外部

という風にして、「ベント」と称する方法で水蒸気を抜いて圧力を低下させていたのだが、そこに深刻な問題が生じた。1号機、3号機では、

格納容器

外部

のところで色々問題が生じて、なかなか弁が開けられなくて散々苦労している間に炉心が露出してしまい、そのあげくに水素爆発が起きた。

2号機では、見回りのためにポンプが燃料切れになったために炉心が完全に露出するという恐るべき事態になり、そこから取り戻すために必死で給水していたのだが、圧力が高くてなかなか入らなかった。当初、格納容器からの弁を1つ開けていたものを、2つにしたら入りだした、という報告が3時間ほど前にあった。ところが今度は、

核燃料を閉じ込める圧力容器

格納容器

の弁が二つとも閉じてしまったというのだ。なぜそんなことになったのだろうか。相当に地震のダメージがあったということか。

直接排気というはつまり、

核燃料を閉じ込める圧力容器

外部

ということだと思うが、いったい、どうやるのだろう?これに失敗したら、核燃料の崩壊熱でどんどん温度が上昇し、全体が溶けてしまうメルトダウンという恐ろしい事態になる。そうすると、水と接触して水蒸気爆発が起きて、溶けた核燃料が飛び散るという恐怖の事態が起きてしまいかねない。

また重大な危機的局面を迎えてしまったようだ。


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2号機の水位低下、再び燃料棒すべて露出 福島第一原発

2011年3月15日0時10分

 東京電力は、福島第一原発2号機の水位が再度低下し、再び燃料棒がすべて露出したと発表した。原子炉を覆う圧力容器から外側の格納容器に通じる弁が二つとも閉じた状態になり、冷却用の海水を補給しにくい状態になっている。東電は圧力容器から外部への直接排気を検討している。






今回の事故の報道を延々と見ていて、重大な発見があった。それは、原子力安全・保安院という、極度に気持ちの悪い組織は、絶対に潰すべきだ、ということである。上の3つの映像の全てに見られる、不気味なニヤニヤ笑い、金属音の声、鉄面皮はその象徴である。原子炉が次々に爆発するこの異常な危機的事態において、ニヤニヤしながら意味不明な話を続けられる彼らは、明らかに基地外である。この基地外集団こそは、原発欺瞞世界のショッカーだと確信した。彼らの本当の名称は、

原子力危険・隠蔽院

だと知るべきだ。こんな奴らにこの危険極まりない設備の運営の、適切な取りまとめができるはずがない。

また、NHKにずっと出ていた東京大学の関村直人教授は、典型的な東大話法で不愉快だった。東大話法というのは、

(1)自分の信念ではなく、立場に合わせた思考を採用する。
(2)その立場の都合の良いように相手の話を解釈する。
(3)都合の悪いことは無視する。
(4)都合の良いことだけ返事をする。
(5)都合の良いことがない場合には、関係のない話をする。
(6)どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
(7)その場で自分が立派な人だと思われることを言う。

というものである。東大関係者は、これの名手が多く、そういう風に教育を受けた人間が、官僚や大企業エリートとなって、日本を支配しているので、世の中、どんどんおかしくなるのである。原発欺瞞ワールドも、その一環である。

こうして構築された、原子力欺瞞語体系が崩壊するのが先か、燃料棒が崩壊するのが先か、地獄のマッチレースに我々は、自分の人生を賭けて付き合わされているいるわけである。どうぞ、普通の人々の、

なにゆうとんじゃ!わけわからんわ!!

という怒りの力で、欺瞞語体系を一刻もはやく崩壊させていただきたい。
今日の午後は、コミュニケーションが正常化に傾向を見せていた。たとえば、フジテレビで京大の山名元教授という人が話していたが、きちんと理解できる話であった。ほかにも、福島の東電の人の説明も、意味がわかるようになってきた。これは、非常に重要なことだと私は感じる。

3号機はあれほどの大爆発を経ても、になんとか燃料を閉じ込めている。パイプや機器は大幅に損傷したと思われるがもっているのは、神の助けとしか思えない。しかし、その後、3号機と1号機との情報が、急激に出なくなっているのが、気になる。

2号機はあれから、恐ろしいことになった。こんな少人数でやっているということに驚きを隠せない。なぜもう少し、人員を増やせないのだろうか?一人でいくつもポンプを見て回るというのは、普通は信じられない。そのために、炉心むき出し状態が半日も続いてしまった。これでメルトダウンが起きる確率が大幅に上昇した。

ここから、なんとか持ち直して欲しいと願う。


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福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ

燃料棒露出についての記者会見の冒頭で、頭を下げる東京電力の武藤副社長(左から2人目)ら=吉川綾美撮影

 東京電力は14日午後7時45分ころ、福島第一原子力発電所2号機で、原子炉内の冷却水が、ほぼ完全に失われ、燃料棒がすべて露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。

 水位は回復しつつあるが、空だき状態が続くと燃料棒が溶けだす炉心溶融の懸念がある。隣接する3号機では、この日午前11時過ぎ水素爆発が起こり、建屋の上部が吹き飛んだ。東電社員、陸上自衛隊員ら11人が負傷し、6人が被曝ひばく、1人が入院した。

 東電の発表によると、2号機は、これまで安定していた炉内の圧力が急激に上昇し、同日午後1時38分、冷却水を循環させるポンプが止まった。作業員が、1、3号機用のポンプを見回った後で、2号機のポンプの燃料がなくなり、停止しているのに気づいた。その後、水位が下がり始め、午後5時17分には燃料棒の露出が始まった。

 東電では海水の注入作業を開始したが、水位の低下は止まらず、午後6時22分、燃料全体が完全に露出したという。午後9時20分ごろ、原子炉の弁を開き、水蒸気を格納容器内に逃がすなど対応した結果、午後9時42分には水位が上昇したが、依然、燃料棒が2メートルも露出する危機が続いている。

 冷却水が消失し、燃料棒の露出が続くと、高温の燃料が冷やされず、炉内の温度が2000度超まで上昇、燃料が溶けだす恐れがある。建屋が吹き飛んだ1、3号機の水素爆発より深刻な事態で、炉心溶融によって大量の放射性物質が大気中に漏れる可能性もある。冷却材喪失(LOCA)によって炉心溶融を起こした事故は、1979年の米スリーマイル島原発事故などがある。

 経済産業省原子力安全・保安院の幹部は同日夜、「核燃料の損傷はない」と語った。

 一方、3号機の爆発後、原子炉と格納容器は機能しているが、1号機同様に、炉心溶融の初期段階である燃料損傷が広がっている可能性は高い。

 保安院は、半径20キロ圏内にとどまっていた約600人に緊急措置として屋内待機を指示した。同日午後、圏外への避難が始まった。被曝者の有無は不明。

(2011年3月14日23時08分 読売新聞)
毎日新聞に理解可能な見解が掲載されていました。ここにきて漸く、正常な言語がマスコミに乗るようになってきたようです。言われていることは恐ろしいことだが、言語の正常化は、非常に重要な指標である。

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http://mainichi.jp/select/science/news/20110314k0000e040078000c.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

東日本大震災:専門家「広範囲に影響必至」 福島・3号機

 東日本大震災に見舞われた福島第1原発3号機で14日起きた原子炉建屋(たてや)の水素爆発では、大きな爆発音と共に建屋が損壊した。12日の1号機に続く異常事態。前回より爆発の規模が大きいとの指摘もあり、専門家は「あってはならないことが続いている。広範囲に影響が及ぶことは間違いない」と指摘する。

 テレビ中継で3号機の爆発の様子を見た小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子炉物理)は「炎が見えて煙が黒く高く上っており、1号機の爆発よりも規模が大きいのではないか。原子炉建屋の上部が吹っ飛んだように見える。他の機器が破損している可能性が高く、本当に格納容器に影響がないのかが疑問だ。冷却機能を失った原発が次々に爆発を起こしている。人間が制御できない原発の本質的な怖さを目の当たりにした」と話した。

 吉岡斉(ひとし)・九州大教授(科学技術史)は「高いレベルの放射線が観測されておらず、格納容器内の圧力も下がっていないことから、水素爆発は原子炉建屋を吹き飛ばした(1号機と同じ)レベルで収まっていると考えられる。しかし燃料棒を収めた圧力容器への海水注入がうまくいっていないようだ。このままの状態が続けば、燃料棒が溶け、圧力容器の底を破って格納容器の水と接触し、炉心全体をふきとばすことにもつながる水蒸気爆発を起こす危険性がある。早急に圧力容器に水を入れて、燃料を冷やす方策をとるべきだ」という。

 NPO法人「原子力資料情報室」の上沢(かみさわ)千尋さんは「映像を見ると、建屋の骨組みは残っているものの損傷しているように見え、1号機よりも爆発の規模は大きい」と指摘する。上沢さんは「放射性物質を含んだ雲の多くは海側に流れており、陸地で現在測定されている放射線量は、正しいデータを反映しているとは限らない。雲は海上で上昇し、さらに広範囲に拡散する可能性がある。政府は半径20キロ以内の住民に屋内退避を指示しているが、さらに広範囲の住民を守るべきだ」という。

 有冨正憲・東工大原子炉工学研究所教授も「はっきりとは言えないが、1号機より3号機の方が危険な状態にあると考えられる。1号機は格納容器などが健全で、周囲の放射線量は上がっていない。3号機は圧力容器内に水を入れたが水位が上がっておらず、もともと原子炉格納容器が損傷していないか心配だ。黒い煙の中に放射性物質が含まれている可能性もある。東電も経済産業省原子力安全・保安院も、責任をもって情報開示している人は誰もいない」と批判する。

毎日新聞 2011年3月14日 13時02分(最終更新 3月14日 13時33分)
「ただちに人体に影響が出るものではない」

という言葉がよく使われます。しかし、これも原子力関係隠蔽用語の一種なのです。そもそも、放射線を浴びた場合には、基本的に「ただちに人体に影響が出るものではない」からです。

「この芋を食べたからといって、ただちにオナラが出るものではない」

と真面目くさって言う奴がいたらどう思われますか。「そんなの、当たり前だろう」と言うでしょう。上の発言は、それとほとんど変わりません。なぜなら、癌や白血病は、十年二十年という期間を経て、発病するものだからです。

放射線が癌や白血病を引き起こす理由は、それが遺伝子のどこかの分子をノックアウトしてしまうからです。放射線が遺伝子に命中するかどうかは、運次第です。被爆量が増えると、当たる確率はそれに比例して上昇します。自然に浴びている放射線でも、私たちは癌や白血病になります。原子炉から出てくる放射線は、それにプラスされるので、たとえ極めて微量でも「人体に影響」があります。ごくわずかですが。

たとえば、ある放射線量が環境中で観測されたとして、それが「1万人に1人を死に追いやる」という量だとしましょう。これはつまり、1万人が浴びれば、ほぼ確実に1人が死ぬ、ということです。

また、原発から放出される放射性物質が身体に付着すると、非常に危険です。なぜなら、放射線によって遺伝子が破壊されるかどうかは、その距離に大きく依存するからです。わずかの放射性物質のチリであっても、それが細胞に付着して、延々と浴びてしまうと、確実に遺伝子は破壊されます。

これが体表面であれば、風呂にはいるだけで随分、流されます。しかし、鼻や口から取り込んでしまって、内部被曝になると、簡単には取れません。そうすると、極微量でも癌や白血病になってしまいます。

こういうことを隠蔽した上で、原子力産業が成り立っているのです。

※追記

書いてから気づいたのですが、上のような「1万人に1人」というようなケースでは、因果関係を立証することが不可能です。やろうと思ったら、1万人のグループを多数用意して、そのなかの被爆したグループと被爆していないグループをと比較しつつ、二十年三十年にわたる追跡調査をせねばなりません。ですから、微量の放射線あるいは放射性物質の環境放出では、決してバレないのです。ですから、

「ただちに人体に影響が出るものではない」

とうい言葉の本当の意味は、

「決してバレない」

ということなのだと思います。


「第2回 福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見」の冒頭、原発から4キロのところで、1ミリシーベルトを超える放射線が計測された、という恐ろしいことを言っている。
5メートル以上の津波は来ないという前提に立って「万全」の防備をしていたら、10メートルの津波が来たので、非常設備がすべて浸水してしまった、というのが全ての原因のようです。下に引用した記事では、

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東電サイトは、原発施設の「地震対策」の一環として「津波への対策」も紹介している。「過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価」し、「重要施設の安全性を確認しています」としていた。発電所の敷地の高さ自体も、「津波の最大高さ」からさらに「津波に対する余裕」を設定した上で決めているとも説明している。
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と説明されていますが、この考えが非科学的であったことが、全ての原因です。というのも、地震のサイズはべき分布に従うことが知られているからです。べき分布というのは、あっさり言うと、大きな現象は小さな現象より一定比率で少なくなる、ということです。これはつまり、大きな現象は、稀だけれど、無くなりはしないことを意味します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AA%E4%B9%97%E5%89%87

津波のサイズもおそらく、これと同様にべき分布だとすれば、「地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価」という過程が、単なるお遊びに終わっています。「最大級」よりも大きな「超最大級」が「最大級よりも一定比率少ない頻度である」からです。この規模の津波は、この地方で、貞観11年5月26日(西暦869年7月13日)に発生しています。地質学的には「つい最近」です。

http://web.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi16/mm16-45.html

これが起きない保証はそもそもありませんでした。そればかりか、これの二倍の地震だって、起きない保証はどこにもありません。それが科学的な真実であって、それを無視するのは、非科学的です。

如何なる真実からも目を背けないこと。これがマイケル・ジャクソンの思想の真髄だと私は考えています。

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「10メートルの大津波」が「犯人」だった 福島原発想定外の「炉心溶融」事故
2011/3/14 15:04 J-CAST News
http://www.j-cast.com/2011/03/14090411.html?p=2


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東京電力の福島第1原発での炉心溶融などを引き起こす契機となったのは、大津波だった。「想定を大きく超えたレベル」――清水正孝・東電社長は会見で今回の津波についてこう語った。「多重防護」されていたはずの「日本の原発安全神話」はもろくも押し流された形だ。
2011年3月13日夜、巨大地震発生後初の会見で、清水社長は「一番の問題は津波によって非常用設備が浸水したこと」と指摘し、今回の津波が想定外の大きさだったと説明した。想定の倍である10メートルの高さの津波が原子力発電所を襲ったのだ。

燃料を「冷やす」作業ができず
原発1 件では、異常が起きたとき、原子炉を「止めて」、燃料を「冷やし」、放射性物質を「閉じ込める」ことで安全を確保することになっている。福島第1原発1
件では、原子炉を「止める」ことには成功したが、燃料を「冷やす」ことができなくなった。「冷やす」ために水を送るための非常用発電機が作動しなかったからだ。
福島第1原発の1号機などには各2台、中には3台も非常用発電機が設置されていたが、今回は結局すべてが作動しなかった。詳細は不明の部分もあるが、非常用発電機自体が津波で水をかぶった可能性や、非常用発電機は「無事」だが発電機に連動する屋外ポンプが海水や障害物の影響で故障したため発電機も動かなかったという指摘が東電関係者の間で出ている。地震直後から津波襲来までの間は、非常用発電機は動いていたようだ。
原発の施設が地震の揺れで壊れたりしないよう、耐震強度を向上させてきたこれまでの取り組みは、津波によって「裏をかかれた」形だ。勿論、津波対策も従来から実施してはいたが、耐震強度の議論に比べ後手に回っていた観があることは否めない。
(続く)

東電サイトは、原発施設の「地震対策」の一環として「津波への対策」も紹介している。「過去最大の津波を上回る、地震学的に想定される最大級の津波を数値シミュレーションにより評価」し、「重要施設の安全性を確認しています」としていた。発電所の敷地の高さ自体も、「津波の最大高さ」からさらに「津波に対する余裕」を設定した上で決めているとも説明している。
東電サイトの原発関連の記述を読むと、「厳重な安全対策がとられています。このことにより、周辺に影響を及ぼすような大きな事故を未然に防ぐことが出来るものと考えておりますが(略)」、「考えられる最大の地震も考慮して設計しています」など「安全」をうたう記述が目立つ。
3月13日の東電会見では、「今後の津波対策などをして信頼を取り戻すのが大事だ」との発言も出た。しかし、当面は津波対策より他にやるべき喫緊の課題がある。14日11時すぎには、福島第1原発3号機の外側建物とみられる水素爆発が起きた。12日の1号機の水素爆発に続く異常事態だ。枝野幸男官房長官は、原子炉格納容器などの健全性を確認しているとして、「放射性物質が大量に飛び散っている可能性は低い」としている。
原子力は、非常に危険なものであって、一旦、大事故が起きると、人間の手では止められないものとなります。今回の事故でそれは明らかになっていますが、原子炉を止めても、核燃料は放射能を出して崩壊しつづけ、発熱を続けます。ですから、ずっと冷やし続けないと、大人しくしてくれないのです。放置すると、どんどん熱くなって、活動が活発化して、大事故を起こします。

ガソリンなどはそういうことはなく、閉じ込めておけば大人しくしてくれます。この違いが決定的で、これはどこをどうやっても変わりません。

ところが原子力産業は、この当たり前の事実を隠蔽するところからスタートしています。ですから、全ての言葉がおかしくなります。

この番組は見ておりませんでしたが、小出裕章氏をはじめとする京都大学原子炉実験所の「熊取六人組」の皆さんは、普通の言葉を使う研究者です。言葉を普通に使うと、異端になってしまうのです。

原子力関係で普通の言葉が通用しないことを明瞭に示しています。報道などの全ての原子力関係の言葉は歪んでしまっています。これでは、危機は乗り越えられません。普通の言葉を使うこと。これが今、目の前の危機から脱するための、第一歩でもあります。