ベルばら50大千秋楽 | 宝塚あんこの部屋

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ベルばら50大千秋楽を観劇して来ました。

泣くよ〜、泣く!


45の時と内容演出構成にほぼ変わりはありません。昭和レジェンド達がお笑いをとりつつ当時の驚異的大ブームのエピソード、歌。これに平成再演組のエピソードと歌。


21世紀組のダイジェストシーンとフィナーレ再現です。


昭和レジェンドでは鳳蘭さん、安奈淳さん、麻実れいさんが出演。鳳蘭さんは現役のミュージカルスターなだけに歌声が衰えておらずそのまま男役できそうな!声帯強し!


安奈淳さんも一時病気療養の時は歌声も歩き方も弱かったので宝塚100周年式典では銀橋を歩く時に怖いからと、「隣の背の高い子に『一緒に歩いてくれる?』と頼んだ」、その隣の子は凰稀かなめ様です🥰そんな安奈淳さんですが昭和花組オスカル様そのもののあのビブラートの澄んだ歌声も力強く鳳蘭さんと同じく衰えを全く感じさせませんでした。さすが!いつまでもショートのツレちゃん!一時期、横幅がありましたが、又スッキリされました。黒パンツスーツです。上着だけが長いのが気に入らん口笛


安奈淳さんが「愛の巡礼」を歌うとあの、あの、あの、中坊の時の足を挫いていたのに真夏のドエリャー暑い中、40回以上観劇に通った花組ベルばらをブワー!と思い出します。


まさに私の青春のノスタルジーを象徴するのが安奈淳さんなのです。あの当時も今の己の年齢になっても感じる保護欲誘うオスカル様です。女の子っぽいといえばそれまでですが漫画のオスカル様の根底にある物が読者の保護欲を誘う物なので安奈淳オスカル様は本質的に合ってる、と自分勝手ベルばら評論家あんこは思うのです口笛


普通丈のジャケットの白のパンツスーツも、綺麗な銀髪で前髪を立ち上げたオールバックなショートも実年齢に沿りつつ、変に若々しくしていないのが逆に若々しい感じで、いい歳の取り方の宝塚スターさんです。


麻実れいさんは…毎回黒燕尾なのですが、もうイイんでないかい?彼女ならドレスでも納得できるから次回からロングドレスで出て来て欲しいわ。ハリウッドスターのような雰囲気ある人だし。ただし、もう歌わんでネ赤ちゃん泣き口調も…だし、あれは元々おっとりした話し方だからのレベルじゃない。あまりにも歌のテンポが酷すぎる割に音が合うので生オケ??と思ったら最後にそう紹介されていた。さもあらん。録音だったらターコさんは歌えないと思うよ。


司会は平成再演組の今回の最上級生の日向薫さん。元華族のトップスターさんですわニコニコこんなに綺麗でスッキリした人だった?と思うほど綺麗でした。ハーフアップにしたままのロングヘアもなんも違和感なく短い白上着に空気感のあるパネルのようなヒラヒラがついた黒のワイドパンツ。男役声としては高い声だったのが女声として聞くととても良い声。歌までも「えええ?」と宝塚時代星組といえば「歌が…」な組でしたのに「誰や?これ?」と思うほどうまい!卒業したら歌が上手くなるってどんなよ〜??びっくり平成星組フェルゼンは家柄もバックにあってか、長身の日向薫さんは非常に姿よく品良い美しいフェルゼンでした。そりゃ、一国の王妃も不倫するわ、と思うような!チュー


歌の順番は昭和も平成も下級生順なので星組アンドレの麻路さきさんが平成組トップバッターです。麻路さきさんは歌もお変わりなく口笛黒パンツスーツ。


次が地元名古屋のトップスター!いっちゃんこと一路真輝さん!白いパンツスーツですが…ひどし。なんでこうセンス悪いんだか笑い泣き余計な装飾が多すぎて笑える。すっきりとした格好にしてくれよー。体型隠しすぎて逆に辛いで。歌はちと興奮気味なのか、現役のミュージカルスターのわりに安定していない歌声。なぜに??歌がうまい一路真輝さんという大前提がなかったら○タと思うべよキョロキョロ平成再演トップバッター雪組オスカル様。


3番目が平成再演の最後を飾った月組オスカル様の涼風真世さん。星組バージョンと花組バージョンで先にオスカル様役を演じてます。月組では自身のトップスターお披露目公演がベルばらでした。アンドレが役代わりで各組トップスターと天海祐希さん。「我が名はオスカル」を。全く歌声が変わってない!こちらも現役のミュージカルスター、さすが!


花組からは安寿ミラさん。路線スターでもなんでもなかったのに突然のオスカル役抜擢でした。その抜擢でアンドレ絶命シーンの台本になかった「いやーっ!」がファンの心を鷲掴みにしまして一躍トップスターにまで駆け上がった人ですネ。こちらも当時と歌声は変わらず。うまいのか下手なのかわからん。上が白のサテンブラウス(オスカル様風)、黒パンツ。お尻から白サテンのティアードが重々しくついてまして…これもひどい笑い泣きセンスの良いはずのヤンさんがなぜにーー??


で、平成最後は前述しました日向薫さんの歌になります。誰よ?この人と思うくらい歌がうまい…びっくり在団中、日向薫さん星組はトップコンビから3番手に至るまで4人とも歌がアカン組で長身のビジュアル担当組だった。それが誰ー???なんでこんなに上手くなってるの?


やはり男役声とそうでないのには声帯への負担が違うかな〜?在団中の男役声が地声に近い人達は退団後も声が変わらん。無理して男役声を作っていた人達は元の地声に戻ると無理がないから上手くなるものなのか??


何には変わらず下手なままの人もいるが…


声を作るという点では娘役も同じで、裏声で無理に高い声を出していたのが地声に戻ると上手くなるのか、この日のアントワネット役かつプリマドンナは白羽ゆりさん。在団中、歌がアカンかったのに…


日向薫さんと同じく、誰よ、この人なうまさだった!!アントワネットのアリアみたくな「青きドナウの岸辺に」は初演昭和アントワネットの初風諄さんの美しく力強いソプラノには勿論声の美しさで及ばないものの、良かった(何目線??)。歴代アントワネットの中で充分初風諄さんの跡を継ぐ歌だった。


品よく美しく愚かで平凡な女、という漫画のアントワネットに歴代の中でも一番近いタイプかも!照れ花總まりさんは気品高く美しいという点では合ってるが愚かで平凡な女というタイプじゃない。


愚かで平凡な女、そして恋に翻弄されるという点ではこの日のもう1人のアントワネット星奈優里さんもそう。ただ星奈優里さんは芝居後半の爆睡タイム牢獄シーンを担当した。ダイジェスト版なのに眠いぜ、やはりこのシーンは。フェルゼンは和央ようかさん。ボトックス入れすぎじゃないの…


首から下のスタイルが抜群なスターさんでしたが…世界的作曲家夫人となりまして、セレブ奥様してるのに現役時代よりも激痩せ。痩せすぎだわさ。なのに顔が大きくなってる。頭身バランスの良い人でしたのに、なぜに?


オスカルとアンドレのダイジェスト版担当は前半は彩輝なおさんと七海ひろきさん。彩輝なおさんオスカルは天使系小悪魔で可愛いです照れこの人も、誰や??と思うほど歌が進歩して!!びっくりよ!


七海ひろきさんは素敵ですわ。お兄様と呼ばれてます、あははは。現在NHKで放送しているアニメでは男っぽい妃候補を声優されてます。七海ひろきさんは声優さんで充分やれますわよ、うまいもん!照れ声がまたいいんです〜。


このダイジェスト前半は21世紀ベルばらで赤鬼青鬼と呼んでいたアホシーンで終わります。アンドレとオスカルがマントと同じ色の赤ブーツ、青ブーツで子守唄を歌って衛兵隊を懐柔させるという、アホ??なシーン。ダイジェスト版ではブーツの色は白でした。良かった、ホッ!


そしてダイジェスト版後半のアンドレとオスカルは凰稀かなめ様と緒月遠麻さんの同期コンビ!ラブいきなり今宵一夜シーンから始まるびっくり


凰稀かなめ様オスカルの色っぽいことよ。カスカスなオスカル様でこのシーンをすると内心笑えてくるあんこでしたが歴代の中で色気があるオスカル様は涼風真世さんと凰稀かなめ様バージョン。ショジョのオスカル様なので女の色気よりは少々カスカスでもいいけれど、全く女を感じないのも色気がないと常々思っていたので、涼風真世さんと凰稀かなめ様オスカル様は色気がありましたわ。でもどちらかというと2人ともにすでに男性を知ってるみたいな色気ですけど…


しかしこの日の凰稀かなめ様は化粧が変でした。メークダウンしとるがな!えーんあの線みたいなブルーシャドウ変よ。変!!オスカル様役だからと歴代ブルーシャドウにしてますけど、そのこだわりイランから!オスカル様はただただひたすら美人なメイクにしてほし。


今宵一夜から一気にバスティーユ陥落まで続きます。アンドレ絶命ゾンビシーンで宙組東京公演から追加したセリフ「私のアンドレ!」と言ってくれました。このセリフを東京公演で聞いた時は胸がズッキューンラブラブラブラブラブでしたわ。2014年にかなめオスカル様にとち狂って麻里子さんへ暑苦しい厚かましい感想メールを毎日大量に送りつけました。その節はご迷惑をおかけしました、麻里子さん笑い泣き


ダイジェスト版芝居の後はフィナーレダイジェスト版。凰稀かなめ様は女性版の「バラのタンゴ」。かっこいいお姉様で長身ばかりを揃えた男役を引き連れて踊ります。


「小雨降る径」では安寿ミラさんが亡き大浦みずきさんと踊るような振り付けで泣く😭


21世紀宙組バージョンの大階段男役総踊りベルばらオマージュでは初演月組アンドレの麻生薫さんから平成花組の大浦みずきさんまでをスクリーンに映す。なんかまたもや大浦みずきさんで泣く😭特にファンでもなかったのに、なんで??えーん素晴らしいダンサーだった。足音のしないしなやかな、そして何よりも品のあるダンスだった。


礼真琴さんや暁千星さん、舞空瞳さん、風花舞さん、素晴らしいダンサーは数々いた。が、亡くなったから、の贔屓目ではなくて大浦みずきさんの品格のあるダンサーはいない。


テクニックではなくて品格なのだ。


やがて幕が締まり、何度目かのカーテンコールで最後を締め鳳蘭さんが


「相手の立場になって思いやりと尊敬の念を持ち行動しましょう」みたいな事をいい、締めくくった。客席は宙組問題のことと反応し、万来の拍手喝采だった。


もっとストレートに言いたかったろうが、あれ以上には言えないのだろう。鳳蘭さん達の昭和の頃はトップスター、トップコンビなる言葉も存在せず、誰が主役かも毎公演ごとに大して明確でなかった。


ベルばら以降、戦略を変えたのだろう。トップスターという明確な主役を作り出し、やがて平成あたりからトップコンビというコンビ売りし始めた。それまではトップ娘役何2人という星組みたいなのもあった。


昭和花組ベルばらではトップスターが2人で相手役は限定でなかった。良くも悪くもその後の宝塚を根底から変えたのはベルばらと思う。ローカル劇団で知名度も低かった宝塚がベルばらで一躍全国区になり、日本中ブームになった。あの狂乱ぶりは今のヅカファンにはわかるまい。


おそらくこの日本で今も昔もあの宝塚ベルばらブームほどの日本中を巻き込んだ恐ろしいまでの狂乱ぶりは今後どの舞台、メディア、でも現れるまい。それほどすごかった。


元トップスター達と仲良く並び、ひそひそ話しながらクスクス笑う現役生の水美舞斗さんや凪七瑠海さん達を観ていて、令和の宝塚に起きた悲劇は一体どこからが発端だったのだろう、とふと思い、大好きな宝塚が今やパワハラの温床になり嫌悪の対象と化すことに、また泣けた( ;  ; )


次ベルばら60周年の時、歌劇団は存続しているのだろうか…