月組「消え残る想い」「Grande TAKARAZUKA110」 | 宝塚あんこの部屋

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先週土曜日午前の部、観劇。

花の道は桜が満開でした。


春の花々も!


1階センターブロック通路席でした。


月組の番になるまで待って撮った照れ


芝居「消え残る想い」脚本演出正塚晴彦。

久々の大劇場でのマサツカですね。

観劇した感想は一言「マサツカでした」口笛何年経っても、何を書いても「マサツカ」です。良くも悪くも、ですが。


今回のマサツカにありがちな「自分探し」はトップ娘役でヒロインアデーラを演じた海乃美月さんの役割。ヒーローのトップスター月城かなとさん演ずるユリウスと共に霊感者なのか、超能力者なのか、何事がの能力を持つ人役です。物体の残留思念を感じ取るのをサイコメトリーというそうですが…それ?


は、さておき

マサツカ芝居といえば前述の「自分探し」と主人公2人だけでダラダラ長いセリフ場面が必ずやあること。大概そのシーンで我慢の限界が来て撃沈してしまうあんこです。


今回、そのシーンが来るのを恐れて待ち構えていたので「ここ?」「あそこ?」と待ちくたびれたのかどのシーンがそうだったか、あまりにも2人だけのシーンが多すぎて用心しまくったせいか寝ないで観れました(笑)


話は16世紀のエリザベス1世とスコットランド女王メアリー・スチュアートまで巻き込んで壮大やら、盛り込みすぎやら、とは思いましたが、題名の意図はメアリー・スチュアートのネックレスであり、意図ハズレはないのはさすがマサツカ(上から目線はご勘弁を)。凰稀かなめ様さよなら公演の時の原田○脚本「白夜の誓い」の題名と内容が合っていないのに比べたら…!


しかしながら「メランコックジゴロ」で「和製ミュージカルを描かせたらマサツカが一番」と思うほどの場面処理の鮮やかさも曲やダンスシーンの処理もあまり目新しいものも、ミュージカルならではの楽しい場面も、なく困った時のストレート芝居ではあります。


マサツカの曲を作曲していた高橋城さんが亡くなられたので新しい作曲家さんと組みました。マサツカ歌詞の説明調で長ったらしく且つ曲が難解だが印象にのこる美しいメロディだった今までとは違い、今回の作曲家さんは美しいけれど印象に残らんものでした。全く記憶なしの曲。


そして今回のマサツカで特筆すべきは衣装が、衣装がマジにマシなもの、美しいデザインチックなものであったこと。マサツカときたらコスチューム芝居のはずなのに全くデザイン思考なしだったり、現代物ではトップ娘役の脚を太く見せるようなダサい足元やサイケチックというよりも田舎の萬屋で売ってそうなレトロ服だったり、男役はスーツ着せときゃ良いだろ、的なのが多かった…


それが今回は人が変わったかと思うほど衣装に力が入っとる!!びっくり登場人物達が同じトーンのしかも必ずやアースカラードレスを着るのはマサツカなのですがパステルカラー調までありました。このパステルカラーが好きなのは有村淳さん!と思い公式のスタッフ陣を確認するとやはりデザインは有村淳さんでした照れ


特に有村淳さんデザインが最大に活かされているのはトップ娘役の衣装の数々。「なんか他の芝居で見た」と思う使い回しと思う物も多かったけれど総じて美しく繊細な衣装でした。有村淳さんの特徴はパステルカラーでのトーン統一とレースとフリルブレード使い。今回もトップ娘役ドレスにふんだんに使われていました。過去やりすぎな物もある人ですが(凰稀かなめ様フランツ・ロートリンゲン←マリアテレジアの旦那、でのレースのうん○衣装)基本的に18世紀や19世紀の時代に忠実な衣装を得意とする人。美しい衣装でした〜。


トップ娘役の衣装が美しいと観劇してて寝ないのよ、私は!照れだから「マサツカ」だけど寝ないで観劇できたわ!爆笑とりあえず「金返せ」とは思わなかった。いつものマサツカにしたら割とわかりやすい物だったし、ようはサイコメトラーの2人が協力して英国王室に降り掛かった陰謀を止めた、というのが大筋。


胡散臭い人物達とネックレスの設定なのは間違いない。観客のツッコミところな役目は次のトップ娘役の天紫珠季さんのエイデン。曰く「メアリー・スチュアートが自分の子孫を呪うわけない」ってアレですわ爆笑その時のエイデンのセリフが小気味良いこと!客席で密かにウケてました爆笑爆笑爆笑


このエイデンのツッコミにタジタジとなるのが今回誰よりも目立ちまくり、活躍しまくり、影の主役だと思う悪役エゼキエル役の彩みちるさん。彼女の鍛え抜いたハリのある声が素晴らしい。非常に滑舌の良いセリフ回しは聞き心地良くストレスフリーです。申し訳ないけど2番手役で次のトップスターの鳳月杏さんよりも目立ちまくりでした。娘役の目立つのは良いですわ〜!爆笑爆笑爆笑芝居を面白くしますもんね!


この彩みちるさんエゼキエル、天紫珠季さんのエイデン、の2人がとにかく目立ち印象的。他はトップコンビといえど印象に残らず〜。私は一応月城かなとさまファンクラブの会員ですが…


なので話の筋はジコチューで自分探しのマサツカなのは相変わらずながら2人の大活躍で2人の場面は面白かった。あとはトップ娘役の衣装が良かった。ということで寝ませんでした。


ほぼ撃沈宝塚芝居で寝ないで観た、というのが私には好評価の基準ですわ、おっほっほニヤリ


ショー「Grande TAKARAZUK 110」はマジ眠い〜。眠い〜。印象に残んない。衣装も記憶にない〜。衣装の記憶は着こなしが大事。その点、女帝お花様、花總まりさん、星奈優里さんは非常に優雅に気品高く着こなしてましたわ。というか、2人は足音とか滑るように歩きドレスを捌いてました。この2人に近いのが花組のトップ娘役の仙名彩世さんでしょうか?後は…おらん。海乃さんは顔立ちも所作も現代的ですネ。


トップスターのさよなら公演でもあるからか、黒燕尾による男役総踊りがあった、ことしか記憶なし。マジに超ーーーー記憶薄いショーだった…「110」と謳っているので歴史トリビュートでもあるのか、と思えば無し。これからの宝塚を、と今までにない場面でもあれば…それも無し。


宝塚はショーがあってこその宝塚と思いますが近年印象的なショーは少ないです。それならばいっそオールドファンには懐かしい、新規ファンには目新しいクラシックショーにしたらどうよ、と思います。娘役が活躍しないショーは面白くない!!芝居もですが。


月組ショーは何度も寝落ちしてしまい、場面ワープが酷かった〜。


あれ?いつの間にこの人はこの位置は来た?


という感じで寝落ちから突然目覚め頭が混乱気味。頭垂れまくりの観劇となりました。


結論

宝塚ショーはもう要らん。偉大なるマンネリも無ければ衣装の楽しさもない。芝居だけでそれも1時間30分で収まるようにし、芝居2本だてにしろや。


前半芝居はトップスター達。

後半は3番手を中心とした若手で。


トップスターが大羽根だけ背負えばそれで満足よ…


はあああああああああ