お客さん・・元気になってね。 | 老上体育振興会

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50代女性の毎日の出来事を書いています。

こんちは。

今日は、曇り気味ですが晴れています。洗濯物、出しとけば良かった。

 

土曜日・・・私、ひとり出勤の日でした。

1月は、本当は ”自動車整備工場はヒマ”な時期です。

・・・が、ディーラーさんが無理やり ”初売り”や ”お年玉プレゼント”とやらをここ数年したおかげで しっかり忙しい時期となってしまいました(涙)。

 

まぁ、そんなこと愚痴っていても仕方が無く・・・お仕事があるということは、本当に有難いことだと思わなくてはいけない訳ですが・・・・。

 

・・・・で、土曜日 仕事が終わるころにお客さん(女性)が車の修理で来られました。

 

  「別に急いでるわけじゃ無くて・・2月でも良かったけど・・・」

 

エアコンの風が出なくなった・・ようで 「ガラスが曇るのよねー」といちおう困っていらっしゃいます。

事務所内で症状をお聞きして 車のカギをお預かりして 代車のカギを渡して外に出てお見送りしようとしても なかなか代車に乗られません。

 

  「あのね・・・・飼っていた犬が死んじゃったの・・・」

 

唐突に話しだされて・・・・。

50代ご夫婦の自営業さんで ご夫婦とワンちゃんで生活されていて 病気がちのワンちゃんで ウチに来られた時はずーーーーっとワンちゃんの話。

 

ウチのきなこをかわいがってくださって 来られるたびにきなこの顔をわざわざ見に行ってくださった。。。

 

  「きなこも死んじゃったよね・・・・」

 

ワンちゃんが亡くなってから夫婦の会話が減ってテレビばっかり見ていること・・思った以上に旦那さんが悲しんでいること・・生まれて初めて ”死にたい・・・”と思ってしまったこと(今はちょっとだけ元気になったこと・・)。。。。。

 

暗い外で話していたから はっきりは分からなかったけれど、目にいっぱい涙をためて 「あかん・・泣きそう・・」と言いながも ワンちゃんの話をされています。

 

 「あぁ・・・きっと悲しいことを聞いて欲しいんだろうなぁ・・・」

 

そう思えたので ”晩ごはん、遅くなってもいいや・・(笑)”と 話を一緒にしていました。

 

  「あんこさんは、きなこのこと乗り越えられた??」

  「はい。きなこはお客さんとも仲が良かったから・・。

   きなこの話をお客さんとすることで供養しています。」

  「私も・・そうなりたい。」

  「大丈夫。いつでも話をしに来てください。」

 

ほんのちょっとだけ元気になられたのか 「ありがとう。車、お願いします。」と言って 帰って行かれました。

 

大事なワンちゃんがいなくなってしまったことは悲しいですが、お客さん 元気になって欲しいモンです。