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MSB Freak

まぁ、適当に

とりあえず、にゃんかなお嬢の話でも

 2008年12月のJCBホールコンサートで初お披露目となった「チーム研究生」
 それまでも脈々と存在し続けていた研究生をチーム化したという、いまいちコンセプトのはっきりしない集団だったが、果たしてその立場は設立時点から混迷を極めている。


 チーム研究生設立の前段では7期生オーディションが行われ、10名以上の大量合格者を生み出していた。その上で、既存の研究生も含めた4~7期研究生による「サバイバルオーディション」が行われた。

 その結果が「チーム研究生」だった。


 つまり、既存の研究生でも「チーム研究生」に生き残れなかったメンバーがいた。それもけっこう大量に。生存率からすれば7期生の方が高かったのではないかというほどに。
(そもそも、7期生オーディションはチーム研究生への選抜を見込んでいたとすればわからないでもないが)


 それまでアンダーとしてレギュラーチームの公演にも数多く出演していたようなメンバーでも落選の憂き目に合った者もいる。正直、A5thは大丈夫かと思うほど、既存研究生はAKBを去ってしまった。


 そこまでして研究生を研究生のままチーム化させた意味はなんだったのか。


 現時点でそれは明確になっていない。別にチーム研究生にセットリストが与えられたわけでもないし、そもそもエースと見られていた小原が早々にチームBに移籍してしまったり、高城は直前にチームAに退避させられてしまったり、逆に早乙女がチームBから降格してきたり、メンバー編成も安定していない。


 もしかして、マネジメントとしては研究生の整理をしたかっただけで、チームとしての構想はNO PLANなんてことはなかろうな、と疑いたくなってしまうほど。

 ただ、実際のところコアとなりそうなメンバーは見当たらない。


 実力は未知数。地雷は多数。
 今のAKBで流されていったら・・・本気で危ない。

 元々は1期生チームAの(ある意味で)中心メンバーだったが、チームBの結成に際して移籍した浦野一美。不安の残るチームBのテコ入れだったのだろうが、彼女の心中は穏やかでなかったはず。
 元々女優志望を口にしていた彼女にとって、確実にマスメディアに近いチームAから離れることは、後退することは夢の実現から少なからず遠ざかることを意味していた。
 賢明な彼女であればそれに気づいていたと思う。


 だが、ひとつの光明はあったのだ。


 チームKでもいえることだが、「1軍の末端よりは2軍のトップ」という選択肢がある。
 その当時、素人集団でしかなかったチームBにあって、ステージ経験もメディア経験も積んでいる彼女がいいポジションを取れることはほぼ確定的であった。


 事実、CinDyは渡辺麻友と共にチームBの二大巨頭として先頭を走っている。
 劇場公演では大車輪の活躍で、歌・パフォーマンス・MCの全てにおいて地盤であり先頭でありという千両役者っぷりを発揮している。(ここではあえてダンスについては目をつぶることにするが)


 だが、想定外の事態も起きている。
 飲み込まれてしまったのだ、チームBに。
 幼さが全体に残るチームBの雰囲気の中、彼女はある意味チームKにおける大堀よりもオバサン的な位置に立たされている。
 しかも一人レベルの違うという事実は、彼女の「保護者パート」をますます強めることにもなっている。前述のとおり、チームBはまだまだ個々のレベルが上がってきていない。その状況において、浦野のポテンシャルはますます際立っているのだが、なんと一部では「成長できていない」という指摘を受けてしまうほど「チームB化」は深刻に進んでいる。
 
 また、オールラウンダーとしての能力も一部裏目に出ている。
 突出しなくなっているのだ。全ての部分に登場してしまう彼女は、公演の中でもポイントがないという状態に陥っている。
 なかなかCinDyメインのユニットが与えられなかったのも彼女の立場とスキルがゆえ、ということなのだろう。


 ただ実際問題、チームBではたった一人というレベルでTVにも舞台にも出ている。念願だった女優業にも開眼し、ドラマのレギュラーも獲得してしまった。
 それでもなかなか爆発の予感がしないのは何故なのか。


 もしかして、彼女自身がもう「AKB48チームBのCinDy浦野」という役割に安寧としてしまっている部分があるのではないか。
 ホームであるチームBではいろいろとイジられつつも、愛されるお姉さんでいられる。が、ひとたび外に出れば年齢的にもキャラクター的もシビアな立ち位置にいる新人タレントその1でしかない。AKBINGO!にすら呼ばれないのは何故なのか?という疑問はきっと彼女自身も感じているし、もしかしたらその答えも彼女は知っている。


 その現実に気持ち負けしているんじゃなかろうか。


 ホームであるチームBもこれからますます過酷な状況に陥っていくことは確実。
 その状況下で彼女が夢をかなえたいというのであれば、それ相応の覚悟が必要だ。いつまでもシンデレラ症候群ではいられない。諸々の状況は彼女に決断を迫っている。


 「チームBのCindy浦野」から一人の「浦野一美」へ
 心がきれいな人にしか見えないとかいう、その頭上のティアラをブチ壊して現状脱却できるのは自分自身でしかない。

 久々に泣けた。
 ノゾフィスこと川崎希がAKBを卒業する。卒業後はアパレルブランドを立ち上げるそうな。
 元々、ファッションには並々ならぬ思いを持っていることを隠さなかったノゾフィス。それだけにアパレルブランド立ち上げという話は信憑性を持っているような気がする。


 だが、最近のAKB卒業・降格フラグを見ると素直に信じられない。


 ノゾフィスはAKBのシアターデビュー以来、ずっとトップを張ってきたメンバーである。10年桜まではほぼ全てのシングルで選抜になってきた。AKBINGO!だって、ほとんど皆勤だ。それくらいトップスピードで突き進んできたAKB起爆剤の一人なのだ。


 そのノゾフィスが何故このタイミングの卒業なのか。


 ひとつには、AKB48が新たなフェーズに入っていることの証明であるような気もする。
 10年桜の選抜に選ばれなかったのは卒業が決まっていたからなのか、選ばれなかったことを契機に卒業を決断したか、それはどちらだかわからない。
 ただ、今後は各シングルの選抜メンバーの編成が、その後のAKBのマネジメントを表すようになるという、また別のスタンスを持つということをファンも認識しなければいけないのかもしれない。


 とはいえ、とにかく寂しい。


 ひまわり組のセカンドメンバーを支え続けたのは誰か。
 AKBにグラビアという道を切り開いたのは誰だったか。
 A5thの開幕当初、レギュラーメンバーが休みまくる状態を支えたのは誰だったか。


 AKBの進展においてノゾフィスの貢献度はあまりに高い。それを思う度に寂しさが募る。


 ひとつ、象徴的なエピソードがある。

 ひまわりセカンド「夢を死なせるわけにいかない」公演の千秋楽。
 異例のオールセカンドメンバーによる千秋楽という状態に見舞われたシチュエーションの中、思いもよらない大盛況公演が行われていた。
 その締めコメントを任されたノゾフィスがこう叫んだ。


 「夢が死なないように頑張りました!」


 そう、ひまわり組というセカンドメンバーにとっては苦難の歴史。気を抜けばくじけてしまいそうな状況の中、誰よりも彼女たち自身の夢が死なないように必死に駆け抜けた時間。そんな思いがあったかなかったかは定かでないが、ノゾフィスの叫びは確実にみんなの胸に届いたはずだった。


 そんな彼女がAKBを去る。

 ヲタの独りよがりな想いとしてもらってかまわないが、ひとつお願いがある。


 AKBINGO!で彼女の卒業SPを組んでもらえないだろうか。


 卒業が他にないくらい軽く扱われているAKBにおいては異例といえるかもしれない。でも、彼女にそれくらいの花道を準備してあげてもいいのではないか。そう思うのである。


 大堀ヲタの筆者からすると、めしべ1万枚企画のときに泣きながらサポートしてくれた彼女は、ある種のAKBの柱であるような気がするのだ。

 そういう粋な演出、ちょっとだけ期待しています。