宵々山コンサート'79 映画「八月十五夜の茶屋」 | 京都市 左京区 会社員 (現在 嘱託社員)

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新聞への投書採用分または投書原稿を紹介します。「これは、知ってほしい」「考えてほしい」「感動したこと」いろいろです。よろしくお願いいたします。2013.10.26.(2015.10.19.改定)
 

「宵々山コンサート'79」最終回です。




先に淀川長治さんの講演の様子をご案内しましたが、その時にさりげなくお話しされた、「映画に出演したことがある」との事でしたが、淀川長治さんが映画に出演されていたなんて初耳でしたから、本当にそんなことがあったのかと思いました。


お話しの中で話されていた映画

映画「八月十五夜の茶屋」

とは…




ありました!




その映画とは…

1956年に制作 12月に公開されたアメリカMGMの映画「八月十五夜の茶屋」です。

(日本での公開は1957年1月)


予告編をご覧ください


MOVIE WALKERによりますと…


ヴァーン・スナイダーのベストセラー小説から、「上流社会」のジョン・パトリックが脚色したブロードウェイのヒット劇、日本においても東京、歌舞伎座で上演され好評を得た。


映画化に際してはMGMと大映が提携し、長期日本ロケにより製作された。ジョン・パトリックの脚本から「明日泣く」のダニエル・マンが監督、「悪の対決」のジョン・アルトンが撮影、「上流社会」のソール・チャップリンが音楽を夫々担当。


沖縄音楽はカナイ・キクコ、舞踊振付けは、藤間万三哉と日本のスタッフ。


主な出演者は「野郎どもと女たち」のマーロン・ブランド、「必殺の一弾」のグレン・フォードに大映の女優京マチ子が主演する他、「オクラホマ!」のエディ・アルバート、舞台で同役を演じたポール・フォード、「六番目の男」のヘンリー・モーガン、日本側から根上淳、清川虹子などが顔をそろえる。


なお映画解説者の淀川長治氏も出演している。


ジャック・カミングス製作。


と、ありました。🤔




マーロン・ブランド、グレン・フォード さらには

京マチ子 さんが主演でした。





そのパンフレットを

ヤフオクで手に入れました。照れ





米軍占領下の沖縄の物語

でも、堅苦しいものではありませんで、コメディでした。





1956年(昭和31年)

シネマスコープ





DVDも…買いました。照れ

楽しみに再生してみると…。驚き


日本語の字幕が付いていません…。びっくりうそーーー!




ふむふむ…、「字幕付き」になっているはずなのに…。🤔 英語の字幕付き… 笑い泣きあかんやん!





で、以前日本向けのVHSも販売されていたようでしたが、今は廃版になっていまして、オークションで見つけましたが、かなり高額な価格で販売されていました。これでは、とても買えるものではありませんでしたからあきらるしかありませんでした。

どなたかお持ちでしたら、見せていただけないかなぁ〜。ショボーン (語学力のなさが露呈しております)



そのうちに、映画の字幕を翻訳しながらでも鑑賞しましょうかね…。



ま、いいっか…

あ、そうだ!    "💡"   




原作本がありました‼️

新古品を購入しました。


占領下の沖縄で、その地域を受け持った軍人さんに、芸者さんの贈り物が届き、四苦八苦。

お茶屋を作ると言う壮大な計画を、のんびりとした背景とともに、ゆったり、まったりと流れていきます。


日本語でいやか?と聞いて、「いやだ」と答えるときには「はい」と答えますが、それは英語だと、「NO」と言わないと伝わりません。

そう言う行き違いがコミカルに描かれていきます。



でも、これはフィクションで、1945年当時の沖縄の様子を描いたものではありません。


アメリカの占領下に置かれた沖縄の苦悩については、別の資料で勉強しないとダメですね。


戦前までの沖縄では花街があり、特定の旦那さまにかこわれた芸者さん達が、街を作っていた地区があったようです。


上原栄子 著 「辻の華」

琉球の尚真王時代(1526年)に始まり、420年もの長い歴史を持つ沖縄の遊郭「辻」。


を読み始めました。


奥様も公認のお妾さん達が住んでいた街。

そんな街には、旦那さんがつく前の女性や、貧しさから売られて来た女児達が居ました。


これらは、また別の機会に。




さあ、映画の話しに戻りましょう。


淀川長治さんの出演しているのはどこだろうと、DVDを早送りしながら見ていきますと…



ありました。照れ


左のヘルメットに甚平姿な米屋さん

京マチ子さん扮する芸者さんに…





「さ、さ、こちらへ…。」

と、案内しています。





「こちらに用意が出来ています。」






「さ、さ、どうぞ。」






「暑いでしょう。」

なんて、ほとんどアドリブだと思いますが、あの軽妙な語り口はそのままな淀川長治さんの声が聞き取れました。





「さ、さ、こちらへどうぞ。」

と、道案内をしていました。

(左に立っている女性は清川虹子さんです)



淀川長治さん、講演では「嫌だいやだ」と、おっしゃっていましたが、なかなかどうして、様になっているではありませんか! 爆笑



私が産まれる前、昭和31年に、奈良や京都などで撮影されたとのこと…。沖縄の物語なのに…。

やはり、いろいろ制約があったのかもしれませんね。


原作は読みましたし、日本人のセリフは日本語で収録されているみたいですから、おりを見てゆっくりとDVDを鑑賞することにいたしましょう。

コメディですから、気を楽にして、観てみることにしますね。


以上 淀川長治さん、映画初出演の様子をお伝えしました。




さて、「宵々山コンサート'79」


レコード2枚組 約120分の録音は、CD💿一枚へ、カットしながら、それでも雰囲気は壊さずに約80分に集約させて保存させていただきました。


これがそうです。

くしくも、編集終了は八月十五日でしたね。


もちろんMP3プレーヤーにも取込みまして、通勤中に聴いたりもしています。照れ




ではでは またまた

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