言いようのない感情、行き場の無い表現、そんなものを抱えて、複雑に泣いた。抽象的で頼りない何かを、私はいつの間にか遠ざけたかも知れない、閉ざしたかも知れない。遠ざけてごめんね、閉ざしてごめんね。でも、嫌ったりしないよ。もっと土足で踏み込んで、私の過去も未来も現在も、ぐちゃぐちゃにしちゃってよ。一緒にぐちゃぐちゃになろうよ。私他人にぐちゃぐちゃにされた心くらい、自分の部屋みたいに簡単に整頓できるから。どうかそんなに謙虚に生きないで。謙虚に生きる人間は迚も尊くて好きですが、尊すぎて消えないか心配です。あなたが生きることを望まないのなら私はそれ以上の生を求めないけれど、それでも生きて居て欲しいという私の理想の話はします。それはあなたがどうのこうのってことでは無いよ、私が言いたいから言うの、欲求を満たしたいのだから黙って聞け。あなただって、死ぬことで自由になりたいという欲求を満たしたいのだろう。あなたは私に何か求めてるでしょう。その何かとは一体何。そして何故私を選んだ。私に話してよ。そして私に得体の知れないあなたの影を守らせてよ。痛いなら痛いと言え、叫びたかったら人目を憚らず叫べ。そんな教育はもうありません、どこか凶暴で機械的な教育システム。人並みでなきゃいけない、出る杭は打たれる。でも打たれても打たれても特別で居たいじゃない。前に居なきゃ、変で居なきゃ、でもそれを意識する者に天才は無い。どうせ天才じゃないのだから、自分にプライドなんて持つのを辞めて、和々して座って待とう。大人が変わるのを。あ、あなたも私ももう、大人か。