こんにちは、 あにめを です✨
今回は「君の顔では泣けない」(著:君嶋彼方)について、読んだ感想を語ろうと思います😊

 題名が好きすぎる〜😊








 ↑ あらすじです✨

 いわゆる、男女入れ替え ものです。きっかけは15歳のプールの授業。坂平陸(さかひらりく)が友人の田崎(たざき)とふざけ合ってたら、同じクラスの水村(みずむら)まなみを巻き沿いにプールに転落。そして、二人は入れ替わり、陸は “まなみ” として、まなみは “陸”として、人生を歩んでいくのだが、、、

 が、だいたいのストーリーです!

 描写が丁寧で、特に女性という体の不便さが主に書かれてました! 
     読んだことない方はぜひ!





⚠ネタバレあり⚠ ネタバレを食らいたくない方は閉じてね☆ 生理の描写が生々しいです。不快に感じる方は注意





 物語のはじめ、違和感がある文章が多く登場するんですよ。

 女性の視点だが、あれ? ってなりました。

 私は二人はもう元の体に戻ってる設定で読み始めてたから、違和感が生まれました(笑)


 


まぁ、坂平くん結婚したのわりと早かったもんねー。いつの間にかお母さんにまでなっちゃって



言っとくけどな、お前な、さっきからところどころ女でてっからな


 など。あれ?女の人の喋り方が男っぽく、男の喋り方が女っぽくて、少しパニックになりました(笑) だけど、読むと少しわかるようになりますが、二人はまだ戻ってない。


 つまり、15年間相手の体で生きてきたということになる。



 もう二人は30歳になり、それぞれの人生を十分に歩んできた。物語は30歳になった時点からで展開! 


 結構興味深いです!



 小説は基本的に第1章、第2章が多いが、30、29などの数字になっている。最初は元の体に戻るまでのカウントダウンだと思ったが、27になったと思ったら、また30というようにカウントダウンではなく、年(年齢)のことのようでした!



 二人は1年に一回、7月に異邦人という喫茶店で会うルールが有る。その約束を、まなみ視点で書かれた物語に登場するまなみ(陸の体のまなみ)のセフレ相手の女の子が “織姫” と呼んでました(笑)



 個人的には、女の人の不便さが丁寧に描かれていた事に驚きました。


 生理の痛みや血の表現、股から流れる感じが見事でした! 


 入れ替わったら、能力もその本人(その体の持ち主)のままっていうのが多いが、本作はそうじゃないところも面白かった。 陸は運動神経がいいが、まなみの体になった途端に動きにくくなったとか。まなみは成績はいいほうだが、まなみの体になったからといって、陸が頭が良くなるではないところ。陸はサッカー部だが、まなみが陸の体になってもうまくドリブルができない。など。少し分かりづらくて、すみません💦 


 しかし、その後、陸はまなみの体で試験に挑んだら、いつもより成績が良かった。まなみは逆にうまく頭が働かないとの発言。どうやら、能力は多少残るっぽいです😢


 

 物語は陸(まなみの体の陸)視点で進みます。



 まなみ(陸の体のまなみ)の方はうまくいってるが、陸はうまく “まなみ” として振る舞えない、、、 陸は罪悪感で “まなみ” として大事に生きて行くことを決意。


 


 二人はどんな方法でも試してみたが、結局は戻らないまま。



 陸はまなみとして、化粧、出産、男女の関係持つ様になる(実際、友人だった田崎と、、、)。


 陸は初体験の際、客観的に考え事をしていて、結構生々しい感じです。


 まなみの方は自分の体でセクハラを受けているのが許せなくて、殴ってしまう事件をつくってしまいます。不覚にも、私はこのシーンで笑ってしまった(笑)




 二人はうまく振る舞うつもりだが、ついに陸の方から感情が爆発。自分の本当の方父親が死んでしまったことも重なってか、まなみと激しい言葉をぶつけるようになる。自分が本当の陸だということを打ち明けようとしたが、まなみに止められる。それ以降、連絡途絶える。

 陸は自分のイニシャルが入ってる万年筆をゴミ箱に捨ててます。


 2人にとって、万年筆は大事なものであり、お守りみたいなもの。



 陸は涼と結婚し、妊娠。入院を初経験した陸は不安に襲われる。まなみとして生きるために捨てた万年筆が実は涼が拾い、お守りとして、陸のそばに渡す。再び手に万年筆✒️を持った陸はまなみに電話をし、本音を晒すんですよ。☺️


 お互い相手として生きてきて、もう15年になるが、諦めてるわけではないが、現実を受け止めて生きていこうとする姿に胸がうたれました😭


 最後に二人は学校のプールに忍び込んで飛び込む。二人はその後元の姿に戻ったかどうか書かれてないが、個人的戻ってたら嬉しいが、物語の流れ的には戻ってないと考えてます🙂(あくまで私の感想です!)



 最後に「アナザーストーリー〘Side M〙」の短編があり、まなみ視点で描かれてます。いつもポジティブだが、実は不安だったことが描写されていて、本編と合わせと読むとまなみというキャラがまた違うイメージが生まれると思います! 



 実は完璧に演じてる “陸” を演じてるまなみだが、実はそうじゃない。 陸の弟の禄(ろく)と友人の田崎には見破られています。

でも作中咎める様子もない。本人たちはもしかしたら、咎めてほしかったのかも、、、

 読むのが辛かったです。本当の兄は、娘は “自分” なんだよ と伝えることができないもどかしさ、、、😢 入れ替わるとは こういうことだと感じました。



 二人はどんな理由で入れ替わったのかが、結局は明かされませんでした。結構、文章に注目しましたが、、、 この疑問は読者の想像に任せるということでしょうか?





 心に残った文章を紹介したいと思います!


     期待しなければ裏切られない。望んでも願っても何一つ帰ってこないのなら、最初から期待などしなければいい。そう何度も自分に言い聞かせていても、でもいつも期待してしまう。


p.131


 お互い体を交換したら、家族も失ってしまう。諦めようとしても諦めきれない。そんな文章だと思いました!


 私も相手と関わる時、見返りを求めずに関わりたいです! それでも、見返りを求めてしまうんですよ、、、 自分の醜いところです(笑)



 本作は男女の入れ替わりは十分に楽しめると思います!




↑ 映画化の予告



 少し分かりにくい感想になってしまったが、最後まで読んでくださりありがとうございます🙇