こんにちは、 あにめを です☺️
今回は「また、同じ夢をみていた」(著:住野よる)を読んだので感想を語ろうと思います!
かなり読みやすくて、少しSF要素がある作品なのでまだ読んでない方はぜひ!
住野よるさんと言ったら「君の膵臓を食べたい」がものすごく話題になりましたし、もう何年も前になってしまうがアニメ映画化もされていました。
もう本格的に夏になりましたよね(笑)。もう立ってるだけで汗がだらだら🥵 嫌になるね~(笑)
熱中症に気を付けて今後過ごしていこうと思います!
あらすじ
主人公は小学生の女の子、小柳奈ノ花(こやなぎなのか)ちゃん。とっても賢い女の子である。同じクラスのメイトの男子をよく見下しており、友人は学校にはいない。
「人生とは○○ようなもの」と言うのが口癖(笑)。作中では「人生はかき氷みたいなものね」的な(笑)。友人は「アバズレさん」と、「おばあちゃん」だけ。学校ではほとんど図書館ですごし、放課後にアバズレさんの家とおばあちゃんの家に行くのがルーティン。
ある日の放課後、「アバズレさん」と「おばあちゃん」の家を訪ねるが、なんと2人とも不在。そのため、いつもは通らない道に奈ノ花ちゃんは行くことに決めます(笑)。そこには四角い石の箱のような廃墟があり、屋上でリストカットをしている女子高生「南さん」と出会う。これが南さんとの出会いです。 南さんはなんと小説を書いていました! 奈ノ花はそれを自分がいま読んでいる本を読み終わったら読ませてほしいと頼むが南さんはなかなか承諾してくれません(笑)。また南さんは奈ノ花ちゃんのことを「ガキって呼びます(笑)」。
またここで奈ノ花ちゃんは小説家になりたいって言う夢をしれっと打ち明けてます!
これで友人は彼女(黒猫)、アバズレさん、おばあちゃん、南さんに増えました!
この物語の核心部分「幸せとは何か?」。学校の授業で奈ノ花ちゃんは隣の席の子、桐生くんと話し合います。桐生くんは絵がとってもうまいが、よく隠し、奈ノ花ちゃんは「みんなに見せればいいのに」といじけます(笑)。奈ノ花ちゃんは自分で答えを出すためにアバズレさん、おばあちゃん、南さんに相談。授業参加での発表があるため。
奈ノ花ちゃんはものすごく楽しみにしていたが、なんと両親いけないことに、、、奈ノ花ちゃんは両親に怒りをぶつけてしまいます。
まだ仲直りしていないとき、奈ノ花ちゃんは南さんのところに行きます。どうやら南さんも過去に両親とケンカしたことがあることを打ち明けます。
一方奈ノ花ちゃんはものすごく南さんが書いた小説に感動します😊
ケンカしたことを南さんに話したらなんか南さんの様子がおかしい、、、 とにかく両親に仲直りしてほしいと強く要求する、、、 南さんは後悔している。両親と仲直りできなかったこと。自分はここで涙がうるっときました、、、 自分は後悔の気持ちを描いてる描写に弱いんです、、、
奈ノ花ちゃんはしぶしぶではあるが両親と和解する事を約束します(笑)。幸せとは何か?という奈ノ花の問いに「自分がここにいていいって、認めてもらうこと」と南さんは答える。
仲直りしたが、授業参加には来ないと思っていた奈ノ花ちゃんは、まさか両親が来るとは夢にも思っていませんでした。両親が無事に授業参加に駆けつけてくれたんですよ😊。ものすごくほほえましい😊 でも幸せはまだ何か決まってないと答えるはずだったが、両親が来るとは思わず「幸せは今ここで両親がいること!」的なことを口走ってしまうんです!
でもそれ以降は南さんと会わなくなる、、、同じ街に住んでいるはずなのに、南さんが着ている高校生の子すらみかけないという、、、廃墟の建物も壊される、、、
奈ノ花ちゃんはアバズレさんに頼まれ、スーパーでスイカを買ってるときのこと。ある男の人がスーパーで万引きをして取り押さえられてる現場を目撃してしまう。隣の席の桐生君は、父親が身に覚えのない万引きの疑いをかけられたことで、クラスメイトからいじめを受けるようになってしまいます、、、。つまり、捕まったのは桐生くんの父親。奈ノ花ちゃんは彼を庇って馬鹿にする男子に言い返しますが、「小柳さんが一番嫌いだ」と言われてしまいます😣 さらに、桐生くんを庇ったことで奈ノ花ちゃんもクラスで無視されるようになってしまう。でも奈ノ花ちゃんはきっとつらいはずなのに強がります。また、萩原くんっていう男の子にも仲が良かったが無視されるようになります。しかも桐生くんの父親の噂を流した張本人っていう(笑)😠
でもやはり傷ついた奈ノ花ちゃんは「アバズレさん」の家を訪ねます。
アバズレさんは「誰かのことを真剣に考えることで心が満たされる(=幸せ)」ということに気づいたと話します。でも奈ノ花ちゃんは桐生くんのことを真剣に考えた結果が、クラスでは無視されるという結果に。さらに誰ともかかわらないで生きていくといじけるようになる、、、それでもアバズレさんは奈ノ花に対し、アバズレさんはかつて傲慢で孤独だった「ある女の子(=過去の自分)」の夢の話聞かせます。 励まされた奈ノ花が、桐生くんの名前を口にした瞬間、アバズレさんは動揺し、なぜか奈ノ花が教えていないはずの「奈ノ花」という名前を呼んで泣き崩れる、、、
翌日、奈ノ花ちゃんは桐生くんの家を訪れ、「幸せについて一緒に考えよう」と話し合います! その言葉に心を動かされた桐生くんは、奈ノ花ちゃんと一緒に学校に行き、無視するクラスメイトやその空気に立ち向かいます!
桐生くんの件は解決したが、奈ノ花ちゃんの周囲に異変が、、、なんと、アバズレさんの家には別の男が4年前から住んでおり、さらにおばあちゃんの家や、おばあちゃん自身、いつもついてきた黒猫までもが最初から存在していなかったように消え去って、おばあちゃんの家の場所がただの草原になってしまいます。学校のひとみ先生にこの不思議を相談している最中、奈ノ花の視界が歪み、「ここで終わりか」と自覚します。
ここでどういうこと?って思いました(笑)。続き読めばわかるが、夢に関連しています。
すべては、大人になった奈ノ花が、かつて見ていた「少女時代の夢(記憶)」でした。 大人になった奈ノ花は、鏡の中にアバズレさんの面影が。実は、奈ノ花が出会っていた「南さん」「アバズレさん」「おばあちゃん」の3人は、すべて「別の選択をして異なる人生を歩んだ、パラレルワールド(未来)の奈ノ花自身」だった⁉😶。
つまり
南さん⇒高校生の頃、周囲を拒絶して事故(あるいは自殺)で亡くなった奈ノ花。
アバズレさん⇒周囲を馬鹿にして孤立し、自暴自棄な大人になった奈ノ花。
おばあちゃん⇒桐生君と結ばれ、幸せな人生を全うしかけている老年の奈ノ花。
アバズレさんたちは、少女時代の奈ノ花が自分たちと同じ過ちを繰り返さないよう、助けるために現れてくれた(夢を通じて)存在で間違いはないと思う(笑)。奈ノ花が桐生くんと向き合い、未来を変えたことで、彼女たちは役割を終えて消えていったとういうこと。
幸せなまま大人になることができた奈ノ花は、おばあちゃんの家に飾ってあった絵の作者――「live me(逆から読むと『em evil=えみいる(あなたを殺す)』」というサインを使う画家になった桐生君からプロポーズを受けるという、最高の幸せを掴んで物語は幕を閉じるハッピーエンド! この後どうなったかは薔薇の下で(=内緒)らしい(笑)。
※「live me(逆から読むと『em evil=えみいる(あなたを殺す)』」のことについて
(AIのジェミニと一緒に考察しました。)
em evilはフランス語だそうです。「あなたを殺す」という意味もあるが「(心を)激しく揺さぶる、震撼させる」という意味ももっているらしい。
つまり、桐生君が使っていたサインは、意味の裏返しということ⁉
そのまま読む⇒「live me」(僕を生かして、僕と共に生きて)
逆に読む⇒「em evil(えみいる)」(あなたを殺す = あなたの心を激しく揺さぶる)
桐生くん傷ついた過去があるが、同時に奈ノ花ちゃんも傷つけたことがある。でも奈ノ花ちゃんが諦めずにドア越しに声をかけてくれたおかげで、彼は救われた。
彼は「奈ノ花の心を激しく震撼させてしまった(えみいる)」という過去の罪(裏)を背負いながら、同時に「これからは奈ノ花と共に生きていく、僕を生かしてくれた彼女に捧げる(live me)」という愛(表)を込めて、そのサインを使い続けていた、、、
ものすごく素敵なプロポーズ!😊
印象に残った文章orセリフ
人は、悲しい思い出をなくすことは出来ないの。でも、それよりたくさんのいい思い出を作って、楽しく生きることは出来る。なっちゃんの笑顔は、南さんや私にそうさせてくれるくらいの素敵な力を持ってるよ
p65~66 おばあちゃんのセリフ
思い出って良い出来事をいうのだと思ってました。でも、おばあちゃんは悲しい出来事も“思い出”と呼んでます。悲しい出来事を忘れることは出来ないですし、自分もフラッシュバックして一人で落ち込むのが日常茶飯事(笑)。でも出来事は起きたことはもうしょうがない。そのあとどう生きるかで人生が変わると自分は思いました。
「だって、作家って言う人達は、物語を読んだ人達の心に新しい世界を作るから作家っていうんでしょ? それなら、私はまだ作家じゃないけど、南さんはもう作家よ。私の心の中に、それは素敵な世界を作ったもの」
p83 奈ノ花のセリフ
奈ノ花ちゃんは仕事と物語を紡ぐことは別だと考えている。小説だけじゃない。どんな事、仕事もそうだと思います。小説かってものすごく立派な仕事です! いつも素敵な世界を届けてくださりありがとうございます! まじで感謝しています。物語があるから自分はここまで歩いてこれたと感じてます(笑)。
「いいか、人生とは、自分で書いた物語だ」
「推敲と添削、自分次第で、ハッピーエンドに書きかえられる。いいか、別に喧嘩しちゃいけないんじゃない。でも、喧嘩することと仲直りがセットだってこと、あの時の私には分からなかったんだ。でも、お前はかしこいから、分かるはずだ。お母さんが、授業参加に行けないって分かった時、お前と同じくらい悲しかったこと。一緒に遊べないのが、お前と同じくらいに寂しいこと。それでも、お前に大好きな料理を食べさせるために働いて働いて、その中で、お母さんがお前と夜ご飯を必ず一緒に食べてくれることの意味。お父さんが誕生日には必ずお前の欲しいものを買ってきてくれることの理由を、分かってるはずだ」
P90~91ページ 南さんのセリフ
両親のことで喧嘩したこともある。でも大体すぐにケロッとなる家庭です(笑)。喧嘩するから仲直りが存在する。仲直りは喧嘩があるから存在する。切り離せない。また、人生は自分で決めることも大事だが、同時に相手のことも考えることでもあると自分は思いました。
「色んな、色んな幸せがあるのよ。最近色々なことがあって、色々な人達から幸せとは何か、みんなの見つけた答えを聞くの。南さんは、許されること、アバズレさんは、誰かのことを考えられること、桐生くんは、友達がいること。どれも、みんなの幸せなんだと思う。だけど私の中の幸せは全部をちゃんと言い表した幸せはまだ見つからないし、どれか一つを選ぶことも難しいの。人生とは、お弁当と一緒よね。」
p228 奈ノ花のセリフ
幸せの形はみんな違って皆いい。作中でも触れてましたね(笑)。自分の中にもたくさんの幸せが詰まってる。無理に答えを探そうとしなくてもいい。むしろ死ぬまで分からないし、死んでも分からないかも。
人に決められるものでもないですし、、、。また今は多様性の時代だが、押し付けてるように感じてしまうことがあります。でも幸せは押しつけられない。自分が幸せだと思えばもうそれは立派な幸せです! それだけで誇れる!!
いいかい、なっちゃん。人生とは。
全て、希望に輝く今のあなたのものよ
p256 おばあちゃんのセリフ
おばあちゃんが考えた人生。これは作者が一番伝えたかったということじゃないでしょうか? ありきたりって思えるかもしれないが、そういうもんだと思います(笑)。変に回りくどいこと、しゃれてることをいうとなんか響かないですし(笑)。
感想・まとめ

